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自己紹介。

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2017年から1年間書いたブログをこちらで書き直したもの。 僕の人となりを知ってもらえたら。
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2019年6月の記事一覧

自己紹介9。

自己紹介9。

日々増え続ける予約の中、少しずつL'ASでの仕事にも慣れてきた。3ヶ月もすれば鳴り続ける電話にも免疫がつく。

仕事量は相変わらずだが、スタッフが増えた事もあり、段々と兼子シェフとのコミニケーションも良くなってきた。

働き始め1年が過ぎた頃。

当初L'ASで働くのは2年と決めていた。働き始める時に兼子シェフともそう話していたので、そろそろ次のステップをと思っていた矢先、兼子シェフから話を頂いた

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自己紹介8。

イタリア料理からフランス料理の世界へ戻る。

その為に1つ必ずしなければならない事があった。

自分の未熟さ故に、飛び出すように辞めてしまった『Edition Koji Shimomura』の下村シェフへの謝罪だ。

お店を辞めてから2年半がたっていた。

当時分からなかった事やシェフの想いが少しだけ分かるようになった気がするのは、自分の経験値が少し増えたからだろう。

自分のとった行動がどれだ

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自己紹介7。

カウンターのレストランにおける楽しみとは、食事自体は勿論のこと、シェフや大将と話が出来ることもプライオリティーが高いだろう。

コの字型のカウンター。目の前で料理が出来上がっていく様は、胸躍る瞬間だ。

料理人は得てして会話が苦手な人が多いが、後藤シェフは会話がとても上手く、お客様の心を鷲掴みにしていた。

料理で胃を、会話で心を掴む。

料理だけではない、人としての力、人間力が大切だとこの時実感

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自己紹介6。

自己紹介6。

ひょんな事から働き始めたイタリア料理店『Biffi Teatro』コの字型のカウンターが囲むオープンキッチンの劇場型レストランだ。

今は珍しくなくなったが、当時はここまでオープンキッチンのお店はそう多くなかったと思う。

今までクローズドキッチンで働いていた僕は初めてのオープンキッチン、しかもカウンターにかなり戸惑っていた。

話す事自体は苦手ではなかったが、調理作業という『所作』には見られると

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