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慶應文学部合格者読書リスト(入門編 )【偏差値40台中高一貫校からの挑戦】

慶應文学部合格のために重要なのは小論文でしっかり得点することです。
小論文といっても勝手に自分の意見を述べるのではなく、哲学的な内容の課題文を読んで要約し、その上で課題で問われることに答える形式です。
その内容がめちゃくちゃ難しい!哲学の背景知識がないと結構厳しいと思います。
でも高校生が哲学書読む機会なんてなかなかないですよね。
それにどんな本を読めばいいのかわからないですよね。
そこでまず高校1年、2年生にお勧めの入門書3冊をご紹介します。
実際に小論文が決め手の慶應文学部推薦入試合格者のリーディングリストなのでご参考になるかと思います💪

14歳からの哲学 考えるための教科書

著者 池田昌子
発行者 株式会社トランスビュー
慶應文学部で哲学を専攻された池田先生がエッセイタッチで語りかけるように書かれた哲学入門書。まず哲学のコンセプトを知るために役立つ入門書です。
(内容)
人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。

高校からの哲学入門 心と頭を鍛えるために

著者 服部 潤
発行者 上毛新聞社
東大哲学科卒の筆者が高校生向けに書いた哲学入門書。倫理の教科書ではサラッとしか書いてないことをより掘り下げてくれているのでわかりやすいです。西洋近代の観念論やカントの道徳哲学、ベンサムやミルの功利主義についても詳しく解説されており平易な言葉で書いてあり読みやすいです。
(内容)
「倫理」を選択していない高校生や、「倫理」を学ぶことなく高校を卒業してしまった人たちのために、哲学や倫理学の基本を解説。自らの世界観や人生観を築くための参考となる哲学入門。

まんがでわかる福沢諭吉学問のすすめ

著者 齋藤孝
発行者 あさ出版

最後にちょっと息抜きになる一冊をご紹介します。
慶應といえば福沢諭吉。その著書を読んでおくことは必須です。
でもなかなか原書を読むのは難しいですよね。
とりあえず概要だけでも知りたい方は漫画本をお勧めします。
「声を出して読みたい日本語」で有名な齋藤孝先生が本文を書かれています。

(内容)
「天は人の上に人を造らず~」という一節はあまりに有名ですが、この書籍を通じて福沢諭吉が伝えたかったいちばんのメッセージとはいったい何か?それは「学ぶことの重要性」です。
学ぶことで外の世界を知り、欧米列強の圧力下に負けない人になってほしい。自分の足で立てる「独立心」を養ってほしい。それこそが福沢諭吉の思いだったのです。
同作には現代社会に生きる私たちにとって、
学ぶ姿勢から社交の大切さまで社会人として生きるために必要なことがたくさん書かれています。

慶應文学部を目指している高校1年、2年生の方々は是非読んでみてくださいね。

次回は、より実践に近い哲学書をご紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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