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一緒に心理学を勉強!アンダードッグ効果【100日後に死ぬワニ】

どうも、KOUです。

今回の心理学勉強シリーズは「アンダードッグ効果」についてです。

■アンダードッグ効果とは

簡単にいうと・・・頑張っている人って応援したくなっちゃうよね!

アンダードッグ効果とは、勝敗や投票の結果予測で、不利な状況にあると報じられた方に同情票が集まり逆転勝利につながる現象のこと。
アンダードッグの名前の由来はそのまま「落ちた犬」ということですが、「川に落ちてしまってもがいている可哀想な犬」を助けたくなるという逸話によるものです。
日本では「負け犬効果」や「かませ犬効果」なんて言い方もされます。

ポイントはただ負けている状況にあればいいというわけではなく、一生懸命頑張っている姿という点。

プロ野球の試合よりも高校球児の甲子園の方が好きという人がいるのもこのアンダードッグ効果によるものですね。

そして、多くの人が「100日後に死ぬワニ」のワニくんを支持していたのもこのアンダードッグ効果によるもの。
100日後に死ぬと分かっている状況=弱い立場にいるものであるからこそ頑張れ、死んで欲しくない!という思いがみんなの中に生まれたわけです。

■実験

ハーバード大学が学生181名を対象に行われました。

A社:情熱や熱意はあるけど、業績はあまり良くない
B社:特に努力しているわけではないが、業績は良い

この2つの会社の品質も価格も同じような商品があった時にどちらから買いたいかというもので、Aの方が圧倒的に多いという結果に。

本能的に一生懸命に努力しているのに報われていないことに対して不快感を感じるため、目の前の人が直面している状況に同情して応援したくなる
というわけです。

■活用法

同情作戦というとなんだか卑怯な感じがしますが強力なので活用しない手はありません。

∟恋愛編

「涙は女の武器」なんて言葉がありますが、あれは的を得ているわけです。

いつも頑張っている姿を見ているのに時折見せる弱い部分、そこにグッと惹かれる!と。

いつも泣いていると「あぁ、いつものか」や「めんどくさいやつ」というレッテルを貼られかねないので普段は一生懸命なのが大事

別に涙を流せというわけではなく、弱い部分を晒け出すのも時には必要ということです。
ついでに、晒け出すことによって相手に「返報性の原理」が働き、相手も深いところを自己開示してくれる可能性が高まり距離が縮まります。

∟ビジネス編

一生懸命さをアピールしてファンにするということですね。
そこで有効なのがストーリー。

この商品を作るまでにこんな苦労があって、うんたらかんたら・・・
って聞いたらそっか、そんなに頑張って作ったんだなって感情移入して選ぶ理由になります。

また、一生懸命さ=可愛げだと思います。

あいつ結果は出してるけど飄々としているよな
よりも
あいつ結果はまだ出てないけどいつも頑張っているよな
の方が気にかけてもらう可能性が高くなって、色々教えてもらえ上に引き上げてもらえる可能性が高まります。

ここ、自分の弱いポイントって認識してます・・・

◆まとめ

圧倒的な凄さというのも惹かれるポイントかもしれませんが、その領域に達するまではきっと頑張ってもがいている状態。
そんな時にはアンダードッグ効果で周りに応援されながら頑張るのもいいのではないでしょうか。

では。

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