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染まるよ

「流行」「トレンド」って言葉が大嫌いだ、
別に否定をしたわけではないけど
世間の波に流されていない人間を「イケてない」と分別される事が大嫌いなのだ。
要は好きなことには好きでいたいだけのだ。
好きでもないことに時間も興味も費やすことはできない。
毎日を心地よく生きるためには好きなもので囲まれて生きたい。

タピオカもマリトォッツオもYOASOBIも呪術廻戦も要らない
コーヒーとラルクエンシェルで十分

半年で話題が消える流行りのアニメ、一年で有線から消える音楽、
三年経てば行列がなくなるお店、三十年経てば一周してくるファッション。
その時初めて知った流行語大賞。
世が絶賛するのだ、もちろん素晴らしものばかりだし時には心揺らぐこともあるさ。
数字で見てわかる結果は大正義なのだ。
でも私がそれらに興味を示す頃にはもう別の何かが流行っていて、
流行について行けてないというイタチごっこになる

偶然にも運良く好きだった音楽や漫画が
何かとタイアップしたりヒットして世間の間で話題になることもある。
先見の明があると感じるも、その先に待ち構えている残酷な言葉は
「まだそんなの好きなの?」である。ムカつく、爆発しろ。

好きになったタイミングが世間とズレることは「イケてない」んだ
みんなが好きだったから好きだなんて寂しくて曖昧な気持ちはいらない。
私は俗に言うテレビを見ない若者代表だと思う。
芸能人分からなずぎて職場や友人との会話に?を示したことなど数知れず、
漫画好きと公言はするけどアニメ化した流行りの漫画を読む訳では無い。
好きなものは一生好きでいたい性分だし、拘りは無いけどプライドはある。 

周りの話題についていくためにアンテナを立てる労力なんてものは無い。
世間に染まる事ができない「イケてない」私にとって、
いつだって染まることのできる器用な人間を
無個性だなと思いつつも、実は私は堪らなく羨ましい。
だって、それは何色にでも染まることができるのだから。
誰にだって愛されることができるのだ。

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