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世界と、出会いなおす


「最近、何をしているの?」と聞かれると少し困ってしまう。

1月末にがんの治療が終わり、2月に復職。8月に1年半ほど勤めた会社を退職し、今は撮影とSNS運用、事務サポート、ミュージアムショップスタッフの仕事をそれぞれ3社で働いている。合わせて週4程度。週1日は、気になっていた場所に行ったり、人と会ったり写真を撮りに行ったりと、個人としてのインプット、アウトプットに使っている。

そのまま事実を伝えればいいと思うのだけど、どうしても自分の中で、「ただフラフラしている人だと思われてしまうんじゃないか」。というか実際そうなんじゃないか、という気持ちになって、人に伝えているうちに自信を失ってしまっていて、上手く喋ることが出来なかった。



理由があってこの期間を過ごすことにしたのだけど、うまく言語化が出来なくて、答える度に苦しさを感じる。まだ始まったばかりで何もやれていないからかもしれないけれど。

今まで長く同じ仕事についてきたとか、選んできた仕事に一貫性があるとか、何か芯や、成し遂げたいことがあるとか、そのようなことであれば良かったかもしれない。

ただ僕は大学卒業から何度も仕事を変えたり、ほとんど働いていない期間があったり、新卒以外正社員で働けていなかったり、興味があって始めたこともさまざまなきっかけで離れてしまい、人に胸を張って語れるようなことを持っていない。
いつも必死で、その場において自分にとって必要な選択をしてきたからこその今だと、そう思っているはず。それでも、仕事の面において、「自分には何もない。」とよく感じていた。

ただ、今はその気持ちが、ほんの少し和らいできた。それは自分の中で、今をどういう期間として過ごすかが、ある程度明確になったからだと思う。

「世界と出会いなおす」ための期間


今に、そう名前をつけてみた。「世界」とは、自分が見ている世界のこと。
これまで生きてきた中で、作られてきた世界。26年間色んな経験をしてきた自分に何もないはずがない。

それでも今そう思ってしまっているのは、希望を持って始めたことが、上手くいかなかった。そのような経験(主にコロナ、病気、仕事において)を多くしてきてたことによるものだと思う。

それに慣れてしまい、過去の経験を思い出したくなく、昔興味を持っていたものに関わらないようにすることが増えるうちに、世界への期待が薄れていって、ぼんやりしてしまっている感じがする。

「世界をどんなところだと思っているか」は、生き方にとても影響するものだ。

そんな自分も、今も全く世界に期待にしていないなんてことはないし、今も心動く瞬間はたくさんある。落ち着いて考えると、とても恵まれていると思う。

それでもこのようなことをよく思ってしまうのは、過去に充実した体験を多くしていたと自認していることも影響している。

過去について

僕は大学生までの期間を、アクティブに過ごしていた。特に3年生までの間は、NPOでのボランティアチームの運営を中心に、大学、バンド、複数のバイト、1人旅、イベント企画、地方でのインターンなど、興味があったことにとにかく関わっていた。そこでは今思えばしんどいことも多かったし全てが上手くいっていたなんてことはないけれど、人と縁にも恵まれて、充実感のある日々を送っていた。

たくさん夢を見ていて、自分には色んなことが出来る。そして、「世界をいい場所であると信じている」そういう時期が続いていた。その時は人に自分の話をするのも、話を聞くのも大好きだった。

それが就活と、新卒に入った会社での挫折(適応障害)から、大きく変わっていった。その後もどこで働いても上手くいかず、「世界は怖いところだ。」少しずつそう思うようになっていった。

大学生特有の楽観さとか、さまざまな要因があるにせよ、その元気だった過去の自分とのギャップに苦しんでいる部分が、多くある。だからこそ、その期間を思い出すものに深く関わらなくなっていた。

だけど、折に触れて自分の興味関心を探ってみると結局、興味のあることは今も大学生の頃と大きくは変わっていなかった。それを、本当は関わりたいのに過去のことを気にして避け続けることは、寂しい。

そして、分かりやすいものではないにしろ、今の自分の方が好きな部分もちゃんとある。身の回りの人との関係がとても好きだし、色んな痛みを知った分、想像力が少し養われたと思う。

その自分で、改めて今、世界を出会いなおしたい。その過程で、自分が何を感じるかを知りたい。多分、もっと、自分は生き生きとしている時間を増やしていける。
「しんどい部分も本当に多いけれど、それでも世界は素敵なところだ。」そう思えるようになっていきたい。

そのために今、このような期間を過ごすことを選んだ。

過去、心惹かれてきたもの、時間を使ってきたもの。

フットワーク軽くいられる今だからこそ、以下のような様々なことと関わってみたい。

・北欧
・英語、海外の方との交流
・海外に住む、働く
・一人旅
・お店選び
・ボランティア運営、NPO
・環境活動
・地域での活動
・公園の活かし方
・ものづくり
・移住
・自主イベント企画、運営
・良いチームで働くためのあれこれ
・チームで良いものを作る
・ワークショップ
・ファシリテーション
・対話
・コーチング
・ケア
・場づくり
・写真撮影、印刷
・動画撮影
・音楽、演じる、ステージに立つこと
・インテリア、植物
・食器、日用品
・暮らし全般
・農
・音楽、演奏
・読書、本屋
・エッセイ
・インタビュー
・コーヒーを淹れる
・お店で働く、お店をやる
・街のホテル、ゲストハウスで働く、つくる

今、改めて見つめ直したいこと

そして最近は、普段当たり前にやっていることも、やり方を見直してみている。その中でも新しい発見が多くある。

・人とのコミュニケーション方法について
・日々の習慣
・人へのお願い(リクエスト)の仕方
・お金について
・時間の使い方
・写真の撮り方
・情報収集の仕方
・表現、発信の仕方
・素敵なものの記録の仕方
・仕事の進め方
・服の選び方

やってみたいと思っていること

そして具体的には、まずは以下のようなことをやってみたいと思っている。


・過去の経験の棚卸し
・興味があるものにとにかく関わる。お客さんとしてでも
・noteでの発信を定期的にする(今月から)
・Instagramの投稿を週1回以上にする(今月から)
・移住した友人に会いに行く(まずは11月)
・ZINEをつくる(11月まで)
・撮影を個人の仕事としていくつか受ける(年内まで)
・インタビュー、ライティング(年内に講座やWSに参加)
・友人のみを招待したイベントを開く(年内)
・写真展かポップアップショップを開く(来年秋まで)
・引っ越す(来年中)
・ワーホリに行く(30歳まで)

もちろん、まずは始めたばかりの仕事に誠実に関わりたい。どれも新しい仕事で慣れず余裕もないので、上記全てに力を注ぐことは難しいだろう。
また、書いた以外の新しいものごとに興味を持つ可能性も多々ある。

それでも日常の中で、あるものは深く、あるものはゆるやかにでも、今の自分で関わる時間をつくっていきたい。

「欲張りすぎだ。」「その歳になって。」「何も捨てれない人は、何も得られないよ。」「周りの人は、もうずっと前に進んでいるよ。」「前も同じようなことを言っていなかった?」「上手くいかず、また同じことを繰り返すんじゃないか。」

興味のあること、やりたいことを書いていると、自分の頭の中の一部の自分が、こういう言葉を発してくる。きっと過去の自分がかけている呪いの言葉。

ただその言葉の裏側にあるのは「誠実に、自分を活かしていってほしい」という想い。難儀するだろうけど、目的は一緒なので、上手く付き合っていきたい。その一歩として自分の頭を整理するためにもこのnoteを書きました

漠然としたものに見えるかもしれないけれど、こういう節目に心情を書くのは久しぶりで、とても緊張しながらも公開することにしました。

読んでくださってありがとうございます。
最後に、お願いがあります。

僕のことを知ってくださっているみなさんへ


撮影が必要な場に、お気軽にお声がけいただけたら嬉しいです

まだまだ実績と経験が足りないので、様々な場で撮影をしてみたいと思っています。スケジュールにも限りがあるのですが、基本的に今は交通費のみで撮らせていただきたいと思っています。今の自分を残したい。友人やパートナーと写真を撮りたい。またイベントや、記事など、少し良い雰囲気な写真があったら嬉しいなあという場面で、お声がけいただけたら嬉しいです。また、皆様がどのように撮影を進めているかを知りたい気持ちもあり、アシスタント、お手伝いなどもぜひやってみたいです。



興味がありそうなこと、お気軽にお誘いいただけたら嬉しいです

この記事で興味のあることを色々書きました。自分でも情報を集めながら進みたいと思いますが、お仕事、イベント、お話でも、何かあれば、気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。もちろん僕からもアプローチしていければと思っています。

お願いを書きましたが、これからも仲良くしていただいたり、あたたかく見守っていただけたらそれほど嬉しいことはないです。これからもよろしくお願いします。

長いnoteを読んでいただけただき、ありがとうございました。


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