カラダのこわばり_緊張は成長を妨げることもある

カラダのこわばり・緊張は成長を妨げることもある

梅雨の気温低下注意報を書きました。
今日はなんだか東南アジアの空のようでした。
ちょっと雲が多いのに、青空から覗く強い日差しは真夏。
車で移動していると、日差しの強さを実感します。

日本も年々、空模様が東南アジアっぽい空気を感じさせる日が増えています。
バンコク、マニラと足裏診断、親子面談など行う中で、日本での生活との違いなどをコラムに書き、そのコラムに加筆修正して、東南アジアだけでなく、毎日の生活の中で使える「こどものからだケア」をまとめています。
東南アジアのような気候になりつつある日本でも、同様のケースが増えているなぁ、と感じることも多いです。

幼稚園の親子面談で、このコラム冊子の内容を一部コピーしてお渡しすることがあります。
足裏カルテ配布後の面談で多いのは、「ハイアーチのケア」、「気管支炎・ぜんそく、アトピーなどのケア」「おねしょ」「便秘」などです。
それぞれ、冊子には通院しながらできること、薬で症状を抑えるだけでなく、少しずつ減らしていけるようなカラダの土台作りを伝えています。
全部で25本のコラムです。

1    足裏から見る子どもの体
2    足裏の「メカノレセプター」と子どもの成長
3    サンダル靴で歩き続ける?
4    内股と体の不調の関係
5    靴減りで性格がわかる?
6    子どもの成長と歩き方
7    脳を鍛えるには運動しかない!
8   浮き指と猫背の関係
9   足裏と子ども靴の選び方1
10 足裏と子ども靴の選び方2
11 足裏と子ども靴の選び方3
12 子どもの体に十分条件を!
13 勉強と運動の関係を足裏から見る
14 「速く走れる」土台作り
15 運動不足の解消と靴選び
16 足の成長と男女差
17 体のアクティブラーニング
18 きょうだいと自律神経の成長
19 なぜおねしょをするの?
20 乳幼児期の便秘とこわばり
21 ぜんそく・気管支炎と肋骨の柔軟性
22 中耳炎と体の土台
23 入園・入学と呼吸のこと
24 緊張・こわばりと肌
25 皮膚がゆるむ、デトックス

ハイアーチは、本当にいろんな背景から起こっており、きょうだいみんなハイアーチの3人、という事もあります。

ハイアーチで私たちが気をつけているのが、「緊張」です。
毎年の足裏診断のカルテにも書いていますが、今まで見てきたお子さんは、みんな「股関節のクッション性が低下している」のです。
このクッション性は、関節可動域とも言えるのですが、単なる可動域、としてみると見落としてしまう、骨盤と股関節のセッティングなんです。

筋力優位で、クッション性が低下しているケースが多いため、割と頑張り屋さんで筋肉に力を入れ続けてしまっている場合が多いです。
中には、ぎゅっと力を入れる事が当たり前になっていて、骨の成長を妨げているケースも。

そして、ハイアーチのお子さん達によく見られるのが、靴が合っていない、というケース。

足幅が細めのお子さんも多くて、特にかかとが小さめで、靴がスポスポ抜けてしまう。
それを脱げないように、足裏をぎゅっと丸めてバランスをとっているお子さんもいらっしゃいます。

ハイアーチのお子さんこそ、靴選びに注意しましょう、とお伝えしています。理想的なのは、紐靴。
我が家の娘は、小1から紐靴でしたが、1年生の間はマジックテープで登校。
理由は、昇降口で立ったまま、早く靴の脱ぎ履きを迫られた、という理由。
本人は、それを気にしなくなってから、紐靴にチェンジ。
靴感覚を早いうちから共有してきたので、脱げそうな靴を嫌がります。

幼児期のうちに靴感覚は身につけておきたい事の一つです。
「心地よい靴」を選ぶ「感覚教育」だと思っています。

そして、無駄な力を入れないレッスンも感覚教育として実践し、それも「からだ教育」でお伝えしています。
この無駄な力を入れている、いない、というのは、毎日の繰り返しからわかる事。

続きで、この「無駄な力を抜く」ということを書きたいと思います。
こどものからだ事典 その2の足裏の「メカノレセプター」と子どもの成長
の内容を一部公開する予定です。

6/13のママのためのからだ塾・オンラインは、こんなお話をしていきます。
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