内股歩きだった私が、お母さん達に伝えたいこと
世界中のママに伝えたい! 心身のアウェアネスナビゲーターこつばんママです。
5/16開催のzoomオンラインセミナーは、「成長とスポーツ」のお話をしていきます。
今回は、骨盤先生・平山と二人でお話していきます。
8年間の足裏測定、そして親子面談を積み重ねていく中、
「感じたことはカラダに表れる」
という体験を、たくさんのママとお子さんを通して教えてもらっています。
教科書を通して学んだこと以上に、事実起きていることは尊いことで、
心の奥底には、「本当に安心して生活ができる世界観は、自分自身で創ることができると伝えたい」という思いになっていきます。
今回、リクエストがあったので、「成長とスポーツ」を取り上げていくのですが、スポーツは、平山の専門分野です。
骨盤先生自身は、ずっとスポーツの世界に携わり、日本では馴染みのなかったスポーツトレーナーという分野に足を踏み入れたのも早く、
学ぶ場所がアメリカしかない、とアメリカに行ってしまった話を何度も聞いています。
昔は、幼児期からいきなり専門的なスポーツを行うなんてなかったんですよね。
野球とバレエ(バレエをスポーツに入れたのには理由があります。)
くらいかな。
私自身の幼少期を思い出すと、運動系の習い事といえば、
男の子が野球、女の子がバレエが主軸だった気がします。
今は、本当に色々あって・・・
男の子は野球、サッカー、ラグビーが主流かな。
女の子はバレエ、新体操などかな?サッカーをやる女の子も増えていますね。
発育発達の観点から言うと、専門的なスポーツを行うにあたり、
保護者、そしてコーチをする方に向けて、これだけは知っておいて欲しいな、と言うことがあります。
幼児期は模倣の天才です。
これは、私自身のエピソード・・・
小学生の頃に遡ります。
私、こつばんママは、内股歩きでした。
その内股歩きだった理由は、身体的特徴と心理的要因が積み重なり、
結果的に内股歩きになっていたんです。
セミナーでもよく、このエピソードをお話しています。
私には、4歳違いの妹、5歳違いの妹と二人の妹がいます。
5歳違いの妹が、内股歩きを注意したら、だってお姉ちゃんの真似してるだけだ、と言う話があるんです。
私が6歳、妹が1歳。
私が内股歩きがどのくらいひどかったのかがわかると思います。
整形外科では「バレエでもやらせて」なんてアドバイスがあった当時のこと。私はバレエをやれば内股が治るかも?と信じていたように思います。
バレエは習わせてもらえなかったのですが、フィギュアスケートがやりたい!と冬場だけの限定で習い事をしていました。
(本当に今思い返すと、3人の育児をしていた母は、習い事の送迎がどれだけ大変だったのか・・・感謝は言葉では言い表すことはできません・・・)
私の内股歩きを見て、真似た妹。
この「意味」をはっきりと理解したのは、関節機能を学んだ時です。
なんで内股だったのか?
上記にリンクを貼った記事にも書いておりますが、幼児期からの内股には、いくつか理由があります。
内股には大きくわけて、3種類あります。
股関節そのものが内股になっているケースAと、
股関節はそうでもないけど、凝り固まっていて可動域が狭く、
足首が内向きになってしまうケースB。
AとB混合のCタイプも有ります。
ちなみに私はCです。
このC以外に、先天的な障害として、内股になっているお子さんもおります。この先天性の内股は私の範疇ではないので、整形外科の先生にお任せしております。
大人になってレントゲン写真を撮って知ったのは、いわゆる障害のギリギリのラインではあったと言うこと。
しかし、小学生の頃に整形の先生は「問題ない」と言う判断でした。
身長に対しての骨盤の幅は、実際に狭めです。
アンバランス、と言うのが正しい言い方かと。
しかし、そのアンバランスが、骨盤と股関節のセッティングの問題だと知ったのは、夫である骨盤先生・平山に出会った時です。
当時、本当に「この股関節何?こんな複雑な動きしているの見たことがない!」と言われました。
そりゃーアスリートばかり見てきた骨盤先生からしたら、私の骨盤•股関節はひどいと思います。
でも、他人と比較をしたことがなかった私は、「知りたい、自分のカラダがどうなっているのかを知りたい」その一心で学び始めました。
当時のこと、こちらに書いております。
子宮内膜症になった時の骨盤の幅など計測しておけばよかったなーなんて思いました。
本当に骨盤が小さくて、太ももががっちり太かった。
カラダの流線バランスが「おかしかった」のです。
むくみ、だるさ、貧血などは毎日ずっとあるので、今、ちょっとあると不快症状になるので、緩和するケアをすぐにやっていますが、そのケアも、かなり単純で、「食う寝る遊ぶ出す」をやるのみ。
運動もかなり単純な動きしかしていません。
でも、翌日には楽になっている。
この今のからだに至るまで、本当に時間がかかってしまったけれど、
幼児期に骨盤先生がいたらな、、、って思った事がなんどもありました(笑
もっと早く出会いたかった、と言うのが正直な感想です。
実際は、骨盤先生が「気づき」のチャンスを与えてくれたので、今までの経験を繋ぎ合わせて、今に至るのですが、本当に遠回りして今に至ります。
だから、幼児のスポーツを行う時に大切にしてほしいな、と思うのは、
過度なトレーニングは不要、と言う事なんです。
関節の成長は、骨端線と言う骨の成長線が消えるまでは、身長が伸びるんです。
その身長が伸びている間は、関節のあたりの筋肉を柔軟に保っておきたいのです。
野球やサッカーなどやっているお子さんで、ふくらはぎがカチカチに固まっているお子さんによく出会います。
でも、股関節をゆるゆるとしていくと、ふくらはぎがふわふわに変化する様子をお母さんに経験してもらうと、「え?どうゆう事ですか?」と聞かれることがあります。
理由はとても簡単で、専門的なスポーツは、柔軟体操一つとっても「模倣」なんです。
関節の動きを感じることは度外視されています。
ただ動かすだけ、真似するだけ。
私のような股関節に先天的に問題があったら???
太ももはパンパンに張るし、真似っ子して無理やりカラダを動かします。
だからね、バレエ。
これが本当にリスクがあるんですよ!
幼児期からバレエを習っているお子さんたち、たくさん見てきています。
先日も、こんな記事を書いております。
12歳まで真剣にバレエを習っていた方の例です。ブログ記事から引用です。
先日、12歳までバレエをやっていた方の足を見る機会がありました。
その時に「お尻が大きいと思っていた」とおしゃっていたんです。
私もそう思ってました。
いいやじつは、その彼女もそうですが、骨盤自体が「狭い」「小さい」
なのに、無理やり足を使ってきたので、太ももが外側に張り出してしまったんです。
お尻が横に広がって見えるけど、実際は太ももが外側に広がっているだけ。その彼女はバレエで6歳からトゥシューズも履いていたそう。かなり無理な動きをしていたんですね。どうにかあのバレエの足、1番のポジションを作ろうと必死だったそうです。
外側には開けれるけど、内側の回旋ができない。
これ、バレエをやっていました、って方にすごく多いです。
内旋側に足が動かせないってことは、内腿使わないってこと。
そもそも、足は内旋〜外旋の繰り返しなんですから。
その彼女の脚を股関節の動きと、骨盤の位置を修正したら、
1番が楽に出来る!と。
そして、太ももが外側にモリッとしていたのに、スッキリ細くなり、まっすぐに。
膝が過伸展してしまうのは、ちょっと時間がかかるけど、
太ももは簡単だよ、とセルフコンディショニングもお伝えしました。
模倣の天才の幼児期こそ、「遊び」を真剣にやってほしいです。
スポーツであれば「ルール」を知るのは、早い方がいい。
しかし、その動きをそのまま行ったり、無理やりトレーニングをさせてしまうことには、関節の成長を妨げる要因があることを知っておいて欲しいのです。
バレエも同様です。
1番の足が重視されていますが、真逆の動きができていることが条件でもあるんです。
股関節はそもそも、いろんな方向に動ける関節なんです。
その関節の動きを、一定方向だけに動かすことが、成長の妨げになる、と言うことなんです。
だから、専門的な運動、一方の方向に動かす運動を行なっている方は全て、
その反対側にも動かしたり、関節を緩めていくレッスンを日常的にサポートしてあげてください。
5/16は、こんなお話を平山と二人で掛け合いながらお話していきます。
夫婦漫才のようになる可能性もありますが、どうぞお楽しみくださいね。
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