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#トヤマビト。Vol.11
富山には、自分らしくいきいきと活動する魅力あふれる人たちがたくさんいます。
知れば知るほど好きになる。
そんなトヤマビトたちとの出会いと発見を、みなさんと分かち合いたい。
第11回目は 青森県産 体操のお兄さん。
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NPO法人halea(ハレア)
代表 福原 渉太(ふくはら しょうた)氏
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▶ 体操と共に歩んできた道
青森県出身の福原さん。特技は体操!
小学生の頃から厳しい環境下で体操に励んできました。
体操の名門高校を卒業後、大学進学を機に富山へ移住。
大学では教育学部を専攻していました。
当時の将来の夢は?と尋ねると
教員にはなりたくないと思っていました。
両親が教員で、なんとなく同じことをしたくないなという考えで。
進路に悩んでいたころ、テレビで見たハワイ特集に心を惹かれ、
『海外で体操を教えたい!』と思ったそうです。
ただ体操の指導経験はなかった為、指導の勉強をしようと決めて、富山に残って体操クラブのお手伝いをさせて頂く事に。
そこでクラブの練習が始まるまでは、非常勤講師をしようと、面接に行った私立高校で常勤として誘われました。
そこで福原さんは学童保育という仕事に出会います。
▶ 起業の時代がくる…?
私立高校の採用時に「3年間は働いてほしい。利益を生み出せる黒字社員になれるのは3年が経ってからだからね。」と言われた福原さん。
この言葉を聞いて、絶対に1年目から黒字社員として貢献するぞ!って奮起しましたね。
同時に、3年で区切りをつけて次にステップアップするという目標を立てました。
社会人2年目の24歳のころ、目標の“ステップアップ”について真剣に考えはじめました。
いろんな勉強をしていた中で、漠然と
これからは“自分で創造する力”がないときついのではないか。
10年後くらいに起業の時代がくるのではないかと思っていました。
だから10年後に始めていては遅い。今から始めて、10年後には経験値で絶対に負けないようにしたいと思って起業の道を進みました。
そして2017年にNPO法人halea(ハレア)を起ち上げます。
(ちなみにハレアはハワイ語の造語!)
▶ ひとりの人に宛てて起業する
なぜ学童保育を選んだのか。
常勤講師を勤めていた私立高校が学童保育をしており、主担当者になって、現場をよく見ていたという。
学童保育は自由だしおもしろい。「生きる力を育む」というこれからの時代に必要な教育に可能性を感じるし。
現場を見てきた中で、学童に入れなくて困っている人を目の当たりにしました。
「なんでうちの子は入れないんですか」と電話口で泣く親御さんもいました。
福原さんはクラウドファンディングのCAMPFIRE創業者の家入さんの
『1人の人に手紙を書くように起業する』という言葉が好きなんだとか。
ひとりの人に宛てて起業する。
僕にとっては電話口で泣いていたその人に向けて起業しようと。その人1人でも学童に入ってもらえれば失敗じゃないなと思ったんです。
じゃあ、失敗がないんだからやろう!と思いました。
haleaでも体操を子供たちに教えているという福原さん。
私も先日初めてhaleaにお邪魔してきました。
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施設内を自ら案内してくれる子、興味深々に元気よく話しかけてくれる子、普段の様子を教えてくれる子。
とっても元気をもらえるひと時でした。
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ある子に「haleaで楽しいなって思うことを教えてほしいな」と尋ねると「鉄棒!!」と答えてくれました。
「私も鉄棒でいろんなことできるよ!」とお話しに入ってきてくれる子もいました。
さすが福原チルドレン…!!!鍛えられている!
(ちなみに私は逆上がりができません。)
▶ チャレンジとサポートの両立
とってもおもしろいと感じた言葉。
富山は、自分が社会の一部になっているということを感じやすいと思っています。
自分が行動を起こすと、富山が良くなるような。社会の役に立っているような。富山のいいところでもありますよね。
自ら行動を起こす人が増えて、そのチャレンジを支える人も増える環境が広がりますように。
実はHATCHやスケッチラボの運営メンバーにもJOINしている福原さん。
さまざまな角度からチャレンジしやすい環境づくりに貢献しています。
さらに福原さんはhaleaの他に“Labore(ラボレ)株式会社”を共同創業し、副代表を務めています。
Laboreでは『学生にキヅキとワクワクを』を理念に、
学生に社会との接点や経験を与えるきっかけづくりをしている。
私も日頃関わることが多いLaboreの学生インターンのみんなも、向上心が溢れ出ていてとっても輝いている印象。
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haleaでも、Laboreでも、未来のチャレンジャーをサポートする福原さん。
素晴らしいですね!
そんな福原さんはなにやらまた新しい挑戦を考えているそうです!
進み続ける福原さんに今後も注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
バックナンバーもぜひご覧ください。