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歴史を勉強するということ。「心弱きときの活性の糧」

私は、歴史を勉強することが好きです。

以前は、幕末を勉強することが非常に面白く、何冊も読みあさっていましたが、今は第二次世界大戦のヒトラー率いるドイツ軍に対抗する各国の動きを勉強しています。(みなさんご存知の通り、その時日本はアメリカと戦争を始めたので何とも悲しい気持ちにはなるのですが)

私は悲しいのですが固有名詞を覚えることが非常に苦手で、歴史の人物も地名も全く覚えられないため、何度も本を行き来します。

また、余談ですが人の名前も覚えることが苦手なため、初めて会う人とは自分の頭に定着させるために何度も名前を呼んでしまいます。

しかし、固有名詞を覚えられない代わりに、エピソードを記憶することは得意で、歴史の流れや人物のバックボーンは深く頭に入ります。

それでは早速ですが、記事タイトルの歴史を勉強することは、一体どういうことなのでしょうか。

もちろん、日本の歴史を勉強することは、自分のアイデンティティに関わることですので、良いことだと思いますし、世界の歴史を知る事も視野を広げたりビジネスにも使うことが出来ます。

それにふまえ、歴史を勉強するということは、もっと大きな良いことがあります。

それは「心弱きときの活性の糧」となることです。

こちらの素晴らしい言葉は、光人社NF文庫の帯に書いてある言葉なのですが、まさに歴史とは、心が落ち込んだときや弱くなってしまった時に勉強すると心に元気が戻り、これからも頑張ろうと前を向けるものなのです。

幕末の時では、外国からの脅威にさらされているときに命をかけて日本を守ろうとした幕末の志士たちがおり、太平洋戦争では特攻隊として若くして命を亡くした方もいます。

外国でも同じく、ヒトラー率いるドイツ軍が次々と侵略し、それを食い止めようとイギリスやアメリカの若い兵隊の血が多く流れました。

そんな先人たちの凄まじい体験を読むことで、こんなに多くの人たちが命をかけたものがあると活力が湧いてくるのです。

もし、中学校の時や高校生の時に歴史の授業がつまらないと感じている人は、もう一度勉強してみてください。

なぜあの時、授業中にもっと踏み込んで質問をしなかったのだろう。歴史を知ろうとしなかったのだろうと後悔すると思います。

昨今では、漫画キングダムがベストセラーになっています。

それはやはり、命をかけて戦うものたちからエネルギーを分けてもらえるからだと思います。

もしこのnoteを読んでいただいた方が歴史を勉強しようと思われたなら、まずは司馬遼太郎さんの本を読んでみてください。

司馬遼太郎さんの本は数多く出版されているので、どれを読めばいいか迷われるかと思いますが、まずは「燃えよ剣」を読んでみてください。

そして、この燃えよ剣が面白い場合は、新選組の本がまだありますので、こちらも続けて読んでみてください。

私は燃えよ剣よりも、新選組血風録の方が繰り返し読んでいるかもしれません。

新選組にいた人物たちが、美しく生きていたことが描かれているので、非常に面白く、また元気をもらえます。

この2冊を読み終わったら、倒幕派の本である「世に棲む日日」も読んでみてください。

こちらは、あの有名な吉田松陰と高杉晋作の話です。

激烈な人生を送ったこの二人がどのように日本の未来を憂い、守ろうとしたのかが描かれています。

これ以上書くと長くなってしまうので、歴史の記事はまた別の時に書ければと思うのですが、半藤一利さんの「幕末」も最高ですので、司馬遼太郎さん以外の本でもより俯瞰的に勉強したい方は、こちらの本もおすすめです。

本当に長くなってしまうので、この辺りで終わりますが、歴史を勉強すると言うことは、未来を考えるということです。

もし、このお時間がある方は久しぶりに歴史を勉強してみてください。

きっと、生きる活力になってくれると思います。

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