インフルエンザで苦悩したお正月 〜前,1日目〜
私は実家暮らしの極々平凡なサラリーマンである。
この度、待ちに待ったお正月休みがやってきた。
しかし、家族がインフルエンザを発症し、私にも感染したと思われる。
だが、待っていたのは『わからない』と言う死の宣告。
頭痛で眠れないので、これまでの経緯を適当に記録した。
意識が朦朧とした中書いているので、まともにチェックしていない。書き殴っただけだ。
序章
勤め先では国が定める有給消化5日を満たすため、平社員は1/4に有給を取るように指示されており、実質1/5までの8連休となっている。
しかし私は先方の都合で1/5は仕事しなければならない。現場に直行直帰するので、職場には行かないが、それでも7連休ある。
連休になったら毎回やっている事がある。
毎日の目標や課題を立てて、達成出来たかどうかチェックして、自分を律するようにしていたのだが。
しかし、今年は気力が湧かず無計画だった。
これが前触れかどうかは、神のみぞ知る。
休みに入って早々に、我が家に悪魔が舞い降りた。老人養護施設勤務の姉がインフルエンザに感染したと言うのである。
職務上、従業員がインフルエンザに感染するのは極めて高いリスクであり、当然予防接種はしている。だが多数の職員が発症したらしい。まあ他所の会社のことはどうでも良い。
問題なのは我が家にインフルエンザウイルスが🦠入りこんだことだ。
いつも正月休みになると、社員寮に入っている弟が帰省する。
弟とは同じ部屋であり、ハッキリ言って帰ってこないで欲しい。せめて1日でも早く出て行って欲しいと思っている。今回はインフルエンザウイルスがいるのだから早々に帰ってくれるだろうと思っていた。ところが今回は1/4まで居座っていたため、ブログの更新はおろか、愛するexcelを開くことさえ無かった。言い訳でしかない。
せめて早起きくらいはしようと目覚ましを⏰8時にセットしていたにも関わらず、すべての日で目が覚めたのは11:00過ぎというぐうたら生活だった。
今にして思えば、既に体調が悪かったのではないかとさえ思う。
1/4 我が家に更なる悪夢が降りかかる。
今度は母もインフルエンザに感染したと言うのだ。母の寝室とは隣接しているため空気の入れ替わりが常に起こっている。
嫌な予感しかしない。
とは言え、ここまでは何も問題はなかった。
何の結果も残す事もできないまま、7連休を食いつぶしてしまったが。
1日目
1/5 年始初出勤だ。
体調は特に悪くない。そう言えば年末からずっと喉が痛かった気がするが今日に至って悪化する気配はなかった。
予定通り現場に向かい、数時間程度の仕事をして帰宅した。肉体労働には程遠いが少々の荷物の運搬は体にキタ気もする。この時は軽い筋肉痛になったのだと思っていた。
帰宅後、弟がいなくなったことで、私はTwitterを心置きなくする事ができた。
数週間ぶりの趣味の創作活動だ。
明日仕事なのを忘れて、全力で趣味に浸っていた。そのまま徹夜しても良いかなという気分だった。
・・・
なんだか体がだるい。この楽しい時間が終わってしまうのは嫌だ。なぜか筋肉が悲鳴を上げているが、きっと昼間の仕事が堪えただけだ。私は大丈夫だ。
・・・
ダメだった。23:00には起きているのが辛くなり、布団にダイブした。悔しい。明日からは本格的に出勤だと言うのに。
既に出勤しているのだから、休みボケなんて事は誰にも言わせない!
0:20 ふと、激しい頭痛で悪夢から目が覚めた。
昔ながらのネトゲ(テイルズウィーバー的な)の狩場で、目的のモンスターをBOTより先に叩く為に苦悩し続けるような夢だった気がする。
まさか・・・とインフルエンザのことが頭をよぎる。
それにしても、何という頭痛。何という倦怠感。だが辛いのを振り絞って、どうにか体温計を探し当てた。
だが、体温計は36.6℃を示した。
とりあえず寝よう。
そして、再び悪夢の世界に降り立つのであった・・・
夢の内容は何故か目が覚めると忘れてしまう。ひたすら失敗を繰り返していると言う記憶だけはあるのだが。悔しい。
3:00 再び激痛に耐えかねて目を覚ます。
かなりの時間、戦っていたはずなのだが、まだ1:30しか経過していない!
今度こそと体温計を脇に挟む。
39.1℃だった。
ほぼ間違いなく貰ったとしか考えられない。
明日は休んで病院行こう。
会社への報告はどうしようか。過去に肝心の時間に起きられなくて無断欠勤になりかけたことがあるので、本当は起きている今のうちに発信したい。最近使い始めた社内チャットで良いや。でも3:00に送って驚かせるのは申し訳ないので7:00に送るように予約できないものか。出来なかった。
悪夢と戦いながらの7:00は本当に遠かったが、無事に7:00に発信出来たので良かったものとする。
本来なら加えて電話すべきなのだろうが、慌ただしい朝に電話するのは躊躇われる。大事な予定があるならともかく、正月明けなので真っさらだ。必要なら電話してくるだろう。
こうして会社への報告は終わった。
次は病院だ。
毎年のように体調を崩してインフルエンザの検査をしているのだが、いつも通っているところは数年前に陰性判定を出しておきながら別の総合病院に行ったらインフルエンザだったという事があり疑っている。
病院を探し始めて思ったのだが、インフルエンザ治療を出来る病院がググってもよく分からない。内科なら何とかなるんじゃないかと思いつつも、先のように誤った判定をされては困る。どの程度、親身になって見てくれるのだろうか。
こういう時にこそ口コミを参考にしたいのだが、町内のほとんどの病院は口コミが0件ばかりで何の役にも立たなかった。
それぞれのホームページへ飛んで、内科を探さなければならなかった。
1時間近く検索したが、結局よく分からないのでいつもの所に行った。
一般人が手軽に見られる病院データベースは無いんだろうか。
布団の中ではフラフラで、寒気が酷かったのだが、案外外に出てみると平気だった。
誰かからも言われたが、すごい爽快感だ。
なんとか倒れることなく病院にたどり着いた。
流石にこれで陰性と言うことはないだろう
・発熱39℃、頭痛、寒気
・のど、咳 少々
・全身に強い倦怠感
・家族がインフルエンザ真っ最中
・食欲正常。水分はアクエリアスで補充中。
検査は鼻水を採取する簡易検査だった。
だが、結果は陰性だった。信じられない。
曰く、『状況を鑑みるにインフルエンザの可能性は極めて高いが、現時点では陰性なので薬は出せない。明日もう一度来い』との事。
おいおい。死にそうな思いして通ったのに、もう一度同じ思いをしろと言うのか。
実は3年連続で同じ目に合っている。
たった1860円のために再診しろと言うのか。
やはり病院を変えなかったのは失敗だった。
勇気を出して未踏の病院に行くべきだった。
と、反省したところで、この小説を書いた。
私の戦いはまだ続いている。
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