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カフェ・喫茶巡りはこころの栄養    

私が愛してやまないもの・ことの1つはカフェ・喫茶巡り。

時間と予算が無限ではないので、それにコンディション的に
行ける範囲や件数は少ない。
ザワザワ大勢の人がおしゃべりしたり仕事の電話をするところは
苦手。
お1人様が多くて、近所や電車で最寄駅から2・3駅くらいで
行ける場所がベストだ。

友人とおしゃべりしたり店のコーヒーやスイーツ美味しいねと
語る時間も好きだけど、
基本は1人でコーヒー(カフェオレ率高)を飲みながら
店の内装やスタッフの表情、カップなどの器、来ている人達を眺めて
あれこれ妄想の世界に
浸るのが好き。

行ける場所がかなり限定されている中で、
多少の無理をしてでも
どうしても行ってみたいカフェ・喫茶店があった。

ブラウン喫茶デルコッファー


インスタグラムでおすすめに上がってきたときに
「好き!!!」と感じた。
何がと言われると、ノスタルジック味を
感じたのだと思う。
そして、何よりも
お店に飾られているさんの作品に強く惹かれたから。


3月の終わり。記録的大雨が朝から降った日。

子どもの宿泊行事の送迎・付き添いで朝6時過ぎに共に家を出て
電車にひたすら揺られて集合場所へ。8:30過ぎ無事に見送った。
ふと、ここからならデルコッファーに近いのではと思い出した。

思い立ったら行動あるのみ。
雨がさらに強まって傘の意味がなくなっている中移動し、
たどり着いた。

「やっと会えましたね」

やっと会えましたね

外の大雨は別世界みたいに
店の中はほどよく静かでコーヒーのいい香りがしていた。
まだ早い時間だったためか、座る席は自由だった。
凪さんの作品がすぐ眺められる席についた。


私は長い間双極性障害と共に過ごしており、薬のサポートを受けながら活動を続けて参りました。神経伝達物質に振り回されつつも、その浮き沈みのおかげでできた作品も多くあります。

instagram: nekokawaii1012「活動休止についてのご報告」より

お店に行ける日を楽しみにしていた時、ふと見た記事。
凪さんの活動休止のお知らせだった。
デルコッファーにある作品と
そのニュースが自分の中で
結び付いた時、出会いの不思議さを感じた。

全く同じ病名ではないが、
私も神経伝達物質に振り回されてつつ、その浮き沈みにたゆたいながら
生きている1人。

同郷みたいな、仲間を発見したような嬉しさと
凪さんが世間に病名を公表した決意や勇気に頭が下がる。

作品の女の子へ心の中でたくさんの思いを話しかけながら
食事を待った。

おすすめコーヒーとふわふわホットケーキで身も心も温まった
器も好き


おそらく新人のスタッフさんと丁寧に優しく教え新人さんを褒め称えていた店長さんが共同で焼き上げてくれたホットケーキとコーヒーがきた。

優しさに包まれた食事は、美味しい。

食事の美味しさと絵の素敵さで
こころの栄養が満ちていく時間だった。

満ちてふと外を見ると
雨は少し小降りになったので帰宅することにした。

帰りにアデリアレトロのグラスを一つ購入した。
「クジャクのおしゃべり」という柄。

偶然にも私が生まれた年に発売された柄だという事を後から知って
あの場所は
偶然と優しさに巡り合う場所だったのだと感じた。

思い出を思い出しながらこの文章を書きあげていたら
また行きたくなってきた。

こころの栄養は大切。


こころの栄養チャージした帰り、千代の富士にも会えた



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