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【ES添削企画#3-2】ガクチカをビシッと添削します!【例文付き】

こんにちは!

奈良慎太郎です。


今回もKさんのES添削をお届けします。

こうしてES添削をしていると、もっと良い言い回しはないか、アドバイスを分かりやすく文章で表現するにはどうしたらよいか、考えることがポンポン出てきて、こちらも勉強になります。

ありがたいことです。


さて、Kさんが次に送ってくれたのはガクチカです。

こちらもどんどん添削していきます!


《添削前》

演劇サークルでスタッフとして表舞台に立つ人を支えてきたことです。主に音響を担当していました。音響はあまり目立つものではありませんが、音があることによって舞台が豊かになり役者の演技も引き立たせることができます。舞台の一つのパーツである音響をより極めるために私は視点を変えることと機会を増やすことによって技術を深めました。視点を変えるというのは実際に役者を経験するということです。役者の目線になりどうすれば役者にとっていいサポートが出来るのかということを身をもって学びました。また機会を増やすというのは学外の演劇祭などにも挑戦するということです。普段の環境とは違う場所でやることによって知識が増えました。地道に経験を重ねた結果努力が認められ、先輩から一番に声がかかる存在になり普通なら2年間で6公演のところを21公演もの仕事が任されました。一つの仕事を丁寧にこなすことで成長でき、やりがいを感じていました。

音響の仕事とはどのようなものかと、根掘り葉掘り聞いてしまいました(笑)

楽しいES、ありがとうございます。


こちらの文章で気になったのが、文章の構成にまとまりがないこと。

冒頭に「力を入れたこと」のまとめ(結論)と、後半部分にそこで得た成果を述べられているのは良いのですが、その間のフローがはっきりしていません。


面接官はガクチカを質問している時、候補者が入社後どのように働いてくれるのかを想像します。


実際に働き始めると、様々な困難にぶつかります。

「その困難をどうやって乗り越えてくれるかな」「立ち向かう力はあるかな」・・・

面接官はそんなことを考えながら聞いています。


ガクチカを答え終わったとき、そこで面接官に「うん、この子と一緒に働きたい!」と思わせることができたら勝ちです!

そう思ってもらうためには、学生時代の自分の頑張りを全力でプレゼンする必要があります。


プレゼンするにあたり、ここで重要なのは成果ではありません。

成果に至るまでの過程です!!!


この過程を明確にしないと、面接官はあなたが働いている姿を明確にイメージできず、「イマイチだなあ」と思わせてしまいます。

そうならないために、ストーリー仕立てでエピソードを構成し、過程をひと目で分かるようにしましょう!


流れは以下に沿って構成します。

Situation(状況)」:状況を把握する力
Task(課題)」:状況から課題を抽出する力
Action(具体的な行動)」:課題の解決策を見出す力
Result(結果)」:結果を次回の反省に導く力

例のごとく、STAR面接のフレームワークです。

(STAR面接とは・・結果だけでなくその過程にも注目することで、その人の本当の姿を見ることができる面接のフレームワークのこと)


過程を明確にして奈良流にアレンジしたガクチカがこちら。

《添削後》

演劇サークルで3年間、音響として活動したことです。最初は誘われて何となく音響を始め、それほど興味を持てないでいました。しかし、大学1年の夏に関わった公演で、音響の先輩の仕事に感銘を受け、「自分は音響のことを全然知らない。もっと勉強したい」と思うようになりました。音響について知るために、まずは多くの公演に関わるようにしました。長期休みには毎週公演に参加したり、学内だけでなく学外の演劇祭にも参加して、プロの方から技術を学ぶ機会を得たりしました。また、役者を経験することで、普段とは違う視点から音響に触れ、「どうしたらお客様や役者が心地よい音響を提供できるのか」を突き詰めることにも注力しました。多くの公演から得たノウハウと、音響に対する客観的な視点が評判になり、大学2年の春以降から同期や先輩からのオファーが絶えず、「学内1の音響マン」とまで言われるようになりました。

冒頭に結論を述べ、その後に「学内1の音響マン」と言われるようになるまでの過程を明確に書いていきました。


「状況⇒課題⇒具体的な行動⇒結果」の流れでストーリーを構成することで、「どういう状況で」「どのような課題を見つけて」「どのように解決して」「どのような結果になったか」がはっきりします。

そうすれば面接官は、候補者が課題に立ち向かう姿を明確に想像できますよね。

「きちんと自ら課題を見つけて、立ち向かう力がある子なんだ」と思ってもらえたら、かなり好印象です。


面接官に「一緒に働きたい!」と思ってもらうために、ガクチカはバシッと決めなくてはいけません。

面接官にモヤモヤを残さないよう、はっきりと分かりやすいガクチカを心がけましょう。


Kさんのガクチカ添削は以上になります。

次回はKさんのES添削の最終回です。


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[ 経歴 ]
中央大学商学部卒、アビームコンサルティング戦略部門にて大規模BPR、組織・人事制度改革、RPA等の各種コンサルティングに従事。他2社のマネジメント経験を経て現職。

[ 担当業界 ]
コンサルティングファーム、ITコンサルティング(RPA含む)、人事マネジメント職・スペシャリスト


【ファシリテーター】

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奈良 慎太郎
株式会社コトラ

[ 経歴 ]
青山学院大学在学中、米国・東南アジアへ留学。卒業後、米国外資系コンサルティング会社へ入社。
基幹システム導入・業務改善・社内リクルーティングプロジェクト等幅広く従事。2019・2020年 コトラNo1ヘッドハンター。

[ 担当業界 ]
戦略コンサルティングファーム、M&Aコンサルティングファーム、ITコンサルティングファーム、ファンド投資先若手ポジション、その他外資系企業

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