邇邇芸命さま恋の行方は? 神様も“失敗”して成長した ことの葉綴り。百五六
木花佐久夜毘賣の返事は……?
「ことの葉綴り。」今日も書いているあいだに、西日が射してきました。
さて今日は、筑紫の日向の高天原に天孫降臨した
邇邇芸命さまの「恋」の物語の続きです。
ある日、朝日が昇り夕日が沈む笠沙の岬で
出逢った、見目麗しい美人(をとめ)の名は、
木の花の美しい姫神
木花佐久夜毘賣(このはなさくやひめ)
と、いいました。
まさしく、桜の花が美しく咲き誇る桜の女神。
その可憐な美しさに一目惚れをした邇邇芸命さまは、
「そなたを見た瞬間、愛おしいと思った