幽玄と雅(詩)

未知は果て?
「真理」を見たか?

現に見る流れの悦楽より
幽玄と雅の色に安らぎ

水牢の陽だまり
希求はとうに隠され
無縁の高潔は廉価
さあ行け
詐欺の雲を除けて
空疎なる人を置き
甘美と刻む峻峭を灼き

惨憺の雨は無意味
目覚めの意識が労苦を報せるゆえに

後跋

 幽玄と雅。これだけが近ごろの収穫を支える命綱だ。そうだ、誰かにとっての煙草と酒のように、我が生命は縋っているのだ。

 俊秀なる諸氏であればこの意味が分かるかもしれない。本作を生むにあたり、OASISの「Cigarettes and alcohol」の遺伝子が組み込まれた。
 或る意味オマージュともいえるかもしれない。本作は「Cigarettes and alcohol」の歌詞を収穫流にすることを試み、結果としてわたしの表現を同時に示すことが叶ったと信じている。
https://youtu.be/SaeLKhRnkhQ?si=ZSEyTdFgmmLr5lfe


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