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30年という時を超えて

ちょっと訊きたいことがあって、高校のクラスメイトに連絡を取った。

わたしはとある高校の理数科というところに通っていて、1学年に1クラスしかなかったので、3年間クラス替えがなかった。
3年間ずっーと同じメンバーで過ごした。

今でも出席番号順に全員フルネームで名前を言えるくらいだけども、実際のところはよく話す友だちと、まあまあ話す友だちと、ムラはあった。


しかし高校を卒業して30年ほど経ち、今のわたしの仕事のことで意見を聴かせてほしいと思ったのは、当時はあまり話してはいなかった友だちだった。

高校を卒業して、2年おきくらいにクラス会を開催しているクラスではあるけれど、わたしはその全部に出席はしていないし、むしろちょっと遠ざかっていた(地元にいないこともあったりして)。


今日連絡を取った2人は、もう数年以上会っていないし、その前も10年以上会っていない気がする。

だけど、会っていない時間を超えて、素直に訊きたいことをきけて、そして誠実に答えてくれる友だちに、大袈裟だけど感動してしまったのだ。

当時そんなに話していなかったのに、今こんなに自分のことを素直に話せて、そして相手のことも受けとめている感覚がある。
直接話しているわけではなく、チャットという手段だけど、ちゃんと話しているという手ごたえがある。

なんてありがたいんだろう。

高校生の頃の自分に言いたい。
「何十年もあとに、この人たちとの繋がりにあったかさを感じるよー!」って。
「だから今いろんなことで悩んでいるけれど、人との出会いとその後の繋がりに助けられるよー」って。



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