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学校に行かないと決めた大好きな息子へ
8月のある日。
息子と真剣に話をしました。
それは「今後、学校をどうするのか」ということと「進路をどうするのか」という2つのテーマについて。
中学3年に進学し、5月頃からまた行けないようになっていた息子。
さすがに中学3年生。
進路のこともあるので、今後どうしていくのか。
息子と真剣に話をしました。
結論としては「学校には行かない」を選択した息子。
そんな息子の選択と、今後について書いていきたいと思います。
今の息子の状況
中学2年の5月から半不登校気味になった息子。
しばらくはお休みしていましたが、2月頃から週1,2程度学校に行くようになり、なんとか中学2年生も終了。
中学3年へと進学し、週1,2学校に行く生活を送ること1カ月。
去年、学校に行けなくなった魔の5月。
今年もゴールデンウイーク前から体調を崩し、やはり行けなくなってしまいました。
息子の現在の状況としては、主に嘔吐。
基本的には食事中、もしくは食後が多いですが、夜寝る前や夜中急に起きて嘔吐することもあります。
嘔吐に関しては、大学病院まで行き検査をしましたが、身体的な原因はなにもなく、機能性ディスペプシアと言われました。
そして、咳。
喘息持ちではありますが、チック症のひとつとして咳がでることもあります。
咳がよく似ていて、この見分け方が非常に難しい。
主にこの2つが症状として出ます。
今もこの状況は変わらずで、現在咳は落ち着いていますが、調子がよくないときや何か考え事をしているときは、嘔吐することがあります。
息子との話し合い
中学3年になり、4月の間は週1、2通えていた息子。
5月頭から体調を見事に崩し、そこから行けなくなってしまいました。
なぜ行けないのか。
なにが理由なのか。
このあたりに関しては中2で行けなくなったときに何度も話し合い、理由も理解しています。
なぜ行けなくなったのかは、この記事で少し触れているので、今日は省きたいと思います。
5月からまた体調を崩し、月1ペースだった病院通いが週1ペースに。
体調が落ち着くのに約1カ月ちょっとかかりました。
体調が落ち着いてきたころ、もう一度息子と話すことに。
それは最初に書いたように「今後学校をどうするのか」と「進路について」の2つ。
わたしとしては、息子の意見をしっかり聞いて、今後に関して動きたい。
そんな思いで話し合いをしました。
行きたくないけど、行かないといけないという息子
義務教育でもある中学校。
高校のように辞めるという選択肢はありません。
あるとすれば転校ぐらい。
学校に行くのか行かないのかどうするのか。
どうしても中学校に在籍している以上、先生たちはやはり来てもらえるように、声掛けしてくるので、避けて通れない問題。
息子から返ってきた答えはこうでした。
「行きたくないけど、行かないといけないと思っている」
気持ちと身体が面白いぐらいシンクロしている息子は、このように考えているときだいたい体調が悪く、嘔吐ばかりします。
話し合いをしたときも、嘔吐が続いている状況でした。
そこでわたしは聞き返しました。
「なぜ行かないといけないと思っているのか」
1年間の不登校を通して、ずっと「行かないといけない」と思っているけど、身体が付いていっていない息子。
それは「勉強をしないといけない」という理由からでした。
学校に行きたくない理由は明確になっている。
それでも行かないといけないと思っている。
勉強しないとついていけていない。
分からない。
だから学校に行かないといけない
そう思いつめるから体調が安定しない。
なんなら悪くなっていくだけでした。
その回答に対し、わたしの答えはこうでした。
勉強だけがすべてじゃない。
学校だけが世界じゃない。
極論だと思うし、賛否両論はあると思います。
ですが、わたしはわたしが思うことを息子に話しました。
広い世界を見ていこう
勉強しないといけないから、学校に行きたくないけど行かないといけない。
ずっとそう思っていて、でも身体がついていかない。
そうやって自分をずっと追い込んでいた息子。
その思いに対し、勉強だけがすべてじゃないし、学校だけが世界じゃないと答えたわたし。
学校という世界ももちろん良いです。
友達がいて、勉強が出来て、スポーツや部活もできる。
先輩や後輩もいて、たくさんの関係性が築ける。
学校に通うことで味わえることも多くあると思います。
ただ、その学校という世界が合う子もいれば、合わない子もいます。
合わない子でも、うまく順応できる子とできない子がいる。
息子には学校という世界がどうしても合わなかった。
そう考えるようにしたわたしは、学校以外にも世界はある。
今はネットワーク社会と言われる時代だから、学校以外にも自分の世界を作ればいい。
学校に行かない時間を有意義にするために、学校以外に自分の世界を見つけ、息子の世界が広がればそれでいい。
カテゴリーをかえて、違う世界を見ていこう。
息子にはそのように話しました。
息子の不安を解消するために
そうは言ったものの、息子が学校に行かないといけないと思っている理由は「勉強をしないといけない」でした。
解決策になるかは分からないですが、勉強をしないといけないと思っていることに対して、このように話しました。
学校に行く場合、時間割が全て決まっているので、いわば強制的に勉強する時間があります。
ですが、息子の場合、強制的にということがないのである意味自由です。
勉強するもしないも、正直なところ自分次第。
これってフリーランスで仕事をしている自分と似ているなと思ったのです。
フリーランスも、自分が仕事をやらなければ収入は入ってこないし、やればやるだけ収入が入ってくる。
ある程度の自由と引き換えに、自由に対する責任があります。
やるもやらないも自分次第です。
息子にはこのことを話しました。
勉強に関しても、家にいる以上、強制はされない。
※わたしは勉強しなさい!と言われてやっても身につかないと思っているので、基本的に勉強しなさい、とは言いません。
自分が勉強をするのかしないのか。
時間の自由と引き換えに、自分に対して責任が伴います。
自分で勉強をすることができない。
そう思うのなら、オンラインで家庭教師を付けるなど考えて、学校のように強制的に勉強する環境を作る。
それが嫌なのであれば、自分の自由に対して責任を持ち、自分で勉強時間や内容を決めて自分でやっていく。
このような話を息子にしました。
結果、息子は自分の自由に責任を持つことを決め、自分で勉強時間や内容を決めてやっていく。
そう決めました。
ただ、どうやって勉強時間や内容を組み立てていいのか分からない。
そう考えていたようなので、2人で一緒に考えました。
そして夏休みもあけ、息子の学習時間も始まりました。
そろそろ1カ月。
自分で自分の体調とも相談しながら、うまくやりくりしているようです。
学校に行かないという大きな選択をした息子へ
不登校になって1年ほどは、学校に行けるようになるために2人で色々と考え、体調面と相談しながらやってきました。
不登校2年目に入り、思い切って「学校に行かない」と決めた息子。
最近では「学校に行きたくないけど勉強しないといけないから行かないといけない」と悶々と考えていた日々から脱却し、なにか吹っ切れたのか、体調が良い日が続いています。
メンタルって大事ですね。
息子は特にメンタルに体調が左右される。
正直、話し合う内容もなかなかヘビーなので、話し合いをすることで息子の体調が不安定になることもあります。
ですが、話し合うところはとことん話し合います。
話し合いが終わってやることが見えてきたら、パッと切り替えます。
まだまだ不登校真っ最中。
そして今年は受験生。
考えることは多いですが、息子との話し合いの時間をしっかりと持ちつつ、息子の体調面にも精神面にも良い方向に進むように、親として支えながら、時には叱咤激励しながら、進んでいこうと思っています。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
今日も1日頑張った自分を褒めたたえて寝ましょう♡
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