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親と子で違う、先生に対する感覚

もう2月になりましたね。
新年あけてすでに1カ月。
あっという間に時間は過ぎていきます。

新学期が始まっておよそ1カ月。

現在、中学3年の息子。
中学2年の5月頃から不登校です。

中学3年になってからは、自ら学校に行かないという選択をして、完全不登校を貫いています。

新学期が始まってすぐ。
今からまた先生とのやり取りが始まるなぁ・・・
そんなことをぼんやり考えていたわたし。

気付けば1カ月を過ぎた今。
1度も連絡がない。

かと言って、こちらからも特に連絡することがなく、連絡をとっていない。

あれ?3月には受験だよな。
全く連絡がないけど、何も連絡事項ってないのかしら。

そんな風に感じ始めた2月。
そろそろこちらから一旦連絡を入れてみるべきか。
ちょっと悩んでいるところです。

中学2年の5月から不登校気味だった息子。
中2のときの担任の先生は40代ぐらいの女性でした。

息子が不登校初期のこと。
なので、症状が前面に身体に出ていた時期でもありました。

嘔吐はしょっちゅう。
チック症のような咳症状も3~4カ月ほど続き、落ち着いてはまたぶり返しての繰り返しだった中2のとき。

まず先生にこのようにお願いしました。

「症状が落ち着くまでは、自分の身体を優先に考えさせたいので、学校においで、という言葉を言わないでほしい」

よく不登校になると、担任の先生の考え方による部分が大きく関わってくるという風に聞いたことがありました。

少々不安もありましたが、伝えたいところは伝えないと息子を守れない。
そう思っていたので、学校に行けなくなった当初は先ほどのことをまず最初に伝えました。

担任の先生は理解してくれて、学校においでという言葉はほとんど発することがありませんでした。

たまーに、保健室でも図書室でもいいから体調良かったら顔出しにおいで、というぐらい。
しつこく言わず、1回言ったらそれっきり言わない。

月1ほど忙しい合間を縫って自宅に来てくれ、プリントを届けてくれたり、学校に行っている息子の友達の様子を教えてくれたり、息子とたわいもない会話を少しするなど、顔を見に来てくれる先生でした。

親目線で考えると、程よい距離感を持ってくれており、こちらの要望もくみ取ってくれ、たまに顔を見て喋りにきてくれる。

わたしは良い先生だったなと思っています。

でも、息子目線でいくと、家に来て会話するのは少々キツかったようです。
何話していいか分かんないし・・・と言っていました。

親目線と子ども目線。
感じるところは違う。

息子から先生への想いを聞くことで、その事実が分かりました。

そして、中学3年。
今の担任の先生は20代の男性です。

息子は進級してクラス替えの日も行っていないので、担任の先生からの電話でクラスを知りました。

前任の先生からの引継ぎはあったようですが、まず担任の先生に「学校においで、というプレッシャーになる言葉はかけないでほしい」と同じことを伝えました。

中2の担任の先生同様、理解はしてくれたようで、軽く「体調良かったらおいで」という程度でした。

でも、2年生の先生と違うところ。
自発的に息子の顔を見に来ることがないということ。

中3に進学して4月は月数回だけ通いましたが、5月からは完全不登校なので、息子と会うのは三者面談のときぐらいのみとなりました。

親目線としては顔を見にきてくれるという自発的な行動が嬉しいと思う部分があったので、どうしても印象的には中2の担任の先生が良いなと思っていました。

ですが、息子はそうでもないようで、中3の先生のことを「面白かったし、気が楽」と言っており、今の担任の先生の方が良いそうです。

子どもからすると、家に来るというのがちょっとプレッシャーだったよう。

わたしと息子。
真逆の印象を持っていたことがわかりました。

息子は今の担任の先生が同性同士というのもあり、接しさすさもあるようです。

確かに、話している感じ、子どもたちには好かれる感じかなという印象はありました。

ただ、逆に親のわたしとしては、中2の先生の方がハキハキした印象で、色々と話しやすかった部分がありました。

ひとりひとり感じ方が違うように。
親子でも正反対の意見を持っていました。

何気ない会話から分かったこの事実。

わたし1人、悶々と考えていたら、中2の担任の先生がよかった!となっていましたが、息子の意見は違った。

どちらの対応にも良い点、微妙だなと思う点があって、その捉え方も母と子で違う。

話さないと分からないことってやっぱり多いですね。

結構、ひとりで考え込んで結論を出すタイプなので、そうなってしまわないように、子どもたちのことは子どもたちにも話しながら一緒に決めるということは意識してきたつもりでした。

またひとりで考えて、結論つけていたな。

息子の不登校も、色々と考えることは多いですが、わたしを親として成長させてくれているような気がしています。


さぁ、受験まであと少し。
あまり本人が気負わないように。
我が家は普段通りに過ごす予定です。


今日も読んでくださり、ありがとうございました!

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