![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65004497/rectangle_large_type_2_03163d759778086f4d3cc887a7ab0036.jpg?width=800)
和歌・時雨とあなたがわたしの心を染める
「初時雨(はつしぐれ)
あはれ知らせて過ぎぬなり
音に心の色を染めつつ」
西行
※時雨…晩秋から初冬にかけて降ったりやんだりしながら降る、通り雨のこと。
今年はじめての時雨。
めっきり
肌寒くなった季節に
冷たい雨が通り過ぎ、
すべてを濡らしてゆく。
あぁ、
なんだかしみじみとしてしまうなぁ。
初時雨にあはれを感じながら、
あの人のことを恋しく想い出している。
まるで一雨ごとに
紅葉の色が深まっていくように、
雨の音を聞きながら
わたしの心の色は
あの人色に染まってゆく。
あの人は今ごろ、
何をしているだろうか…。
どうか時雨よ、教えておくれ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65003530/picture_pc_8ee1b70a42c877a952170e3dbf250413.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?