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古今和歌集

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#花写真

和歌・春の楽園

「いつまでか野辺に心のあくがれむ花し散らずは千世も経(へ)ぬべし」 古今和歌集・素性法師…

lily
2年前
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和歌・この恋のためだけに生きよう

「郭公(ほととぎす)鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな」 古今和歌集・よみ人…

lily
3年前
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和歌・舞い散る桜

「久方(ひさかた)の光のどけき春の日に   しづ心なく花の散るらむ」  古今和歌集・紀友則…

lily
3年前
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和歌・桜に心奪われずにはいられない

「世の中に絶えて桜のなかりせば   春の心はのどけからまし」  古今和歌集・在原業平 (こ…

lily
3年前
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和歌・夢の中で逢えたあなた

「思いつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」 古今和歌集・小野小町 (愛…

lily
3年前
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和歌・春よ、来い

世界のすべてを包み込むように、 しんしんと雪が降った。 百花繚乱の花が咲く春が わたしには…

lily
3年前
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和歌・花よ、美しい命よ

「春ごとに花の盛りはありなめど 会ひ見むことは命なりけり」 古今和歌集・よみ人しらず (毎年春が来るたびに花は最盛期を迎えるけれど、それを見ることができるのは命があるからなのだ) 花とともに四季をめぐる。 今この瞬間に咲いている花を愛でながら、 季節を感じ わたしは生きている。 辛い現実があっても、 花が美しい夢を見せてくれる。 そんな風にして日々命をつないでいる。 やがて春がやってきて 桜を目の前にして、 毎年感慨深く思う。 「今年も生きて桜が見れたんだなぁ…」