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古今和歌集

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#恋

和歌・夏の物思い

夏の物思い まるでわたしは蝉のよう。 昼はあなたを想って泣き暮らす。 声が枯れるまでいつま…

lily
3年前
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和歌・生命賛美、ここにきわまれり

「ももくさの花のひもとく秋の野に  思ひはなたれむ人なとがめそ」  古今和歌集 ※花が咲き…

lily
2年前
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和歌・切ない夜の恋涙

「夢路にも露やおくらむ  夜もすがら通へる袖のひちて乾かぬ」  古今和歌集・紀貫之 (夢の…

lily
2年前
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和歌・あなたがくれた愛を噛み締めながら

「あはれてふ言の葉ごとに置く露は  昔を恋ふる涙なりけり」  古今和歌集・よみ人しらず あ…

lily
3年前
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和歌・恋の炎に身を焼き尽くされる

飛んで火にいる夏の虫を なんて愚かなのかと人は言うだろう。 さりとてわたしも同じこと。 …

lily
3年前
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和歌・この恋のためだけに生きよう

「郭公(ほととぎす)鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな」 古今和歌集・よみ人…

lily
3年前
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和歌・わたしに恋ひ死ねということですか

「夕されば蛍よりけに燃ゆれども  光見ねばやひとのつれなき」  古今和歌集・紀友則 (夜になれば蛍よりも明らかにわたしは恋心を燃やしているのに、この光が見えていないのだろうか。愛しいあの人はつれない) 夜になると一層、 あなたが恋しくてたまらなくなる。 わたしは蛍よりも 身を焦がして恋心を燃やしている。 あなたが愛しい、 わたしのこの想いに気づいて欲しいと、 命懸けで恋心を燃やしている。 それなのに、あの人はつれない。 わたしはあなたに気づかれないまま、 恋の炎で

和歌・わたしはただ、あなたのことが好きです

「郭公(ほととぎす)鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな」 古今和歌集・よみ人…

lily
3年前
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