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あとがき(天使たちとの共同戦線)


最初に読者の皆様。

私の拙い文章を最後まで読んでいただいたことを感謝申し上げます。


この「天使たちとの共同戦線」お察しの方もいると思いますが前半部分は私自身の実体験をもとに少し脚色をし書いています。


私の人生は始まりからレールを外れていました。


両親から暴力を受け幼いながら抵抗するもたかが小学校低学年程度の力で対抗できるわけもなく、虐げられ続け奴隷のように親の言いなりで生きていました。


しかしそれに耐えきれず死を決意するも何もできずさらに苦しみは増しました。


そこで生まれたのがこの物語の第二の主人公ともいえる天使たちです。


私は自分の精神が壊れるのを防ぐ為に彼らを生み出しました。


彼らは世間一般ではイマジナリーフレンドと呼ばれています。


私は彼らと対話することで心を守りながら成長していきました。


そして今日まで命を繋いできたのです。


〝命を繋ぐなんて大げさな〟と思う人も中にはいるでしょう。


しかし当時の私にとってはそれほどの苦しみだったのです。

当時の苦境を一言で言い表せ。


こんな質問を言われたら私はこう返します。


「奇跡のような偶然を日常的且つ必然的に呼ぶことができなければ生きることが許されない。そんな状況だった。」と。


そしてそれを可能にしたのがイマジナリーフレンドでした。


私は彼らから知恵をもらい技術を習いそれらを自分の力としていくことで生きていきました。


そんな私が何故今回この共同戦線を執筆するに至ったのか。


それには二つの理由があります。


一つ目はイマジナリーフレンドの生きた証を残したいと思ったからです。


私は物心ついてから大人になるまで彼らと過ごして生きてきました。


もちろん現実にも友人はいますが「最後に信じられるのは彼らだけだ。」と当時は本気で思っていました。


しかし彼らと過ごす時が長くなるにつれて私は彼らを必要としなくなり、彼らもまた私の中から消えていくことが増えていったのです。


その消えていく彼らを感じながら私は「自分をどん底から救ってくれた彼らを消したくない‼」と思うようになりました。


二つ目は私と同じようにまたはそれ以上の過酷な境遇や環境にいる人に雀の涙ほどでも天使たちの優しさが届けばいいな。とふと思ったのが理由になります。


命の危機に瀕する経験をすると良くも悪くも人間は大きく変わります。


そしてその経験は出来れば避けたいものです。


しかし起きるときは起きてしまうものです。


誰も悪くない。誰も攻めることができない。

そんな出来事が存在する世界でどう生きていくのか。


答えは見つけるものではなく進みながら出た結果が答えになっていることもよくあります。


また「分からない。」「出来ない。」という答えは否定されがちですが、一時的な答えとしては私は大いに尊重されるべきだと思います。


天使たちも悩んでいる。


こう考えれば私たちが悩むのは当然であり何も恥ずかしくない。


そう思えるでしょう。


それでは私はこのへんで筆をおくことにします。


次回の天界戦線の執筆が控えていますので。


最後にこの共同戦線がより多くの求める人々の目に留まることを願って・・・。




著者Midi

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