『解体屋ゲン』 #42 ハワイ旅行
「憧れのハワイ航路」は1948年の歌謡曲です。私もまだ生まれてませんが、小さい時に聞いたことはある気がします。LCCやAirbnbの普及で海外旅行も身近になりましたが、肝心の収入が下がっているので（どこかでは上がっているのか？）、若者の海外旅行離れが進んでいるのが気になります。
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人はいつか死ぬ…そう誰でもいつかは死ぬんです。医学が進み、ちょっとやそっとの病気じゃ簡単に死ななくなった現代日本だと実感が乏しくなっていますが、誰だって（交通事故や天災などで）今日にも死ぬかも知れない。それはやはり肝に銘じておくべきだと思います。
この話でロクさんは硬膜下血腫という病気に掛かります。これは当時、私の姉が実際に掛かって手術を受けた病気で、なにしろ身近にそんな大きな手術を受けた人間が居なかったので、当時は結構なショックを受けました。ネットで調べると割合予後の良くない病気で、後遺症や最悪死亡という確率も高いという記述も不安に拍車を掛けました。
幸い発見が早く、術後の経過もよく姉は今もピンピンしているのですが、死というものはどこにでも転がっていて、年齢を重ねるごとに段々身近になってゆくという事実は私の心に影を落としたと思います。
手術を拒否するロクをミチが説得する場面
死を意識するということは必ずしも悲観的になることではありません。文字にするとありきたりですが、いつ死ぬか分からないからこそ生きている今を大切にするのだと思います。
ゲンたちに心配を掛けまいとするロクとミチは、ハワイ旅行に行くと行って留守にします。果たしてその結末は…本編でお楽しみください。 ＜続く＞
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