星野茂樹

漫画原作者星野茂樹です。現在『週刊漫画TIMES』にて「解体屋ゲン」(作画:石井さだよ…

星野茂樹

漫画原作者星野茂樹です。現在『週刊漫画TIMES』にて「解体屋ゲン」(作画:石井さだよし)を連載中。他に『ことなかれ』(作画:オガツカヅオ)など。

マガジン

  • 解体屋ゲン 試読(無料)

    「解体屋ゲン」から一部を無料公開します。まだまだ追加してゆきますが、期間限定で削除する場合がありますのでお早目に。

最近の記事

  • 固定された記事

これまでのこととこれからのことと

はじめまして、漫画原作者の星野茂樹です。自己紹介のノート、そういえばまだ書いてなかったなと思い立ち、ようやく重い腰を上げました。 世代的なものだと思うんですが、「こうした方がいいよ」「こうすればフォロワーが増えるよ」みたいなやんわりとした圧力が感じられると、脊髄反射的に反抗してしまいます。とりあえず反抗から入る、みたいな悪癖がすっかり身についているのは困ったものですが、実は全然困っていないのが余計に面倒臭いところです。 あるいは漫画原作者という職業が関係しているかも知れま

    • Xで話題になったのでこちらにも。私も久しぶりに防災備蓄を見直しました。 https://twitter.com/KowashiyaGEN/status/1745730518610833581

      • note!そうそう忘れるところだった。というか忘れていた。 現実は厳しく、社会は混乱し、世界は混沌の渦中で、それでも日々の生活は続いてゆく。去る人がいて新しく出会う人もいて、AIに振り回され、お風呂ではYou Tubeが手放せない、そんなズルズルの日々でも大切に生きたい。

        • 職人酒場はミッシングリンクなのか? 

          12/8発売の『週刊漫画TIMES』掲載の「解体屋ゲン」はクラフトバンク株式会社とのコラボ、「職人酒場のカラクリ」です。 こちらから読めます。Kindle Unlimited加入なら読み放題。 職人酒場とは?地方で爆破解体を行ったゲンたちは、片付けと整地をしてくれる協業業者を探している。そんな時、職人酒場という集まりがあるのを紹介される。 早速出掛けてゆくゲンと慶子。でもそれはイメージしてた昭和の酒場とは違い… 運営するクラフトバンクの社員たちが丁寧かつ熱心な運営で盛

        • 固定された記事

        これまでのこととこれからのことと

        • Xで話題になったのでこちらにも。私も久しぶりに防災備蓄を見直しました。 https://twitter.com/KowashiyaGEN/status/1745730518610833581

        • note!そうそう忘れるところだった。というか忘れていた。 現実は厳しく、社会は混乱し、世界は混沌の渦中で、それでも日々の生活は続いてゆく。去る人がいて新しく出会う人もいて、AIに振り回され、お風呂ではYou Tubeが手放せない、そんなズルズルの日々でも大切に生きたい。

        • 職人酒場はミッシングリンクなのか? 

        マガジン

        • 解体屋ゲン 試読(無料)
          68本

        記事

          んーーーー? 最近、noteでフォロー/フォロワー数の表示されないアカウントがあるような…。 そういうやり方もチョイスできるということなのかな?信用度の一つの目安なのでダブルスタンダードはよくないと思うんだけどな。

          んーーーー? 最近、noteでフォロー/フォロワー数の表示されないアカウントがあるような…。 そういうやり方もチョイスできるということなのかな?信用度の一つの目安なのでダブルスタンダードはよくないと思うんだけどな。

          『シームレス』2巻発売記念 特別対談第3回 ヒロットヨン × 星野茂樹

          みなさん、こんにちは。 『シームレス』2巻の各電子書籍ストアでの発売を記念して行われる対談も、はや第3回。今回は私の諸事情で公開が遅れてしまいましたが、今回も『シームレス』の内容に即して…いや内容に一切触れずに話は進んでゆきます。何故そうなったのかも含め、お楽しみいただければと思います。 第1回、第2回はこちら。 それでは、お楽しみ下さい! ・はじめに 星野  さて、早くもやって参りました対談の第3回です。 ヒロットヨン  早いですね(笑)よろしくお願いします。

          『シームレス』2巻発売記念 特別対談第3回 ヒロットヨン × 星野茂樹

          『解体屋ゲン セレクション版』発売にあたって

          みなさん、こんにちは。漫画原作者の星野です。 さて本日11/1より『解体屋ゲン セレクション版』が発売になります。

これは解体屋ゲンが多ジャンルを扱ってきたこと、話数が多くなって過去の話を探すのが難しくなってきたことを踏まえ、ジャンル別に話をまとめたら一気読みできて楽しいのではないかということで企画がスタートしました。 電子書籍は置き場に困らずどこでも読める一方、同時に多数の話を開くことができないんですよね。「この話の続きはどこだっけな?」「あー、このエピソードは確か前

          『解体屋ゲン セレクション版』発売にあたって

          ツイッターで軽くバズって色んな意見をもらって、その9割以上は真面目で真摯なコメントだけど中には酷いのもあって、ああマスを相手にするって本来こういうことなんだよな、と思う。仕事は遅れている(笑)。

          ツイッターで軽くバズって色んな意見をもらって、その9割以上は真面目で真摯なコメントだけど中には酷いのもあって、ああマスを相手にするって本来こういうことなんだよな、と思う。仕事は遅れている(笑)。

          『シームレス』1巻発売記念 特別対談第2回 ヒロットヨン × 星野茂樹

          みなさん、こんにちは。 『シームレス』1巻の各電子書籍ストアでの発売を記念して行われる対談も、はや第2回。今回は各エピソードの解説と互いの漫画制作について語ります。 第1回はこちら。 ヒロットヨンさんが、お仕事と同時進行でこんな複雑な制作過程で漫画を作っているのは衝撃的です。一見フワッとした話に見える話も緻密に計算され、パズルのように一度バラバラにされ、再構成しているのが分かります。 それでは、お楽しみ下さい。 *この先、ネタバレを含みます。ご注意下さい! ・執筆時

          『シームレス』1巻発売記念 特別対談第2回 ヒロットヨン × 星野茂樹

          『シームレス』1巻発売記念 特別対談 ヒロットヨン×星野茂樹

          みなさん、こんにちは。今回は特別編という形で、『シームレス』1巻が発売されたヒロットヨン(@ricehiroki)さんとの対談をお送りします。 ヒロットヨンさんとはnote上で知り合い、私がいくつか紹介文を書いたことから交流が始まりましたが、未だに直接お会いしたことはありません。新型コロナの影響も大きいですが、こうした動きも今っぽいですね。 はじめに星野 ヒロットヨンさん、こんにちは。『シームレス』1巻 発売おめでとうございます。 ヒロットヨン 星野さん、こんにちは。あ

          『シームレス』1巻発売記念 特別対談 ヒロットヨン×星野茂樹

          例えばメラミンの食器。見た目も悪くないし、軽くて割れなくてしかも安い。長所も多いけど、なんとなく陶器の食器の方が美味しいと感じる。でもそれは最初に陶器が本物と刷り込まれているだけかも知れず…。 写真は今晩作ったバクテーだけど、さてこの食器はメラミンでしょうか、陶器でしょうか。

          例えばメラミンの食器。見た目も悪くないし、軽くて割れなくてしかも安い。長所も多いけど、なんとなく陶器の食器の方が美味しいと感じる。でもそれは最初に陶器が本物と刷り込まれているだけかも知れず…。 写真は今晩作ったバクテーだけど、さてこの食器はメラミンでしょうか、陶器でしょうか。

          右も左もなんとか相手のせいにしようとして、見苦しく弁解し口汚く罵り合い、自分は悪くなかったと少しでもマシな誰かの言葉を引用しようとする。真実はもちろんそんなところになくて、長期政権を野放しにしてきた自分たちの中にある。ぬるま湯に浸かって不平不満をグチグチ言ってきた私たちの銃弾だ。

          右も左もなんとか相手のせいにしようとして、見苦しく弁解し口汚く罵り合い、自分は悪くなかったと少しでもマシな誰かの言葉を引用しようとする。真実はもちろんそんなところになくて、長期政権を野放しにしてきた自分たちの中にある。ぬるま湯に浸かって不平不満をグチグチ言ってきた私たちの銃弾だ。

          この歳になってくると自分の限界や達成出来たこと/出来そうもないことなどが見えてくる……ような気がするがそんなのは勝手に自分であきらめて自分に言い聞かせているだけな気がする。死ぬ直前まで見苦しくジタバタもがきたい。

          この歳になってくると自分の限界や達成出来たこと/出来そうもないことなどが見えてくる……ような気がするがそんなのは勝手に自分であきらめて自分に言い聞かせているだけな気がする。死ぬ直前まで見苦しくジタバタもがきたい。

          日々はものすごい勢いで流れてゆく。でも新型コロナウィルス対策もGoToトラベルオリンピックも政府の経済対策も、それが成功だったのか失敗だったのかを含めきちんと総括も検証も出来ていない。なし崩しでなかったことにする前に、きちんと立ち止まって考えるべきだと思う。

          日々はものすごい勢いで流れてゆく。でも新型コロナウィルス対策もGoToトラベルオリンピックも政府の経済対策も、それが成功だったのか失敗だったのかを含めきちんと総括も検証も出来ていない。なし崩しでなかったことにする前に、きちんと立ち止まって考えるべきだと思う。

          江戸時代の石垣がこちらにビンビン伝わるオーラを放っていてすごい。霊的な何かじゃなくて自然を人工的に収める人間の技術の粋を集めた職人技だ。 ちなみにこれは紀州徳川家の石垣、今は文藝春秋の本社が建っている。

          江戸時代の石垣がこちらにビンビン伝わるオーラを放っていてすごい。霊的な何かじゃなくて自然を人工的に収める人間の技術の粋を集めた職人技だ。 ちなみにこれは紀州徳川家の石垣、今は文藝春秋の本社が建っている。

          所用で北関東の実家に日帰り帰省したが、パチンコ店の駐車場がびっしり満車でめまいがした。それは(他に遊ぶ場所がないということもあるが)依存症に依拠したビジネスモデルがコロナ下で大繁盛しているということを示しているからだ。

          所用で北関東の実家に日帰り帰省したが、パチンコ店の駐車場がびっしり満車でめまいがした。それは(他に遊ぶ場所がないということもあるが)依存症に依拠したビジネスモデルがコロナ下で大繁盛しているということを示しているからだ。