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530円で手に入るもの

"530円"


この数字をみて、何の数字かパッと連想することができましたでしょうか?


これがなんの数字かというと、


新幹線の自由席から指定席に変更する際にかかる金額です。


わたしがこのことを知ったのは、つい最近のことです。


先日、仲間と6人で新幹線に乗ってスノボに行ったときのことです。

事前に自由席のチケットを購入していたのですが、東京駅始発ということと、昨年まで同じ時間に乗っていた際はいつも座れていたので、今回も座れるだろうと信じて疑っていませんでした。

当日、東京駅に着いてびっくり!!

自由席、ほとんど埋まっておる〜〜〜!!!!!

1席ずつポツリポツリとは空いているものの、6人で一緒に座れる席はもちろんなく、、

わたしの頭に浮かんだ選択肢は一択。
「空いている席に1人ずつバラバラに座る」。

こうなったら早く座らなきゃ!と思った矢先、一緒にいたうちの1人(尊敬する経営者さん)が、

「指定席行こう!」と。

「え!?そんなことできるのですか!?」と聞くと
「うん。いこう!」と。

本当にできるのかな〜、、差額高かったらちょっと嫌だな、、なんて思いながら(失礼)、指定席の車両に移動しました。

指定席の車両はガラガラ!
もちろん6人一緒に座ることができました。

ドキドキしながら車掌さんが来るのを待ちました。
そして声をかけ、空いている席を確認してもらい、無事変更の了承を得たわたしたち!

そして、気になる差額は、、


なんと、530円とのこと!!!

想像を遥かに超える安さで、びっくりしました。

この値段、当日だからというわけではなく、一律で530円だそうですね。(本当に何も知りませんでした)

みんなで一緒の席に座り、話しながらあっという間に目的地に到着。
楽しさや快適さが増しただけでなく、旅の思い出が1コマも2コマも増えた出来事でした。

お金を払うと、その分の対価ってあるな〜〜。
「なにを大事にするか」
「どこにお金をかけるのか」
ということを改めて考える時間でした。


帰りの新幹線も自由席だったので、わたしは、「帰りは少し早く並べば自由席乗れそうですね!」と提案しました。

すると、それに対する返事は、
「せっかくこうやって遠出してるわけだから、急いで並んで自由席に座るより、また530円払って並ばず座れた方がいいな。並ぶことに時間を使うんじゃなくて、別の楽しみ方したいなあ。」と。

素敵な考え方、、、!

お金をかけた先にどんな対価があるのか、そこを見て判断すること。

節約ももちろん大事だけれど、お金と時間の使い方が上手な方の意見は、本当に学びがたくさんだなと。
私もサラッとカッコいい選択肢を選べる人になっていきたいなと改めて思いました。

p.s.
ちなみに、
帰りは新幹線ガラガラで無事に自由席に座って帰れました。いえい!

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