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80年代アイドル サブスクリスナー数ランキング(「泰葉ライン」採用完全版?!)

「待ていッ!――何故、岡本舞子(以下、記事内の人物名敬称略)が入っとらんのだ!!」

と、私は思わず叫んだ。

こちらのランキングを見たのである。


これの11位以下がこちらである……のだが。

もう最近すっかりサブスクリプションでばっかり聴くようになり――ちょっと前までは「サブスクで音楽を聴くなんて!」とかごちゃごちゃ言っていたような気もするが。
多分、あの時はどうかしていたの私。
だって……いちいちCD入れ替えなくていいし!i pod以上に検索しやすいし!
それに……それに80年代アイドルPOPS教(狂)信者の私ですら持っていない音源が、まだこんなに世の中に存在するなんて!(80年代アイドルPOPSの世界は、空よりも広く海よりも深いの。)
そんなサブスク世界で「80年代アイドルPOPS夢冒険」に出たまま帰らぬ人となっている私であるが。(心に冒険を!)

さて、私は俗に言う「ランキングマニア」でもありまして、ついつい、「聖子の曲の中ではどの曲が一番再生されているのだろう?」とか「アイドル四天王の中だったら、誰が一番月間リスナー数が多いのだろう?」とか、そういうことを併せてみて、一人でニヤニヤしながら頭の中でランキング番組を作ってしまったりするわけですが。(不治の病。笑)
で、きっと「サブスク再生回数ランキングアイドル編」とか、どっかにあるだろう?とネット検索して、上記の記事を探り当てたわけなのだ。
ホクホク顔で、「ほー」とか「へー」とか「はふぅ~ン」とかハ行を一通り発声・溜息した後、ふと気づいて――冒頭のセリフを叫んでしまった次第である。

「おかしい。――岡本舞子の月間リスナー数は4万人以上なのに。
このランキングに入っていないのは何故??」

――この記事を押さえてくださっているくらいの方々ならば、「岡本舞子って誰?!」なんてことは、きっとおっしゃらないはず。(私、信じてますから! ねえ、きっとよ!)
(それでも)「よく知らない」「薄っすらとしか憶えていない」という方は(仕方ないから)まずこちらのWikipediaで、出演番組等をチェックされたし!


(よく見るとちびっこ歌まね番組の一コーナーのようだが――ちゃんと生バンドが用意されているあたり、80年代ってやっぱ景気良くていいですね。)


(いつぞやの渡辺満里奈の時にも触れた話で恐縮だが改めて、山川恵津子アレンジって、レコード音源もいいのだが、歌番組の生伴奏の時、すっご~く「映える」んですよね。)

確かな歌唱力で、山川恵津子作・編曲の今聴いてもエバーグリーン、且つそれでも80年代色とってもキラキラ鮮やか、そんなお洒落POPSを展開し、残したオリジナルアルバム2枚はどちらも、30年以上の時を経て2017年にリマスター再発売もされた。
近年になってようやく再評価された80年代アイドルの筆頭ともいうべき、そんな彼女の名前がないなんて……いや、「サブスク界で今こそ花開く80年代!IDOL CITY POPSここに見参!」みたいなありがち記事でも書こうかな?なんて思っていたのに!!(ンもうッ!!)

始めは単純に「集計担当者が入れ忘れやがったな?」なんて思っていたのであるが――よく見ると、この記事が作成されたのは、2022年である。
もしかすると、まだ当時はそれほど、岡本舞子再注目の機運は高まっていなかった……んでしたっけ?(どうだったっけ??……最近、脳内時間軸の歪みがますます激しいので、2,3年前の記憶が一番怪しい私なのだ。笑)
で、最新版ランキングを誰かが作ってやしないかと、探してみたんだけれども……意外と「80年代アイドル」に絞ってサブスク再生回数集計している記事って、ないみたいなんですよねえ。


と、いうわけで。

またもや作ってみました!(てへ、またやっちまいましたぺろ!)

『80年代デビューアイドル Spotify(サブスク)月間リスナー数ランキング(2024年4月版)』←ゴールデンウイーク中に記事を完成させて出すつもりだったのに、「例の歯医者の件」で黄金週間中ずっと寝込んでいたもので、文章が仕上げられませんでした!(その節はコメント等、皆様本当にありがとうございました!!!

では早速(と言う割にいつも通り、ここまでの前置きが異様に長くてスミマセン。笑)ランキングに行ってみましょう!


1位 松原みき 3,301,399
――と、いきたいところだったんですけど!
(月間リスナー数330万?ぶっちぎりやん!すごいな!!)
松原みきは、ギリギリ70年代デビューなんですね。(79年11月に「真夜中のドア」でデビュー。)
どう考えても80年代初頭にいれてよさそうなタイミングなんだけど……一応「80年代デビュー」とタイトルしてしまったから、そこは厳密にしとこうか、と。

と、いうわけで、「世界相手」となると、サブスクのこういう数字って面白いんですよね。
つまり以下「予想外」に順位が高い人は、日本国内より海外で再生されている割合が高いのかも?と推測できる部分もあるかと思います。(同時に「予想通り」の順位の方々は、当時の日本国内リスナーが繰り上がって時を経た今でも聴いている、という推測も成り立つかな?)

あと、後日これは別記事で書こうと思っていることなんですが、その歌手の「再生回数が多い曲」――大抵そこは、有名な曲とかヒット曲とかが多くなるものなのだが――の中で「あれ?なんでこんな知る人ぞ知るなアルバム曲が上位に入っているんだ?」というようなことが結構見受けられるのです。
その場合のそれは「80年代当時も聴いていて現在に繰り上がったリスナー(つまり私50歳と同年代かちょっと上)」よりも、「ヒットしていた当時の情報を知らない方々(若い世代のリスナーも含まれる?)」が、音源アーカイブから「耳のみで発見・発掘」してくれた可能性が高いのかな?と。(無論、その中には、例えばNight Tempo氏等が取り上げてくれて広まった曲なども多く含まれるわけですが。)
これは面白いので、いずれリスト化でして必ず一記事にまとめたいと思います。

ではでは、
そうでなくても長い前置きを更に引き延ばしてどーすんだ!ということで(笑)、今度こそランキング発表にまいります。

で、以下記事の順位内、「この人、どういう人だっけ?」と思われる方がもしいらっしゃいましたら、この記事の最後に、ここでランクインした62位までの方々「全員」の、累積再生回数1位曲を、ランキングこのままの順で、プレイリスト化して並べてみましたので(つまり、ほとんどの歌手の方は、そのお姿が写っているレコードジャケットがそこにあります)そちらからご参照いただければと思います!(いちいち62人全員分のジャケ写をここに貼るの、さすがに大変そうだから。笑)(音源も聴けるわけだし!)
(一気に順位を御覧になりたい方も、もしかするとそちらから見ていただくと便利かも?です!)


1位 泰葉 937,042

え、何か問題でも??――泰葉は「アイドル」ではない、とでも?
では、「アイドル」の定義とは何でしょうか。

とりあえず、今記事内では、以下、太字部分のように定義してみました。
デビュー作から「詞・曲どちらも自作が大半を占めている」方々は外すことにしました。(例:岡村孝子/122863人 EPO/120,152人 山口美央子/60,835人 中原めいこ/55,857人 白井貴子/12,167人、等々。――いや、ホントは入れたい気持ちもあったんだけど、シンガーソングライターまで範囲に入れると、数が膨大になってしまうし、これまた「じゃあどこまで入れるの?」って基準が曖昧になるもので。)
で、デビュー時の泰葉作品は、作曲は全て御本人だが、作詞は作詞家に概ね依頼しているので、「制作にあたって歌う御本人以外に委ねている部分が大きい」ひいては「歌う御本人以外の人も、多分にその歌手活動イメージ形成の役割を担っている」と見なし、そういう方々を「アイドル」と今記事では分類することとしようと思います。
(という「泰葉ライン」採用のせい、いや、おかげで、今記事、意外な方々まで「80年代アイドル」として扱うこととなりました。――でも、いつもの自画自賛ですが、かえって記事としては面白くなりました。笑)


2位 亜蘭知子 613,352

作詞家として名前をお見掛けする機会が多いですが、しかし、後ちの90年代に一大ムーブメント(商業的成功)を巻き起こしていく「ビーイング」のスタート期のアーティストな訳で、そうかそうか、ここから坂井泉水や倉木麻衣(ここのあたりも私にとってはアイドルに入ります。笑)に続いていくのかと思えば、更に感慨も一入で聴けるのでございます。



3位 松田聖子 587,380

聖子の場合、「知る人ぞ知るアルバム曲」も、再生回数ランキングに意外性がない。
つまり、「上位に来るだろう」と思う曲が、ちゃんと上位に来るという。ファン投票ベストの収録曲と再生数上位曲があまり違わない。

(しいていうなら、小室哲哉作品が伸びているくらい?〈※20.5.25追記:小室哲哉作曲「Kimono Beat」ってファン投票でも上位に入っていましたね。〉でもこれは聖子に限らず他の歌手でも見られる現象。TKの提供曲プレイリストとか、人気ありそうですもんね。)
もう聖子ファンの間ではノンタイアップでも定番曲になっているようなアルバム曲はたくさん存在し(これはユーミンなんかもそんな感じですもんね)、且つ、根強くアルバム曲でもそれらはいまだに多くの方々に聴かれているんでしょう。


で、今回「泰葉ライン」まで「アイドル」と言うものの定義を広げてみて感じたのは、世間の人々がイメージとして定着させた「所謂80年代アイドル」的なものって、やはり80年時点で人気大爆発した松田聖子がガッチリ確定させた感はあるのかな?という気もする。(――たぶんここまで読んで既に「この人はやはりアイドルとは違うのでは?」更には「期待していたランキングと違う」と感じている方々もいらっしゃるでしょう。)
つまりは、「大多数が思い描く80年代アイドルとは即ち松田聖子(的なもの)のことである」と言っても過言ではない?!?!……のかもしれません。(断言しないで濁す。言い逃げる。笑)

・(永遠の)少女性(ボーカリストの佇まいにとどまらず、歌詞の内容も含めて)
・キャンディーボイス唱法
・甘さ・軽さ・キラキラ・フワフワ感

(無論、これらのカウンターとして82年からは明菜の存在があるわけだが、まあ、明菜もスタート時は「70年代から脈々と続く百恵的世界のそのまま継承者」という佇まいもあったかと思うので、)
70年代の南沙織や天地真理や桜田淳子やキャンディーズも局所的には備えていたこれらの「少女歌手の特有的要素」を、更に「一切ブレさせず、大局的に、でもそこからとことん煮詰めて一点凝縮」させて、その構築された「フィクション世界」が「現実世界」をも凌駕し浸食浸透するほど昇華までさせてしまったのが、80年の聖子の登場(タイミング的にもまさに奇跡)だった気もする。
ま、一言で言うと、「私の中ではやはり聖子は80年代の顔」ということであり、「私の小・中学校時代に、大変お世話になった聖子先生」ということでもまたある。(お陰様で、すっかり80年代中にアイドルPOPS博士課程修了いたしました。笑)


4位 秋元薫 482,490

後に元カシオペアの最強リズム隊でジンサクへと発展する神保彰&櫻井哲夫、そして国分友里恵と共にシャンバラ(SHAMBARA)を結成する女性シンガーで、松任谷由実のツアー参加歴もある秋元薫が1986年にInvitation/ビクターから発表した唯一の自己名義の作品であり、……(以下、上記記事をご参照ください。)

唯一リリースしたアルバム1枚でこの位置とは!
作詞は全曲御本人によるものですが、作曲は吉田美奈子や崎谷健次郎等々が担当。
武部聡志編曲が多くて、「おお、武部さん、こういうテイストもできるなんて、なんでもござれだな!」なんて思ったり。
……86年当時は斉藤由貴楽曲のアレンジでの武部仕事を個人的にはよく耳にしていたが、その作品群のアレンジとはまるっきり印象が違う音作りである。


5位 中森明菜 464,200

明菜は「知る人ぞ知るアルバム曲」は何故か80年代前半作品が多く再生されれている印象かなあ。――明菜のアルバムは、80年代後期からがいよいよ面白いと私は思うのだが。個人的にはもっともっとそっちを聴いて欲しいなあ……。
とはいえ、86年のアルバム『クリムゾン』収録の竹内まりや作品は、やはり人気が高いようで、再生数が大きく伸びている。明菜以外(薬師丸さんとか岡田有希子さんとか)も、同様の現象がみられる。


6位 PRINCESS PRINCESS 447,613

え、プリプリは詞・曲共に、完全にメンバー内で自作していたでしょ?と、お思いになったあなたは正しい!
但し!デビューである「赤坂小町」時代(はサブスク上に音源皆無なんですが)~86年のアルバム『Kissで犯罪』時代までは、メンバーの自作はほとんどないので、今回唯一バンドでのこの「アイドル」ランキングに入れてしまいました。

またここで余談を挟んでしまいますが、皆様ご存知、桃子のRA MU(ラ・ムー)をはじめ、REBECCAのボーカルNOKKOや、FAIR CHILDのボーカルYOU(江原由希子)も、私の中では「アイドル」なんですけど!(超・個人的基準でな!!笑)……でも、バンド名義作品はメンバー全員を対象にして考えないといけないから、今回、プリプリ以外は(泣く泣く)このランキングから外しました。
――いやいや、だってこれもまたそこまで入れはじめると、すごい数(異様に長いランキング)になってしまうからさ!!


7位 工藤静香 360,999

キョンキョンとは反対に、ソロデビュー1・2年目のアルバムから多く聴かれている印象。
やっぱ、(デビュー時の勢いとでもいえばいいのか、歌唱における拙く粗削りな部分すら妙味持ち味となって)ソロデビュー時点の頃の歌い方のほうが、静香氏は良いよね?(と、個人的には思っています。)
ノンタイアップのアルバム曲ないしカップリング曲の中では、4thシングルB面「夏がくれたミラクル」の再生数が一番多い。(良曲だけど、最も静香っぽくない楽曲だと私は思う。)――こういう「意外な展開」が、サブスクランキングの醍醐味。


8位 国分友里恵 356,185

83年デビューで、今も歌手活動を継続されている。

作詞家としてもご活躍されていて、中山美穂「ただ泣きたくなるの」を、御夫婦で作られている。(作詞:国分友里恵 作曲:岩本正樹)


で、
City Pop界隈で桁違いに再生数が多い女性ボーカル作品10曲をこのようにプレイリストにしてみたのだが。

世界的に「ウケる」には、やはり音だけでなく、「声」「歌い方」も重要な要素なんだろうな、と感じるわけである。
そう、音作りの部分だけであれば、例えばCity Pop的なアプローチの作品は、日本の従来の(誰もががパッと思い浮かぶような)80年代アイドルソングにも散見されるわけであるが。
しかし、City Popボーカルの重要な要素であろう「coolさ」をも備えている「所謂アイドルボイス」というのは、そのラインではなかなかお目にかかれないようだ。
例外的なところを挙げるなら、明菜の87年の全編英語詞のアルバム『Cross My Palm』なんかが思い出されるが(見事に「洋楽」をボーカルから既にバッチリ再現していて、ホントに才能のカタマリであるなと思う、明菜は。)、でも、そういう作品の存在はあるにせよ、これはもう「所謂ジャパニーズアイドル」的ではない(むしろ対極的)作品にカテゴライズされるであろうから、結局、やはりなかなか、例えば聖子的「キャンディーボイス」ワールドが、世界に切り込んでいく(=サブスクで予想外に再生数を伸ばす)というのは、実際「高い壁」がそこにある(ずっとあった)のだと思う。(つまり日本国外では「ジャパニーズアイドル特有のキャンディーボイス」はそこまでウケないのかな?と。)
……とはいえ、私はそもそも「ジャパニーズアイドルPOPS」的音像世界とそのボーカル世界が大好きなわけなので、海外でのウケが良かろうと悪かろうと、そのことで別にそこまで大きく個人的に一喜一憂することもまたないのであるが。(私が好きなのだから別にそれはそれでいいだろう、他所の奴らの趣味嗜好なんて関係ない、と、こうなるわけだ。笑)
「海外でも評価された」は素晴らしいことだし素敵なことだ。――アイドルPOPSファンの私としても「わーい」とそれは素直にうれしい。
が、しかし反面、「だから、海外で評価されないのなら、それは残念なことである・価値がないに等しい」と一足飛びにそこから結論づけるのは、何というか至極短絡的な「論理の飛躍」だと私は思う、ということである。

局地的な盛り上がり(局地的にしか盛り上がらない)を見せるこのような「ドメスティックカルチャー」こそ、もしかしたら、こういうオープンな場で語って記録に残すことに意義が出てくる、とすら、私は思ったりもしはじめている。――喩えるならこれって、「そこの村人しか知らない祭り」の記録映像みたいなものではないか。
いやはや、もはや「80年代ジャパニーズアイドル文化」は、世界的視点から超・俯瞰的にとらえれば、一種の民俗学とも言えるのかもしれない。
(いや、さすがにそれは違うだろ。笑)


9位 高橋玲子 350,368

1986年11月5日に、このシングルでデビューされたようです。
英語が堪能な方で、この曲のシングルカセットには英語バージョンも収録されている
……とか、そういう「割とどーでもいい」情報しかみつからないのです。(笑)

Wikipediaにある子役の「高橋礼子(玲子)」とは別の方のようですね。(あまりにも情報がないよ~。)
と、いうわけで、Wikipediaも存在しない程、情報が少ない方々は、ここにリンク等を貼ったり以下のように調べて簡単にメモを書いておこうと思います。

家にあったレコード情報誌によると、高橋玲子リリース作品は、上記画像のシングル2作のみの模様。

1stシングル(86年)
A面「ラブソングは唄えない」※「妻たちの課外授業Ⅱ」主題歌
B面「きっとONLY YOU」
A/B面とも 作詞:佐藤純子 作曲:芹澤廣明 編曲:西平彰

2ndシングル(87年)
A面「サンセット・ロード」※唯一サブスク化されている楽曲
作詞:佐藤純子 作曲:浜田金吾 編曲:奥慶一
B面「September Blue」
作詞:佐藤純子 作曲:中崎英也 編曲:奥慶一

うち、サブスク化されているのは2ndシングルの「サンセット・ロード」だけのようですが、それでもこの月間リスナー数とは驚き!!



10位 小泉今日子 323,509

「知る人ぞ知るアルバム曲」で再生回数が多いのは、80年代中より後のアルバムからが多い印象。
90年代以降も新規ファンを上手に取り込んでいるのか、それとも2000年代に入っても昔からのファンがずっと相当ガッチリ追い続けて聴いているのか。(どっちもかも?)
2008年のAL『Nice Middle』収録の「samida-rain」(詞・曲・編:上田ケンジ)は、これからの季節にピッタリの名曲である。私は毎年必ず聴いている。



11位 渡辺美里 305,911

逆に美里氏は80年代中の作品が強い。
85年の1stアルバム『eyes』、あとはバカ売れした『Lovin’You』、『ribbon』辺り……でも他にも90年代に入ってから当時売上好調だったアルバム(『tokyo』『Lucky』等々)はあるのだけれど。
その売上枚数の数字の多寡とそこまでピッタリ一致するわけでもまたないのが、サブスク再生回数の面白いところ。
――うむ、美里氏のボーカルも、私の中では「80年代を代表する声」というイメージがあるかなあ。


12位 Wink 297,005
(相田翔子名義の数はここに含まず)

相田翔子のホームページがやや「手作り感」あって好感が持ててしまうわ。(阿部寛ほどではないが。笑)

翔子ソロとしてはいまだLIVE活動も活発にされているようで何より。
翔子がマイペースにがんばっていてくれると、何だかホッとしてしまう私です。
(そんなさっちん気分の私――春の午後のことでした。笑)


13位 薬師丸ひろ子 287,528

「知る人ぞ知るアルバム曲」枠で言うと、まりや氏と、あと中島みゆき作品が強いかなあ。(みゆきさん御自身は、シングル曲しかサブスク化していないから、そのせいもあるんでしょうが。)
「未完成」とか「おとぎばなし」とかは、みゆきファンである私ですらも、薬師丸版のほうがお気に入りだったりする。(どっちも好きだけど!)
みゆきも「歌う語り部」だが、薬師丸氏も、違うベクトルで、でもなかなかのやはり「歌う語り部」である。
淡々と語って(歌って)も、そこに「一つの物語」がちゃんと出現するのが、薬師丸節。


14位 今井美樹 283,529

改めて聴くと(そう、サブスクってつい「改めて聴いちゃう」んですよね、そこが楽しい)、デビュー時から既に「今井美樹唱法」が確立されている感があり、なるほど、作家やディレクターも、この声を聴けば「こういう作品群にして見よう」と盛り上がるだろうな、と。
その天性の歌声が、作家やディレクターを本気にさせた、という意味では、今井美樹は立派な「アイドル」である。
(個人的な「アイドル定義」が多分に含まれている意見です。笑)



15位 荻野目洋子 282,366

「ダンシングヒーロー」が強いのは言わずもがな。
あとはNight Tempo氏が取り上げた「知る人ぞ知るアルバム曲」も強い。
そうそう、久保田利伸がアイドルに曲提供すると、意外とハマったりするんですよね。
(荻野目さんの「LAZY DANCE」もそうだし、あと、キョンキョンの「NUDIST」とかもすごくいい。)
あと、荻野目作品の中では、個人的には、ナラダ・マイケル・ウォルデンのプロデュースでじっくり時間かけて作った89年のアルバム『ヴァージ・オブ・ラヴ』の曲とか、あとは月光恵亮プロデュースの92年の2枚の意欲作アルバム(『流行歌手』『NUDIST』)とか、もっと聴かれて欲しいかなあ。(これは荻野目ちゃんに限らずだが、)枚数たくさんリリースしていると、聴かれるべき!是非今聴いて欲しい!なのにどうしても埋もれてしまうアルバムって、出てくるんですよね。(私にもっと発信力があったなら、皆様に更なる徹底周知していきたいところなのだが!!笑)



16位 菊池桃子 249,831

先述の理由から、RA MUの再生数はここに合算されておりません。
世界的City Popブームの中心人物である林哲司(桃子のデビュー~3rdALまでは全曲の作編曲、それ以降もRA MU前までは全作作曲担当)効果もあって、サブスク再生に火が付いた印象があったので、菊池桃子単独名義だけでも、もっと上位に行くかと思ってたけど、この位置か。(その他のここより上位の方々が大健闘しているとも言えますが!)
でも、3rdAL『ADVENTURE』が特に大ウケしたのは、再生数の多さから見て事実なのであろう。ボーカルも安定してきた頃だし、あと、このアルバム、ジャケ写がとりわけ素敵なのだよな。大好き。



17位 CINDY 248,391

中山美穂への曲提供で有名……かと思いきや、月間リスナー数ではなんと美穂よりCINDYのほうが上なのか?!
サブスク界、これだから面白い!!

(作曲家としてではなく)歌手デビューはてっきり90年かと私思いこんでいたのですが、80年代にアニメ「うる星やつら」4代目OP(第128話~第149話)を歌われているんですね。

84年リリースの「Chance on Love」

他、80年代中にシングルアルバム各1枚ずつリリースされているようです!
(90年代の活躍は皆様ご存知の通りでしょう!)


18位 岩崎良美 212,473

「タッチ」主題歌をたくさん持っているのもあるだろうが、やはり(先述の理由からか)林哲司楽曲が強い。「アルバム曲」も結構再生されている。
「何でも歌いこなせる実力派」であることが裏目に出る部分があるとするなら(これは河合奈保子等にも言えることだが)、意欲的にチャレンジすればするほど、アルバムごとにカラーが結構様々に変化してしまうので、「岩崎良美はこういう音楽世界の歌手」というイメージの定着が難しい、というところはあるかもしれない。(でも、色々チャレンジさせたくなるでしょうね、やっぱり良美は上手いもの!)


19位 森高千里 184,367

森高さんったら、ゼティマに移籍した以降のCD音源はサブスク化しないのね。なので87年デビューから92年までしか、CD・レコード音源はない。ギリギリAL『ペパーランド』は入っているが、この辺りからのアルバムの手作り音触感がますます個人的には好きなのになあ、と、残念に思ったり。
(何故かライブ音源だけはあるけど?何でLIVE音源はOKなのに、レコード・CD音源はだめなのかしらん??)
(90年代デビューになりますが、そういや、ハロプロの皆さんも、サブスク化はまだ見送り中みたいですもんね。)
(――まとめると、ま、「事務所の方針」ってことになるのか?)


20位 斉藤由貴 177,694

90年代リリースの『LOVE』というアルバム、この頃はあまりもう以前ほど歌手活動メインではなくなっていたせいか、当時の売上枚数はそれほどでもなかったのだが――どうも近年、由貴のこれまでのアルバムの中では最もよく聴かれるものの一つになったようである。これまた面白い。
唯一、再アナログ化もされたようだし。(いや、90年代の作品だから、当時はCDしかリリースされてないので、言い方としては「初」アナログ化が正しいのか。)

でも、売上としてはそこまで振るわなかったこのアルバムに着目していただけるとは、「サブスクリスナーの耳は信用に値する」なんて個人的に思ったりしてしまう。私はこのアルバム、リリース当時から好きだったので。


21位 中山美穂 166,401

City Popブームを牽引する角松敏生作品も多くあるので(やはりアルバム『CATCH THE NITE』の再生回数はすごく多い)、もっと上位に行くかと思っていたのだが。
もしかすると、イヤフォンして外で聴く(今時はそういうリスナーのほうが多いかも)のに、87年末以降の「しっとり落ち着いてきた」美穂の声質があまり合ってないかも?とも思わないでもない。(私はそっちはそっちで好きな声質だが。)(何というか、例えば、イヤホンの外部からの所謂「街の騒音」に消されちゃう音域の声、という感じが個人的にはしてしまうんだよな。――イントロがやけに長いな、と思ったら、「あれ、もう歌が始まっていたのか?」みたいなことが、外で美穂の曲を聴いているとよくある。こういうのって、リマスターの際の再ミキシングとかの作業の調整で改善できないものかしら??)
その根拠として、例えば、「You’re My Only Shinin'star」は88年にシングルカットされ売上枚数もグンと良かったから、こちらのVerのほうが当時は広く国内では浸透していたと思うのだが。



以下に添付した86年の「初録音オリジナル版」のほうが、サブスク上では今再生回数が圧倒的に多いのである。

聴き比べると、アレンジはそこまで変えてないけど、まず声質と、その上歌い方まで全然違うから、拍車がかかって、「2年間の差」が面白いほど際立つ。ちなみにキーは同じである。
デビュー当時の「キャピ感」のある声のほうが(そう、だから同じキーで歌うと、この曲って高音部分が結構あるので、86年までの声質では「キャピ感」が出るのだ)、今どきのイヤホンリスナーには好まれるのかな?なんてそこから推察してみたりして。……実際、どうなんだろうな?



22位 柏原芳恵 136,405

同年同日デビューの好敵手・河合奈保子に比べて、月間リスナー数は芳恵ちゃん(どうしてもこう呼びたくなる。笑)が大きくリード。
やっぱみゆき楽曲(カバー含む)の多さが影響しているかな?(特にみゆきさんは、シングル曲以外はサブスク化していないしな。)
それにしてもアルバム『春なのに』(全曲みゆき作品カバー)の選曲は一体誰が行ったんだろう??
いや、だって「よしえちゃん」に、「ダイヤル177」とか、フツー歌わせないと思うのだが?! う~ん、なぜ?の嵐(秋絵)である。(ま、そこが面白ポイントでもあるんですけど!!)



23位 早見優 128,879

早見優も、アルバムからの「知る人ぞ知る」作品の再生数多いです。
多分、今の耳で改めて聴き直しても、なかなか早見優、良いですぞ!!
80年代を象徴する音世界がそこにある。バブル前夜の、どこまでもカラッとサラッと、濁りやくすみのない、清涼炭酸飲料水的な世界がシュワっと爽やかそこにある。「恋かな」と聞かれようと「愛かな」と聞かれようと全部「YES!」と答えざるを得ない(どっちなんだい、どっちでもIN!かい!!)、さながら日陰のない真夏のようなそれは世界とも言えるかもしれない。(もちろん褒めているのである。私は好きだ。――自分の中には存在しえない世界を求めるのが、私にとっての「アイドルPOPS」だからさ。)


24位 本田美奈子 125,519

ノンタイアップのB面にしてはやけに再生回数の多い「TOKYO GIRL」をサブスク上で聴き直して、「改めて聴くといい曲だな!」となった。こういう再発見が面白いのである。
そして、その他諸々、アイドル時代だけでも改めて聴き直すと、「既にめちゃくちゃポテンシャルがある歌手」であることがわかる。――逆に「ロック的アプローチ」って、ある程度歌が上手くて声量がある人なら「誰でも」できちゃうわけだから、「そっち」じゃない方向を試したほうが面白いことがもっとできた気もするけれどもなあ。(とか、今更そんなことを言ってみる。)


25位 中村あゆみ 116,523

後に川村カオリや加藤いづみを手掛けた高橋研プロデュースでデビュー。「翼の折れたエンジェル」ってやっぱ80年代の音の象徴みたいなヒット曲だなあ、なんて思ったり。
その後セルフプロデュースに切り替わった後も、ヒット曲をたくさん残しました。


26位 間宮貴子 103,634

さてさて、私にとっては完全に、ここサブスク世界にて、つい最近になって「はじめまして」の方で、つまり、これまで全く存在を存じ上げませんでした。(勉強不足。)
それにしても、82年にアルバム1枚だけ残した音楽活動で、今2024年、月間リスナー10万人越えって、痛快ですらある。(良い作品が、後年になってちゃんと再評価された話に弱い私である。笑)
今調べても、間宮貴子のそれ以外の情報がほとんど出てこないというのが、かえってカッコイイ。
シティポップブームの吸引力、恐るべしというところも感じます。


27位 酒井法子 100,749

アジア圏でも人気があると、その分、強いですね。
最近の作品も再生数上位に入っています。
のりP健在。マンモスうれP!


28位 小比類巻かほる 98,779

「CITY HUNTER」作品と同名タイトル主題歌持っているし、やはりそこが強みかな。
今も活動継続中の御様子。


29位 秋本奈緒美 95,145

俳優や司会のイメージが強いですが、ここで歌手として再注目されているのが興味深い!元々デビューは歌手としてでしたもんね。


30位 森口博子 83,962

ここで皆様にお知らせがございます!!
森口さん、ガンダム楽曲以外の作品も、サブスク解禁になっている!!(わーい!!!)
解禁になったのはつい最近だと思うので、その割にこの順位に来ているのは、素晴らしいことなのでは?!


31位 岡田有希子 81,945

84年デビューで、今年40周年ですか。
時を経た今が一番、純粋に「作品が」聴かれているように感じられるので、私はうれしいです。


32位 松本伊代 80,429

数々のヒットシングルを抑えて、アルバム曲の再生数も結構伸びている。――うむ、87年の全曲林哲司作曲のアルバムからだけかと思いきや、それ以降(80年代末や91年)のアルバムからの曲も再生数が多い。
こうしてみると、松本伊代ってずいぶん長く歌手活動を継続していたんだよなあ、と感じる。



33位 石井明美 77,894

ヒット曲が複数あるからそれでこの数字なのかと思いきや、知る人ぞ知るなアルバム曲も再生数多いです。
デビューアルバムの『Mona Lisa』、改めてみると、ジャケ写がカッコ良くて好き。


34位 山下久美子 74,048

80年代前半の作品もさることながら、布袋氏がプロデュースし始めた1986年以降の作品も、再生数が伸びている。
「赤道小町ドキッ」はたくさんの方にカバーされているが、やはり山下久美子の声でないとな!――それくらい吸引力のある「永遠の少年少女性」を含む魅力的な声だと思う。



35位 南野陽子 70,502

新曲(おおお!)「明日への虹」

なんとサブスクでも聴けます!

80年代当時見ていた方々が、今でもご健在でご活躍されている姿を見られるだけで、ホントにそれだけで元気がもらえます!!

6月発売の「ザ・ベストテン」のナンノ全集も楽しみ。


36位 原田知世 68,729

そうそう、この手の企画では絶対入れ忘れたくない(個人的にも 笑)知世氏ですが、実は80年代中の作品は、ごく数曲(てか2曲)しか、サブスク化されておりません!
(早くしてよ!!特にCBSソニー時代な!!笑)(坂本龍一プロデュースアルバムとか、今サブスクで聴けないの、もったいなくない?)
とはいえ、映画「時をかける少女」のサントラから「同名タイトル主題歌」(あまりにも有名な……何なら私のプロフィール欄もご覧ください。笑)と、5thシングル「愛情物語」(の、何故か「オリジナル版」ではなく88年の再録版)があるっちゃあるので、80年代の曲、ほとんどサブスクでは聴けないけど、それでも一応やはり今回のランキングには入れておきましたよ!(だから早く!)
知世氏も、最近の作品のほうが、再生数の伸びが良い印象。川谷絵音作の楽曲「ヴァイオレット」の透明感は、もはや異常。「知世――いつまでも、おそろしい子!」である。



37位 浅香唯 67,940

「浅香唯がこの位置か」というのは、このランキングの一つの基準になりそう。
シングル曲は順当にヒット曲・代表曲から再生されている感。そしてアルバムも、再生回数は当時の売上に比例している感、である。



38位 飯島真理 59,341

「愛・おぼえてますか」が代表曲かと思うが、坂本龍一プロデュースの1stAL『ROSE』とか、もっと聴いて欲しいですよね。



39位 河合奈保子 58,836

80年デビューから82年くらいまでは、どこか「歌謡感漂う」アルバムが多いんですが、84年辺りの年4枚出していた頃のアルバムは、なかなか音的にも冒険していて、モロ80年代っぽくもあるし、面白んだけどなあ。できればそっちのほうをもっと聴いてもらいたいんだけどなあ。



40位 麻倉未稀 56,176

やっぱ、ドラマ主題歌多数あると、これもまた、アニメ関連ほどではないにせよ、強いですね!



41位 浜田麻里 51,686

デビュー時からロック路線で、今現在も驚異的に衰え知らずの伸びやかなボーカル。流石でございます。



42位 おニャン子クラブ 47,578

おニャン子クラブ母体楽曲って、おふざけ中心のシングル曲より、アルバムのほうに良い曲が結構ありますよね。……なんかもったいない。(と、当時も思ってました。)



43位 安田成美 46,781

「ナウシカ」主題歌を持っているのと、後は細野晴臣や高橋幸宏作曲の作品が多いので、この位置ですね。
私にとっては中毒性(注毒性)のある声で、時々嫌でも(嫌でも?)聴きたくなってしまうんです。どうしてくれるんでしょうか。(あああ!また「蝶をちぎった少女」の脳内再生が始まってしまった!)
「風の谷のナウシカ」2024年再録Verも、結構再生数が伸びてます。



44位 Sugar 46,549

81年デビュー。代表曲は「ウエディング・ベル」の女性ボーカル3人組。なかなか素晴らしいコーラスワークである。
アニメ「伊賀のカバ丸」主題歌等も持っている。
アルバムにはメンバー自作作品もちらほら混在。



45位 岡本舞子 44,092

と、いうわけで、冒頭でとりあげた舞子氏。
「80年代・純正(誰がどう見ても)アイドル」枠の中では、40年弱経過した近年になって「大飛躍」の「令和大注目株・昭和アイドル!」じゃないかと?



46位 BaBe 34,831

Winkもそうだけど、二人の声の相性がバッチリなんだよな。
Babeはリアルタイムの中学生当時、アルバムもよく聴いていたから、やはり聴き直すととっても懐かしいのです。



47位 国生さゆり 33,894

「バレンタイン・キッス」とか、超・定番曲を1曲でも持っていると、やはり強いね!
1位の静香に次いで、おニャン子クラブソロでは2位の好位置。



48位 うしろゆびさされ組 31,060

ソロ名義(「高井麻巳子」「ゆうゆ(岩井由紀子)」)は合算されていない。
「奇面組」のアニメ主題歌持っているのも強みかと。



49位 椎名恵 29,748

でも「ヤヌスの鏡」主題歌の「今夜はANGEL」がサブスク化されてな~い?!
この曲が入っていたら、もっと上位でしょうに!!



50位 森川美穂 26,404

2024年リリースのアルバム(これまでの曲の歌い直しが中心)『Brightest』もなかなか良いです。ボーカルの柔らかさが増しましたが、伸びやかさと透明感は当時と変わらずそのままなのが実にスゴイ。相変わらずの超・実力派。



51位 掘ちえみ 23,769

一言。再び歌ってくださっているのが、ホントに、ホント~に、私はうれしいです!!!!!



52位 和田加奈子 22,260

アニメ「気まぐれオレンジロード」効果もあるかもですが、それだけもない気も。
今聴くと、結構カッコイイ曲多いです。



53位 伊藤智恵理 21,441

ベスト盤一枚しかサブスク化されていないにしては、良い数字のように思う。
(ベスト盤1枚しかサブスク化されてない80年代アイドルは多いが、やはりそうなるとその分、リスナー数の伸びが少なくなるんですよね。月間リスナー1万越えがガクンと難しくなる感じ。)



54位 加藤有紀 20,093

そして、この方も、ベスト盤1枚しかサブスク化されてない……けど、City Popに分類されるとやはり強い。
というわけで、あきらかにCity Pop文脈で再評価も高まったであろう「アイドル」(かなり広義)の方々の80年代リリース作品を、こちらにプレイリストにしてみました。

よろしければどうぞ!



55位 増田恵子 18,182

ソロデビューは80年代なので入れておきました!
ちなみにMIE(未唯)さんは10000に届かず。



56位 CoCo 16,643

小室哲哉作曲の「春・ミルキーウェイ」が面白い。
一見、合わなさそうな取り合わせが、意外と合った時のその「化学変化」が、アイドルPOPSの醍醐味。



57位 長山洋子 16,509

ここで皆様にお知らせがございます!!(その2)
アイドル時代のものも含めて、ほとんど全てシングルがサブスク化されている!
……のだけど、アイドル時代のオリジナルアルバムのほうまでは、いまだサブスク化されていない模様。(カバー曲が多いといろいろ難しいのかな??)


というわけで、ここで浮上してきた「演歌・歌謡曲シンガーはアイドルではないのか?」問題。
いや、87年デビュー坂本冬美は、月間リスナー数14万人


次いで、87年(「藤あや子」としては89年)デビュー、藤あや子が1万人

(参考までに80年代デビュー、その後、1万人以下に、マルシア、伍代夏子、神野美伽、松居直美、等々が続く。)
……よっぽど「入れとこうかな?」とも思ったんですが。
(たぶん、80年代デビューに限定すれば、1万人越えは上記の2人含めて長山洋子入れてこの3人だけだし。)
(「どこからが歌謡曲?」となると、これまた独断でその境界ラインを引くしかなくて、となると、基準が曖昧にはなるしなあ、ということもある。)
でも、ここら辺のジャンルまでカバーするとなると、さすがに「入れ忘れ・調査漏れ」が発生する気がしたので、今回は「演歌・歌謡曲デビュー(と私が個人的にみなした)方々はこのランキングの対象外」とさせていただきました。ゴメンナサイ!




58位 わらべ 15,146
倉沢淳美のソロ名義作品は含まず。

(そういった意味でも、わらべはアイドルに入れていいのか、いつも迷うのだ。……でもまあ、倉沢淳美と高橋真美の各々ソロ作品は、「アイドル」に入るだろうし、それに、比較の際の参考になるデータだから、今回わらべはこのランキングには入れておきました。)

84年の年間ナンバー1ヒット曲を持っているユニットでも、この位置だったりする。
「懐メロ」ではなく、「今、聴かれる」「今、聴き直したくなる」のほうがやはりポイントなのでしょう。



59位 渡辺満里奈 14,796

満里奈は、これとは別に、そのうち一記事書きたいです書きます。
ねえ、きっとよ!



60位 河合その子 14,575

アルバム収録の名曲「雨の木」がちゃんと再生数伸びていることに、お拍手。(サブスクリスナー、素晴らしいです!!)
ちなみに、おニャン子関連で月間1万人越えはここまで。次点となるのは、うしろ髪ひかれ隊の7872人。



61位 谷村有美 12,794

デビュー曲「NOT FOR SALE」とか、めちゃくちゃフュージョンでシティポップ感あるし、そろそろ再注目されないかな?



62位 ribbon 11,804
(永作博美ソロ名義での作品は含まず)

80年代末、89年12月デビューのribbonがたまたまこの位置に来たので、リスナー数10,000人までで、何となくまとまりも良いから、このランキングは締め切ろうと思います!


と、いいつつ、参考までに
次点

63位 太田貴子 9,175

アニメ「くりいみぃマミ」のサントラ以外つまり御本人名義のアルバムでサブスク化されているのが「Angel of Voice」というコンピ盤なのですが、このコンピはなんと2021年リリースです。2020年代に改めて80年代アイドルのコンピが組まれるのもレアケース。
まだ歌手活動も続けてらっしゃる模様。



以上!
「月間リスナー」数なので、結構変動あるかも?ですけど!
というか、調査から既に一か月近く経ってしまったから(調査から執筆完了までモタモタ時間をかけてしまったのは、繰り返しますが、例の歯医者のせいです!笑)、既に時間の経過とともにリスナー数とか順位の大きな入れ替わりとかあるかもしれません。(大きなメディアとかで特集組まれたり紹介されたりすると、それだけでグッと一気に動きそうですもんね?)

また、「あの人、調べ忘れてない??月間リスナー1万人以上は絶対いると思うけど?」みたいに思い当る方がありましたら、よろしければご教示いただけると幸いです。(とはいえ、今から調べても、リスナー数調査時点がズレてしまって正確なランキングにはならないのだが。)(と、いうこともあるので、「調査漏れ」がないように、結構入念にランキングを作ったつもり……なのですが、はたしてどうだろう!?)

そして、ribbonまで62人(組)、各アイドルの累積再生回数の一番多い曲で、この順位を丸ごと、こちらのプレイリストにしてみました!
(但しこのプレイリストでは、記事中の「アイドル定義」ルールに則り、詞・曲ともに自作の作品と、明らかに演歌ジャンルの楽曲は除きました。)

「どういう曲を歌っていたっけ?」等々、記事を読んでお思いになった方は、こちらからぜひご試聴くださいませね!



――うーん、作ってはみたものの。

どうも90年代以降の曲が混ざると音触がバラけてプレイリストとしてまとまりがないので(つまり個人的にイマイチ気に入らない。笑)、累積再生回数の一番多い「80年代中リリースの曲限定」で、もういっちょ、プレイリスト作ってみました。(こちらのプレイリストでは、79年11月リリースの松原みき「真夜中のドア」からスタートしてみました。で、最後が89年12月リリースのrbbbonのデビュー曲、と。――キマッた!!)(という、自己満足の極み。笑)
※CINDYの80年代中リリースの楽曲でサブスク化されているのが、鳥山雄司のアルバムにボーカルとして参加している1曲しかなかったので、鳥山雄司名義のその曲を収録してあります。


と、いうわけで、
ここまでオタク果汁濃縮還元200%越えのこの狂気としか思えない長文記事にまたもや目を通してくださった――そうです、今ここを読んでくださっている、
そこのあなた様ですっ!!

どうもありがとうございましたっっ!!!

――コトモリ、マンモスうれPっ!!(今記事マンモス2回目。笑)


〈2024年6月15日追記〉
「いや、でもやっぱりこれは「アイドルランキング」ではないと思う……。」

と、思われたそこのあなた?

この記事の続編も、よろしければご一読ください。

(――早い話が、結局、今記事内のランキングを作り直ししております。笑)









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