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#46 コミュニティ

あけましておめでとうございます。
2022年の始まり、始まり。
2021年の修正出来るところを修正して、やめる事をやめていこうと思います。

昨日の振り返り
 ポツンと一軒家を見ていると
 みんなが幸せそうな顔をしている。

普段はあまりテレビを見ない私も年始の「ポツンと一軒家」は、見てしまった。
見てしまったと言う表現がかなり当てはまる。

見ようと思って準備していたのではなく、電源を入れたら始まっていたので見たら、チャンネルを変えられなくなった。

予備知識だけで言うと、山の中にある、本当に「ポツンと」とある一軒家を探して、住人を取材する番組。非常に不便な場所に住みながら、災害があったらどうするんだろう?
番組の存在は知っていたが、観た事はなかった。

まず高い確率で奥様の方が旦那様の家に嫁ぐかたちで始まっている。農業や林業、鉱山で働くなどが多く嫁いでから知ったパターンもあった。
先祖代々からの家を守る為に移住せずにいる。

現代では、想像も出来ない過去がある。
切り出した木材を人力で麓までおろしたり、結婚式は、3km離れた恩師宅で準備して歩いて向かう。電気も水道も通っていない状況で、子を育て、飯を炊き、洗濯をする。

今はそこまでの不便さは無いにしても、住み続ける事に楽しみがあるのか?と感じたが、
住人達の表情は、皆幸せに溢れている。

ここからの景色が最高。
自慢の庭を整備する事が趣味。
何より隣同士の距離は遠いがコミュニティがしっかりしていると感じた。

昔は何軒かあったが今は空き家になり、ポツンと一軒家になった。高齢になったのもあるが安否確認の装置もあり、隣人に会いに行っては、同じ時間を過ごす。

隣同士が遠いにもかかわらず、時間の共有は、都会にはなくなったものがまだ残っている。
移住者が増えているのも分かる気がした。

誰かと繋がっていたい、共通の話を理解してくれる人と話したい。
このポツンと一軒家には、自然とそれが全て残っていて、いとも当たり前かのように生活している。

欲しいものを手放して、今気づけば、やっぱり欲しい。無い物ねだりの様な場所で過ごしているんだなと思い知らされた。

1人でなんて生きて行ける程、強くはない人間を、ポツンと一軒家の住人達は知っている。
見た目は「ポツン」だが、一軒家と言うだけで、
しっかり繋がっているのだと気付かされた。

知識の口伝。季節の口伝。
技術の口伝。空気の口伝。
先人達からも繋がって、これだけあれば幸せですと言う「足る」を知る。

考えさせられた、年始でした。

読んでくれて、ありがとう。
出会えた事に、感謝です。

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