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完走の感想〜超初心者ランナー必見!やる気の源を得て、カメは瞑想でゴールする〜 #22

■note#22

先日、6年ぶりにマラソンに挑戦し、無事完走!
完走の感想は、「なんで6年も走らなかったんだろう?やればできるのに!」でした。

マラソンとはいっても、超初心者のため、景色を眺めながら10kmをゆっくり走っただけなのですが、思考面での変化が大きかったので、シェアできればと思います。

・何か始めたいな!と思いながら数年経過しているあなた
・マラソンに挑戦したいけど…で思考停止しているあなた
・超初心者ランナーでマラソン大会の参加が怖いあなた


まさに、マラソン大会に参加する前の私!
そんな同じ思いをしているあなたに向けて、一歩踏み出すきっかけをお届けします。

読み終わった頃には、「やらないから、やる気が出ない!」「やらないから、不安が募る!」「じゃあ、やってしまおう!」になっているはず。

最後まで、どうぞお付き合いください。

※この記事に感じるものがあれば、いいね♡を押していただけるととても励みになります。

■自己紹介
ことほぎと申します。
日頃は、勤務社労士をしながら、好奇心に任せて、女性活躍推進団体のプロボノをしたり、プログラミングやデザインなどを学んで、サイトを構築したりしています。最近の悩みは、体力の衰えと不動産活用。
運動経験は、スキー・スケート・水泳・トランポリン・バスケット・一輪車・剣道・合気道・テニス・ボクシング・スクーバダイビング・ヨガ・ピラティス・マラソンと、まあまああるのですが、一旦やめてしまうと、筋肉が衰え、ミドルシニアらしい体つきに(^^;
ミドルシニアとはいえ、好奇心旺盛なため、やりたいことは山のようにあります。それらをやりきるためには、一にも二にも体力!
ということで、マラソンを再開しました(^^) 


何か始めたいな!と思いながら数年経過しているあなたへ


威張れることではありませんが、私は、「怠惰of怠惰」、「先延ばし・先送りの女王」です。

実際に、マラソンも6年もの間、挑戦せずに過ごしてきました。その間にも走り続けていた先輩は、今回の大会で、なんとサブ4でフルマラソンを走り切っておりました。本当に、心から尊敬してしまします。

とはいえ、今回、私は重い腰を上げました。

なぜ、一歩を踏み出せたのか?

それは、上司への宣言と大会へのエントリーがあったからです。

宣言と締め切りの効用。

+++++

私の上司は、陸上部出身で、年に数回大会に参加し、旅ランも楽しむようなベテランランナー。転職する際の面接でも、心をつかむために、マラソン話をしたのを覚えています。

話をしておきながら、走っていない!は許されません。昨年末、雑談をしながら、マラソン大会にへの参加を宣言。

おまけに、上司が毎年参加する大会に!

宣言をしてから間を置かずにやったのは、大会へのエントリーです。たいがい、大会の3か月前くらいに募集がかかります。先延ばし癖のある私は、さっさとエントリーしないと、絶対にエントリーしない自信がありましたので、宣言した勢いがあるうちにエントリーしました。

また、場所が遠方の場合は、交通機関やホテルの手配が必要になります。

私の場合は、バスで2時間ほどだったのため、マラソン大会専用のバスに申し込みました。自家用車でも良かったのですが、初めて参加する大会なうえに、下見ができなかったため、走ること以外に頭を使わないよう、バスを利用しました。

超初心者で大会に出場する場合は、それでなくても緊張していますので、走る以外に手間取らないよう準備することをおススメします。

これで、ゴールが決まりました。他人に宣言したので、後には引けません。エントリーやバス利用で15,000円もかかっています。無駄にはできません。


さあ、走るぞ!


こうして、コンスタントにトレーニングして完走しました!


と言いたいところですが、そこは、根っからの怠惰of怠惰!そう問屋が卸しません。

超初心者ランナーの雪道ランは、ハードルが高かった(>_<) 左足の捻挫癖もあるため、恐る恐る走ると変なところに力が入る始末。そんなこんなで、冬の間は、柔軟や筋トレ中心に過ごしましたが、コロナ感染後の体調不良が継続していたこともあり、宣言直後の勢いは失速。

それで、本格的に走り始めたのはいつなのか?

いつだと思いますか?

なんと、大会の1週間前(^^;

言い訳は無数に浮かびますが、さすがにカッコ悪すぎますので、ここでは割愛。

不安でしたね。本当に走れるのか!
1週間前の土曜、重い腰を上げて、現状把握を兼ねて、無謀にも10kmを走りました。6年ぶりにランニングシューズを履き、当日着用するウェアを着て、ランニング用のアプリを立ち上げ、いざ出発!

私のお気に入りアプリはAsicsのRunkeeper
もう一つのお供は「
SonyのNW-WS620シリーズ

重かった!
本当に、自分の体なのかと思うくらい、腕も腰も脚も重かった。。。

でも、大会は待ってくれません。走るしかありません。なんとか、休み休み走りました。

6年前、いくら遅くてもキロ6分台で走っていたのがウソのように、キロ8分以上、歩いたほうが速いのではないかと思うほどになっていました。。。

ゲンナリする現状とはいえ、運動すると気分が上がります。どんなんであれ、走った達成感が得られました。

でも、考えてみれば、想像はついていたはず。ゲンナリする現状であることが。それなのに、走れたのはなぜなのか。

やめようと思えばやめられました。1週間前だし、体力を温存しなきゃ!なんて言い訳しながら。

でも、ゴールが決まっていて、他人に宣言していたから走れたのです。

なぜなら、物理的に日時の先延ばしができず、「自分で宣言したことも守れない奴」と他人にレッテルを貼られる恥ずかしさ以上に、守れなかった自分が、今後の挑戦を阻害するように思えたからです。

たぶん、私と同じような怠惰of怠惰で、何でもかんでも先延ばし・先送りする癖のある方は、きっと経験があるはず。

「やろうと思って、やらなかったこと」を数えながら、「やらなかった自分」への不信感と嫌悪感で、次の一歩が踏み出せなくなった経験が。「どうせ、自分なんて」と。

そこで、私が使ったのが、宣言と締め切りの効用

宣言は、自分を俯瞰するのに役立ちます。これをしなかったときの自分が、他者の目にどう映るかを考えずにはいられなくなり、それと同時に、自分がどうありたいかも考えるようになります。

締め切りは、やらざるをえない状況をつくります。先延ばししたくてもできない状況に、自分を追い込めるのです。

まずは、始めたいことを決めて、先に締め切りをつくり、誰かに宣言してみましょう!

あなたの一歩が始まるはずです。


マラソンに挑戦したいけど…で思考停止しているあなたへ


マラソンランナー、あちこちで見かけますよね! 

旅ランも面白そう! 走るだけならお金もかからないし、健康にもよさそうだから、私も走ってみようかな? という方も多いはず。

でも、

・ランナーは、みんなシュッとしていてスリムだから、ずんぐりむっくりの私なんかは無理よね。。。
・長く走ったことがないから、未知すぎて、何から始めればいいかわからないし。。。
・なんだかんだ、大会に出るとなると、シューズもウェアもエントリー代なんかもかかるから、やっぱりマラソンは。。。

って、挑戦する前から、やらない理由・できない理由を探してませんか?

以前のnoteでも紹介した脳の仕組み。

「できない」と思えばできない理由を探し、「できる」と思えばできる理由を探す。

私も、偉そうなことは言えません。日々、無意識にできない理由を探していたり、宣言や締め切りの効用を使い切れないこともしばしば。

でも、脳が「できる」理由を探してくれるなら、脳をだます工夫をしてもよいかな?と思っています。

そう思ったらやることは、「できることから始める」です。

始めるときに邪魔になるのは、自分勝手な思い込み。脳が探したできない理由があたかも事実であるか如くに思い込み、はじめの一歩を踏みとどまらせます。

■ スリムでなくても、マラソンは走れます。

私が走った10kmぐらいであれば、ふくよかな方もたくさん走っていました。もちろん、私もシュッとはしておりません。ハーフマラソンやフルマラソンくらいになると、膝などへの影響もあるので、少し体重を落とす必要があるかもしれませんが、あえてダイエットをしなくても、トレーニングするうちに自然に落ちていくだろうと思います。

■ はじめから長く走ろうとしなくても大丈夫!

はじめは5kmマラソンの参加から始めてみてはいかがでしょうか。5kmといったら、近所の少し離れた徒歩圏内のスーパーを往復するくらいの距離です。

ちなみに、あまりに体力が落ちていた私は、大会1週間前に10kmを走った後、2~3kmを毎日走るようにしていました。

たったの1週間でしたが、体は正直です。はじめに走った時とは大違いで、本番では脚が軽く感じられました。

プロの選手でも、はじめはウォーキングから始める方もいます。はじめの一歩は、あくまで「できることから始める」に限ります。

■ 費用に関しては、確かにかかります。

ウェア等もそろえ始めると際限はありません。エントリー代に関していえば、ケガ等の保険代が含まれているほか、今回の大会では温泉の無料入浴券が含まれておりました。大会参加で得られる達成感とともに、一味違う日常を味わえるのも醍醐味です。

費用対効果の効果に、何を求めるかは人それぞれです。

私が今回求めたのは、宣言したことをやり遂げるための締め切り効用。そのうえで、「できる」を体験し、停滞しきっていた物事を進めるための原動力を手にすることでした。

また、とてもよい大会だったため、今年から毎年参加して、健康状態を計測することにしました。

私は、費用以上の効果を感じています。


マラソンに挑戦したいあなたは、できることから始めてみてください。

「できる」と思えば、脳が勝手にできる理由を探し、できるあなたをつくってくれるのですから。

「できない」と思い始めたら、「なんでできないと思うのだろう?」と考えてみてください。「それってホント?」って。

あなたの「できる」はもっともっと多いはず! できなくさせているのは、「できない」と思う習慣のせい。

脳に「できる理由」を探してもらいましょ!


超初心者ランナーでマラソン大会の参加が怖いあなたへ


マラソン大会、怖いですよね! 参加する前、確かに怖かったです。何が怖かったのでしょう。

・持ち物は何が必要?
・ベストコンディションにするために、何をすればよい?
・走るときの持ち物はどうしよう?
・どんな流れで走るの?
・走り切れるのかな?

などなど、怖さは、未知による不安からくるものでした。

■ 当日の持ち物

私の場合は日帰りだったため、ウェア・帽子・ランニングシューズを身に着け、以下の持ち物をリュックつめて持っていきました。

前泊する方や長距離を走る方などによって、必要な持ち物は変わります。事前に、下記の参考サイトやランナーブログなどで確認しておきましょう。

<持ち物>
・ランニング用マスク
・薄手のレインコート(バスの中の冷房対策にも役立ちました)
・タオル
・着替え
・サンダル
・ボディケアシート
・カロリーメイト
・アミノバイタル
・ポカリスエット
・スマホ
・お金

5月の北海道ということもあり、快晴ではありましたが、日差しはそれほど強くなかったため、日焼け防止の装備はしませんでした。そのかわり、アレルギー対策で、ランナー用のマスクをつけて走りました。さすがランナー用だけあって、苦しくなく、鼻水が止まらない状況にならず、快適に走ることができました。

■ ベストコンディションにするためには

ベストコンディションにするために一番気をつけたのは、食事です。お腹が張ったりしないように、食物繊維の多い食品は、1週間前からとらないようにしていました。前日の夕食は、20時に軽く済ませ、当日の朝食は、走る4時間前に終わらせてコーヒーを飲み、走る直前にアミノバイタルを飲んでのぞみました。

距離に限らず、お腹の調子は走りに影響します。日頃から、自分のお腹と対話し、コンディションの整え方を知っておくのもトレーニングの内といえそうです。

■ 走るときの持ち物

私は10kmマラソンだったため、Garmin vivosmart 5とスマホ(1万円札含む)だけを身に着けて走りました。荷物預り所では、貴重品を預けられないため、貴重品はできるだけ少なくする必要がありました。そのため、私が持っていった貴重品は、1万円札とスマホのみ。ランナー用のケースにどちらも入れて走りました。中には、ランナー用の小さなリュックを背負ってる人もいました。前泊されて貴重品が多めの方や長距離を走る方は、リュックが重宝しそうです。

■ 走る流れは

バスで到着すると荷物を預け、トイレを済まし、会場にいくことになるのですが、トイレは激混みなため、はやめに済ませる必要があります。

スタート時間までは、ウォーミングアップをして過ごします。ベテラン選手のストレッチを真似たりして、なかなか楽しい時間です。

9時にフルマラソンの選手が走り始め、1時間後の10時に10km・5kmの選手が走り始めました。バス停のある場所から、参加者の流れに沿って、30分前にスタート地点に集合。地元の学生音楽隊の演奏に見送られてスタート!

同じぐらいの速度で走る人の足元をみながら、脚の動きが止まらないように走りました。木陰の多いコースに、2か所のエイド(給水所)が用意されていたこともあり、かなり快適に走り切ることができました。

ゴール後は、バナナと水、トートバックに入った大会のタオルとTシャツ、温泉の無料入浴券をもらい、着替え室へ。

荷物預かり所で荷物を受け取り、いくつかある中から選んだ温泉ホテルに向かいました。

日帰り入浴が満員で、受付が締め切られたため、併設のカフェで昼食をとり、湖を一望できる足湯でまったり。

入浴券は大会から1週間での利用が可能なため、後日あらためての利用となりました。

少し観光気分を味わい、帰りのバスに乗り、大会の行程が無事に終了しました。

■ 走り切れるか問題

一番の怖さといえば、走り切れるか問題ではないでしょうか。怖さの根源は、やってみなければわからないところにあります。ある程度トレーニングを積んだ選手で、走り切る自信があったとしても、当日に何が起きるかはわかりません。確実な結果が保証されてないことに、人は強く不安を感じてしまいます。

ましてや1週間前に走り始めた私。はっきり言って、走り切れる自信はまったくなく、不安も大きかったです。ただ、そんな私を勇気づけてくれていたのは、メンターからの一言。

「意識した行動は、すべて瞑想である。」

コントロール学であるピラティスの10原則でも、「意識」「気づき」が重んじられています。意識することで集中が生まれ、調和に満ちたフローをつくり出せます。

ピラティスの10原則
・Awareness(意識・気づき)
・Breath(意識した呼吸)
・Balance(極によらないバランス)
・Concentration(俯瞰した集中)
・Center(動きながら軸を探索)
・Control(意識した心と体の使い方)
・Efficiency(効率性)
・Flow(流れ)
・Precision(正確性)
・Harmony(調和)

走り切れる自信はなかったけれど、他者と比べることなく、自分の体と対話しながら走ることが、瞑想につながると思うだけで、なんだか心が軽くなったのを覚えています。

私の今回の目標は、大会に参加すること、走り切ること。そうすることで、自分との約束を守り、自信を取り戻すことでした。タイムは気にしていませんでした。

こうして、すべては瞑想と考えながら踏み出す一歩は、確実に私をゴールに運んでくれました。

まとめ

マラソン大会に参加して得た気づきは、そのまま日常でも活かせるものです。

「怠惰な先延ばし女王」が、すぐすぐ、「勤勉な前倒し女王」になれるわけではありませんが、自分の癖を知って、思考や行動を工夫することは、すぐにできます。

私と同じ癖のある方は、この機会に、思考や行動の工夫を一緒にはじめてみませんか。

きっと、あなたを理想のゴールに導いてくれるはずです。

■ 何かを始めたくて躊躇してるとき

・宣言と締め切りの効用を使ってみる。

■ 挑戦前にできない理由ばかりが思い浮かぶとき

・できることから始めて、脳に「できる理由」を探してもらう。
・脳内でできる理由をリピート再生する。
・できない理由が浮かんだら、「ホントに?」とその理由を考えてみる。

■ 怖さを乗り越えたいとき

・未知のものを既知にする。(やりたいをやるにする)
・すべては瞑想と思って意識して行動する。

考えているだけでは、未知は既知にならず、不安が増長します。不安な時は、やる気も起きません。やる気も起きなくて、やりたいのにやらない時間が続くと、やらない・できない言い訳を考えるようになります。常に言い訳している自分にも嫌気がさし、なおなおやる気が失われます。かなりな悪循環。

マラソン大会での一番の気づきは、「やる気がでなくて不安なのは、やらないから」、この一点につきます。

毎朝6時に示唆に富む記事を投稿くださる#おはニコ隊長のかりんさん!
この時の記事にある言葉が、悪循環を断ち切るエールのように感じられます。

「詰まった時ほど動こう!」



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