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ずいぶんと、文章を書かずに時間が経ってしまった。

色んなことがあり、色んなことを感じた。自分も周りも変化もあった。おおむね健やかに過ごしているし、最近また、ダメ元で人にお願いしたことが叶いつつある。叶った瞬間はとても幸せで有り難くて、だけど願いが叶っても日常は続く。

願いが叶った瞬間の幸せと有り難さは、次から次へとやって来る細々とした日常のあれこれの中で、遠い記憶になっていく。

でもって、気付くと落ち込んだりモヤモヤすることに目が行ってしまい、あんな幸せなことなんてなかったみたいに一人ごちている。

しあわせは確かにあったのにね。

ていうか、こんな日常こそがほんとは何よりかけがえのない、ありがたいものかもしれないのに。願ったことが叶ったときは嬉しいのに、既に叶っていることは、なくなるまでわからないのかな。

こんな風に理屈をこねては、真夜中がどんどん過ぎていく。明日は目の前。眠る前の時間くらいは、今日あった嬉しい、楽しい出来事を思い出そう。小さくても確かにあった、光の粒を集めよう。

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ここまでは、とりとめのない心の呟き(前にもおんなじようなことを書いてた気がする)。ここからは、少し前にあったエモい出来事を。

夢の中でバンド練習をしていた。いつもの皆だけじゃなく、知らない子も二人くらいいる。どちらもボーカルらしい?

とりあえず今練習している原曲を流しながら一緒に合わせてみよう、となる。知らない曲。たぶん洋楽。原曲に合わせて、知らないボーカルの子達が歌う。明るいメロディーで、サビはちょっと怒ってるような迫力で、歌う。

そして目が覚めた。夢で流れた曲のメロディーを、まだ覚えていた。私に作曲なんてできない。知らないうちに何かの曲を夢に登場させただけかもしれない。

でも、思わずスマホのボイスレコーダーに、メロディーを口ずさんで録音した。メロディーに合わせて、歌詞も考えた。夢の中ではたぶん洋楽で英語だったから、何て歌ってるのか分からなかったけれど、サビでイーブンという発音をしていたのは覚えている。

even、これを、響きはそのまま「言い分」を当てはめた。不安なことに対して、僕らの言い分を聞いて!みたいな歌詞を書いた。

恥ずかしくて、音楽の仲間にもまだ誰にも話してない。話すかどうかも分からない。何しろ私は楽器ができない。鼻歌で伝えるのも照れくさいし、楽器ができないのにメロディーが出てきた?いやいや、だから無意識に何かの曲をパクっているだけかも知れないのに。それを作曲しました!みたいに披露するなんて。

でも、自分にとってはこれはエモい出来事だなぁと思う。パクりかも知れなくても、夢の中で流れてた曲に歌詞を付けて、あたらしい歌と出会ってしまった。なかなかに面白いことだと思う。

そして、たまたま今日1日の出来事や、心情に合う歌詞だった。

ので、ここにその歌詞をこっそり載せておきます。冷静に読むと意味の分からない詞だし、思春期のポエムのようでやっぱり気恥ずかしさはあるけれど。久しぶりのアウトプットとして。いつか人前で演奏する日が…来ても来なくてもどちらでもいいです今はまだ。

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『夢で流れた曲』

こうして忘れる流れ連なる僕達の過ごした日々
音もなくまとわりついてくるこの影を
振り払うも抱き締めるも全てはこの手のひら

隠してた不安を一つ取り出した
ちょっと待って頭から丸ごと飲み込んじゃわないで

身に余る不安よ聞いてよ僕達の言い分 言い分
こんなバラバラのままで終わりたくはないんだ
夢で流れたあの曲は何?教えて 教えて
それをみんなで歌いたいんだ

そうしてはぐれたそのまま離れた僕達の選んだ道
どっかでつながる瞬間を夢見てる
立ち止まるも歩き出すも全てはこの足元

忘れてた不安と少し向き合った
眠れぬ夜も起きれぬ朝もたまにはあるから

目の前の不安よ言ってよ私の言い分 言い分
どこからどこまでが本当かわからなくても
夢で見上げてた背中は誰?教えて 教えて
笑った顔だって見たいんだ

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