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【#WJ31】週刊少年ジャンプ2023年31号感想【寿司いくら】

アンケ1:マッシュル 2:鵺 3:暗号学園


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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#wj31】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ31号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【マッシュル完結!!】


【#wj31】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ31号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【高校生家族最終巻もあるよ】


●呪術廻戦 227話

表紙
五条と虎杖の表紙絵!
先週「ワンチャン虎杖いない表紙だったらウケるね」って言ってたけどさすがにそこまではやらんかったか。
まあ今の宿儺って見た目だけでもエグいネタバレだから表紙には描けんわな。
巻頭カラー
本編に即した五条(ボロボロ)と宿儺in伏黒。と申し訳程度の虎杖。
なんとか食らいついてる虎杖で笑っちゃう。本編では観戦してるだけなんよなこの子。
本編
五条vs宿儺。
領域展開バトル第一ラウンドが宿儺の勝利に終わり、反転術式で振り出しに戻したところで……
五条悟、再び領域展開……!!
「領域の外から攻撃してくるなら、外に強い領域を作れば良いじゃない」
それは……そうなんですが……
離れ業をやってのけるのは五条だけでなく宿儺も。
領域展開しながらの領域展延!
確かにどちらもやれないとは言ってなかったけど、それにしてもそんなことできんの!?感がすごいのよ。
さらに「「無量空処」の影響を受けないのは五条悟本人と彼に触れている者だけ」……五条vs漏瑚のくだりで示されてた仕様をここで使ってくるか…!しかも宿儺もちゃんと身をもって知ってる情報。
領域展開バトル第二ラウンドも宿儺の勝利。「仕切り直しだな」煽りもキマってるわ。
そこからさらに五条は「落花の情」で時間稼ぎ。互いに持てる技術総動員して時間の稼ぎ合い削り合いって感じ。
ラストには領域展開バトル第三ラウンド。
宿儺の領域範囲より大きな結界……と思いきやどんどん縮小……これは一体……!??というところでヒキ。
「領域展開」と固有能力ではない"テクニック"だけであの手この手で魅せてくるなあ。
この2人にしかできない最高峰の戦いなんだけど、あくまで基礎をLv.100にしたところでの戦いなので無から生えてきたような情報が一切無くて見応えがすごいな〜。

●逃げ上手の若君 116話

玄蕃と夏のクラフト回。唆るぜこれは!
火薬の秘密を探るべく、ず〜っとうんこの話!!うんこ、うんこ、またうんこで結局ほぼラストまでうんこだからすごい。よりによって掲載順実質1位のこのタイミングでこの回やる?
サブタイも「U.N.K.1337」。ふざけてるな〜。
……と思いきや、当時うんこがどう扱われていたかを時代背景から説明してきたりもする。急に賢くなるじゃん……!!
玄蕃がなんだかんだ心から時行を慕ってることの再確認、玄蕃と夏の親交を描きつつ、本筋のうんこの研究もしっかり進む。
なるほど正体は硝酸か。それこそDr.STONEでさんざっぱら擦った物質ですね。
おかげで汚いドクストとか言われてて笑っちゃった。
2人で肥溜め落ちるところはマジで最悪な汚さなんだけど、うんこのモザイクで玄蕃の素顔を曖昧にしてくるのうんこの使い方が上手いな〜。
うんこの使い方が上手いって何???
ハート目の夏ちゃんめちゃくちゃかわいかったです。乙女やね。
初恋はうんこの香り……(あんまりだ)

●SAKAMOTO DAYS 125話

引き続き豹vs熊埜御。
前回「チェーンとかピアス今すぐ外したほうがいい」って言ってたんだけど今週冒頭で外してて笑った。そりゃそうよね。
で、バトルの方は豹の反撃フェイズ。
豹、とにかく重さとスピードを練り上げた脳筋ゴリ押しの武骨すぎる戦い方良いな〜。
あらゆる攻撃を拳ひとつで弾きぶち抜くの気持ちいい。
熊埜御は不利と見るや即座に通行人を巻き込む形にシフト。思わず助けちゃうあたりまたしても豹の好感度上がっちゃう。
ラスト付近のモノローグも含めて、めちゃくちゃ不器用で人間臭くて、才能が無い自覚があるのに人一倍努力してシンプルな強さを突き詰めた……ってあまりにも良いキャラすぎんか??好きになるに決まってるやんこんなん。
もう豹のこと大好きになっちゃってる……からこそ、もうダメ〜ってところに平助助けに来たのすごい嬉しい。
豹死なないでくれ〜〜!!

●アイスヘッドギル 2話

センターカラー!
新連載表紙とほぼ同じ絵じゃね……?
本編
最初の島を出たところから。
道中出会ったルドとハイジ…のリッチにまつわる事件。
ルド、ぶっ倒れてるとこ助けてもらっといて「何してんだ!?」「出てってくれ!」なので好感度低。
ハイジちゃんも結構かわいいのに登場シーンだけあんまかわいくないの勿体無いなー。
戦闘シーン、敵が生首の相方を使ってくる戦い方してくるのはちょっと面白いし敵の鎖を逆に利用するのも悪くない解決策なんだけど、いかんせんずーーっとコマが小さいから分かりづらいし迫力も無いんだよなー。
小さくしたぶん内容を詰め込みたかったんだろうけど、今回を通してレギュラーキャラが増えたわけでもなければ縦軸が何か進んだわけでもない……言うたらこの回カットしてもなんら問題ない回なので詰め込むほどの内容でもないのが根本的な問題としてあるんだよな。それならまだ大ゴマばんばん出して爽快感に振った方が読者に見せる意味がある。
う〜ん……普段あんまこういうこと言わないんだけど……
ダメそう………!!!

●キルアオ 11話

冒頭からわかる幻獣組登場回。
「最初聞いた時は笑ったが…」
この世界の中でもおもしろ二つ名扱いなんじゃねーか!!
前半は家庭科部。頼れる部長、ポンコツな十三、シン、ノレンでほっこりするね。十三とシンが闇稼業あるあるを共有してるのも好き。
そしてここで「家庭科部、いいねえ…」を読者に感じさせるのが後半の展開に活きてくる。
後半、幻獣組の天童天馬登場。名前的にペガサス担当。
冒頭で野球やってた上に野球部への差し入れでエンカウントしたから野球のスペシャリストかと思いきや、サッカー・バスケでもプロを目指すとかいう分かりやすくぶっとんだキャラづけ。今現実に大谷翔平とかいうバケモンがいるから野球がすごいだけではぶっとんだキャラとまではならないのかもしれない。それにしたって3種目プロは物理的に無理じゃない!?って思うけどね。試合日程とか絶対被るでしょ。
天馬、能力の高さに由来する不遜さが敵としてのムカつき具合に直結していて、それによる十三の「家庭科部をバカにされた」という怒りは前半にしっかり家庭科部の良さを描いたからこそ読者にも共感できるものになってるわけね。
構成は安定感あるし展開早いしやっぱ巧みだな〜。

○鵺の陰陽師 8話

代葉の回想から。
「お前の視界は私も共有している」
……つまり、前回二人羽織でゲームしてた時も見てたってこと!?一体どんな気持ちで……!!
しかもこんな籠の中の鳥みたいな扱いされてるから前々回のモブたちの「あの子悲しそうな目をしてる」が芯食ってることになっちゃったんだよな。どんな噛み合い!?
本編は代葉vs鵺。
いきなり代葉と狂骨の連携プレー。
ちゃんと2人組との戦闘って感じするしだからこそ1対2でも全然余裕ある鵺さん格高い。
その後の廊下での戦闘もめちゃくちゃ良かったな。
人一人背負ったまま膝からガッツリ90°倒れ込むという人間には絶対できない体勢で攻撃を回避、そのまま片脚を浮かせて蹴り、さらに下からの攻撃を身体をひねって回避──ここだけでも全然見たことないアクションなのに見やすくて見応えあるバトルだな……!?
「盡器」という新しい概念も登場。学郎の剣も盡器……七咲ちゃんのブーツも多分盡器だよね。
あらかじめ実例を見せておいてからその概念の名前を出すの理解しやすい。「あの時のアレもそうだったのか!」みたいな。ワンピで覇気出てきたときとかもそうだったよね。
なんか地味にこういうとこちゃんとしてるんだよなこの漫画……
後半は一気に画面が暗くなってただならぬ雰囲気。
「右目を閉じて10秒息を止めてくれ」
何か分かんないけど何かしらヤバいことが起き(て)るんだろうなっていう緊張感、良いね。
狂骨の本来の姿、想像以上にクリーチャーだったしきちんと怖い。てか何気に画力すご。
そして今回一番テンション上がったのはこの後よね!!
「淵廟8番 拘束霊鎖解放 式号「眇の鴉合」」
か、カッケェ………!!

わたしの中の厨二心にズンズンくる!
この漫画にそこをくすぐられるとは思ってなかったから全然受け身が取れなかった……!!
お前……BLEACHになる気か!!?
で、それに対抗する鵺さんの技が
「盡器No.3 柱刀骸街(ゼノブレード)」
ぜ、ゼノブレード!?いいのか!??

剣のデザインもオマージュ元のゼノブレイドに登場するモナドって剣にそっくりって話題になってたね。調べてみたけどわたしは正直言うほどか?と思った。似てなくはないかなくらい。
ネーミングのトンチキさに意識を持っていかれるけど、壁に立ったまますごく異質な形のクソデカ剣を具現化して敵を一瞬で一網打尽にするのめちゃくちゃカッコいいよね。別次元の強さであることが一発で分かる。
キメゴマがここまで派手だとバトルも満足感あって良いね〜。
てかここまでちゃんとバトル描けるのに7話までバトル以外で稼いでたのすごいな。強みが多いのもすごいし爪隠してたのもすごい。
どこまでいくんだこの漫画は。

○マッシュル 162話(最終話)

センターカラー!
1P目思いっきり「巻頭カラー」って書いてあって笑った。最終回だぞしっかりしろ!!
見開きは最終回らしい大集合イラスト。みんなでシュークリーム食べるって今までありそうでなかったな。
めちゃくちゃ平和で楽しげですごく良い絵。差別と偏見のない世界を象徴するかのよう。
たださすがにイノゼロ家は獄中だから無理か。
本編
いきなりマッシュじゃなくて笑った。
最終回で手紙の代読させる主人公初めて見たよ。
ただ手紙の内容自体はこの作品のテーマ性を力強く押し出したマッシュらしい素晴らしい内容。
「魔法が使えなくても」から始まり様々な人が平和に暮らすことを肯定していく中に、「悪いことをしちゃった人でも」が入ってるのがグッときたな。そうだよな……悪いことしちゃった人もちゃんと償いが済んだら平和に暮らしていいんだ。
マッシュの「仲よく暮らしていけたら」のイメージが子供の頃にじいちゃんと手繋いでるシーンなのもしみじみ良い。
授与式が終わったらじいちゃん。
オタクは最終回に1話セルフオマージュやってくる展開が大好き。
なのでドア破壊して帰宅したのもそりゃあ大好き。嬉しい。
後半は次々キャラが出てきて、全員交代交代でコメディ。
アンナちゃんがみんなの前に出てきたのが初だから、ランスくんが今まで見たことないキレ方してて笑った。これもっと見たかったな。
ブラッドさん(1話の悪徳警察官)との決着もついたし。そりゃもう今のマッシュの機嫌損ねたらやばいしな。めちゃくちゃ離れたところからじいちゃんのピンチ感知して一瞬でやってくるくらいはやる。
そしてラストはもうベタすぎるくらいベッタベタなハッピーエンドでめでたしめでたし……ん、この漫画はそれでいい……!!
この漫画らしさが全面に出た良い最終回でした。

全体の振り返り
コンセプトからしてそうなんだけど、しれっと何かをパクって元ネタ知らない層にウケてる……みたいな行儀の悪さは常にちょっと引っかかってはいた。
……ものの、この漫画の魅力の根底を作っていたのは、独特のゆるいノリのギャグだったり、マッシュのデタラメすぎるバトルだったり、セコンズやサーズのバチバチに絵面がキマったカッコいい魔法のセンスだったりといったオリジナリティの部分だったので、その武器を最後まで自覚的に振り回し続けていたのは好きなポイントでした。
途中の引き伸ばしパート込みでも18巻と割と短めなので、最終決戦前にもっと色々やっても良かったんじゃね?とはちょっと思ったかな。学校ならではのイベントとかもっと見てみたかったよね。修学旅行とか文化祭とか体育祭とか。
でもマッシュの成長、イノゼロとの決着、神覚者授与、差別と偏見の解消……と、やるべきことは一通りやり遂げて綺麗に終わったのは何より良かったね。
個人的には変に数年後…とか最終回発情期とかやらずに終えたのも好きだったな。あくまでこの後はご想像にお任せします的な。
数十年後また魔法界の危機が訪れた時、かつて世界を救った伝説の男としてマッシュに声がかかる……とか想像するとアツくない??
「今のぼくはただのパティシエなんですけど……」みたいなね。
ということで、甲本先生お疲れ様でした!
正直マッシュルが甲本先生に合いすぎてて、マッシュル以外の次回作描けるのかちょっと心配だぜ……!!

○アスミカケル 3話

二兎vs大牙父第2ラウンド。
二兎が寝技のレベルがクソ高いのが分かったけど、それだけじゃあMMAでは勝てないぞ!…って、強みと弱みがハッキリしてるの、どこに着目して読めば良いか分かりやすくて良いな〜。
大牙父も指導者ゆえに戦いながらついつい教えることを念頭に置いちゃってるのも好感。
打撃の重要性も分かったし、打撃フェイズから如何に寝技フェイズに持ち込むかの駆け引きの面白さがMMAド素人のわたしでも感じられた。
試行錯誤の立ち技から、寝技になった途端流れるように技の連打なのも緩急あって楽しい。
ラストはばっちり技決まったけど試合なら反則技──ただしこの勝負は引き分け勝利!ってのも落とし所として良かったね。
大牙父の格は落とさず勝負に勝ったカタルシスはしっかり味わえるつくり。
最後は兄貴の一狼も登場。早いな!?もう出るんだ!?

○僕とロボコ 143話

出シャンブルズ。
ロボコの一発ギャグ、毎回ちゃんと面白いの何気にすごいよな。必ず真顔でやってるのが良い。
本編はモツオとのお別れ。
前後編でもしっかりギャグやってくるこの作品にしては珍しくがっつりシリアス。
心にもないこと言うモツオ、怒りの涙を流すガチゴリラ、「親友」って言い返してもらえないボンド……
読んでてわたしも「なんで!?小学校卒業後までは一緒にいられる約束だったじゃん!?」ってなったんだけど、「仕事での転校は仕方のないこと 普通の家庭でも起こること」ってパパの発言には「確かに……」となってしまった。
これパパ説得したらなんとかなる問題でもなさそうに見えるし、どうやったら解決できるんだ……!?

○夜桜さんちの大作戦 184話

センターカラー!
扉絵は年中組!ランド&ネモもあるかと思ったけど違ったか〜。
色つくと四怨の露出とパーカーのサイバー感際立つね。
本編
悪ふぁの暴走を止めましょ〜よ!から。
ネモちゃん、能力での現状把握から持ち前の冷静さによる状況整理までできるのでかなり便利だな〜。
今回の目的は二重人格を切り替えさせるための「きっかけ」、「嫌いなもの」を見せる──
そのための作戦会議。ミッション残り3分ちょいなのに「3分だけ待って!」で待つわけなくない!?って思ってたのに素直に待ってくれてる悪ふぁシュール。残り時間からして1分くらいは待ってくれてたっぽいし、言うほど悪じゃない説あるぞ!?
「嫌いなもの」を見せる…って、そんな簡単に現物用意できなくない?という課題を指で再現することでクリア。ちゃんと回想に指カエルですら嫌がってる描写があるあたり丁寧ね。
カエルで悪ふぁからあるふぁに戻ったらそのまま落下、助けに来た年中組を捕まえて課題クリア!
単純に自分たちを囮にしただけじゃなくて、ホログラムでそうなるように行動を誘導してたあたりが工夫して勝った感があって好き。勝利に必要だったのはほんのささやかな工夫。
悪ふぁになったからできた作戦だけど悪ふぁのままではできなかった作戦でもある…ってのが全てに意味があるのを感じられて良かった。
最後にはスタンプゲットでちゃんとカタルシス得られてすごく良い回でした。
てか悪ふぁ解除と年中組捕縛という2つの課題解決をスムーズに1話にまとめてるの何気にめちゃくちゃ構成力すごくない?

●アオのハコ 107話

正月完全に明けて3学期。
バド部パートもありつつ本題は中盤からのファミレス女子会。
花恋さん、めちゃくちゃハイテンションにお祝いしてくれるのおもろいし良い友人だなあ。
千夏先輩の「タブレットあるよ」のツッコミでまたジワる。
その後も若鶏のステーキ叫んでるし。
で、読者としても気になってた「あんたたち一緒に住んでるんだよね!?」問題にも切り込みが。
耳まで赤面して困り顔の千夏先輩かわいっ。
花恋さんも「まさか…」「あやつ…意外と手がはやい…」ってしっかりエロい勘違いしてんじゃん。からの
「私が大喜くんに触りたくなってるの」
エロっ………!??
「触れたくなってる」じゃなくて「触りたくなってる」なのがエロい。個人的には"そういうニュアンス"がほんの少し混ざってる感じがする。
こんなくらいで「私 変態みたいだ」ってこんなウブでプラトニックな若者今どきいる!???すげーわ……
そしてなによりラストの
「そんな顔は初めて見たよ」
の顔がかわいすぎる。かわいすぎてリアルに「なんだこいつ…!!」って声出ちゃったもん。
悪い意味じゃなくて「なんだこいつ(かわいすぎだろ)……!!」って感じ。
やばいな付き合い始めて明らかにギア上がってるわ。

●ウィッチウォッチ 115話

災いの日編。
冒頭はモイちゃんとラン。ランのインナー、なんか妙に露出多くてエロくない!?
一方カンちゃん。ここだけ一切因縁のないマッチアップなんだよな。
なので少しでも相手のキャラを立てたい。夢の魔女だから睡眠キャラ。目にクマあるあたり本人は眠れてないのかな。
そして今回メインのケイゴパート。
「余計な電話しちゃったじゃないか」
「何のこと!?」
これは本当にそう。こんなシリアスなのに笑かさないで!?
ウルフに変わろうとするもののリストバンドがすり替えられてて不発。これケイゴは基本リストバンド見るわけにいかないから気づけないんだよな。
地面に三日月描くのも土の魔法で牽制。土の魔法、冷静にめちゃくちゃ強くね?
ウルフに変身する手立てを奪われたケイゴがどうするかというと、なんとケイゴのままで戦闘……!フロウト身につけてたのはこの時のための布石だったのね。
スケート由来だからスピード感ある戦闘で真っ当にカッコいいんだよな。
しかも「友達を裏切った気分はどうだって聞いてんだ」、ケイゴ仲間入りエピソード"犬と雨滴"編で一度ニコたちを裏切って最悪な気分なのを知っているケイゴが言うと重みが違うよね。
これは人気投票1位の風格あるわ。

●あかね噺 68話

ひかるの高座の後から。
得点は93点!
会場と配信の点数が高いこともだけど、学問さん(評論家)からの評価だけ若干落ちるのも納得感ある点数。いうても邪道だからね。
この高得点に対し「いやいや喜べる訳ねえよなぁ」とからし。解説者ポジが板につきすぎだろ!後方からし面とか言われてて笑った。
後半はあかねの高座に向けてのお膳立て。
あかねは今回演じる"替り目"を選ぶ際3択の中から選んだ訳だけど、選ばなかった他の2択──"仁"と"客ウケ"……に特化させてきてたのが嘉一とひかるっていうのは気づかなかったな。言われてみればそういう構造か。面白い。
じゃああかねは?と問われるのが今回のあかねの高座になるわけだ。
「私が落語家になったのは──」といい、志ぐま師匠のモノローグといい、全体的に不穏な空気が流れてるよね。
"あくまであかねの中のおっ父との対話でしかない"とか、"そもそも観る人はおっ父なんて知ったこっちゃないのでは"とか不安材料は結構あるっちゃあるんだよな〜。独りよがりになってるんじゃないか…?っていう。
前座選考会編、あかねが敗北を知るエピソードになるんじゃね?って予想してたけど現実味帯びてきたかも。

●一ノ瀬家の大罪 31話

祖母、幸恵の掘り下げ。
耕三との出会いのエピソードですね。
出会いにデートにかなり素朴でかわいらしいお付き合いをしていたようで。
途中途中に挟まる「意識が無い現在の耕三」が在りし日の愛しさと切なさをより引き立ててくる。
そりゃ幸恵夢の世界終わらないように動くわという納得感あるよね。
回想シーンだけで言うと読切みたいなまとまりの良さがある。ミステリー路線じゃなくてこんな感じのエモ路線でいってればここまでわけわからんくならなかったんじゃないか…?
ただこうなると動機も判明して読者視点、というか翼視点めちゃくちゃ幸恵が怪しく見えてくる…んだけど、それでも「家族」として心の底から心配できるのが翼の独自性なんだろうな。
でもモノローグ的に耕三の部屋にいたのは幸恵じゃないらしいしラストには睡眠薬盛られてるので完全に黒幕候補からは外れた感ある。
眠剤盛ってるの、こないだは美奈子だったけど福井旅行のときは翔もやってたんだよなー。依然みんな怪しい。
てか颯太の部屋についてはお預けか〜。

●アンデッドアンラック 165話

アニメPV第二弾来ましたね……!!
作画のクオリティ凄まじくて、コレで全編作ってくれるなら天下取れるぞマジで!?の気持ちになっちゃった。期待高めすぎ……?
シェンとボイドさんの声めちゃくちゃピッタリだったなー。あと風子めちゃくちゃ可愛いかった。
ジーナのCVは発表されなかったですね。焦らすな〜。
本編。出オチのビリー。
満足に戦えてないのに復帰しないのね。もう十分シェンが対否定者を身につけたからかな。
まあ不可避不抜以外でシェンとスパーする意味のありそうな能力コピーしてないからな今のビリー。
そしてムイちゃん。
トナメ表、ムイちゃんサイドは普通のトナメだったのね。見た感じ8〜9人はトナメに上がってそう。
「決勝で会おう」、準決のタイミングで言うの珍しいな。ふつう大会前とかじゃない?
今のムイちゃんもシェンをシェン様と呼び慕っている様子。前ループと大きく変わらない温度感の関係性ですごく安心した。
「シェン様が勝ち上がるのが楽になれば」
トスするつもりか!!?
天擂祭ってトスOKな感じ!??
で、さらっとかつての親友にバケモノ呼ばわりされて虚無顔の風子笑う。
からの第4回戦……なんだけど。
戦いの前にシェンへの問い。
「シェンさんはその強さを何に使いますか?」
聞きたがって髪ぴこぴこしてるムイちゃんかわい。
そして語られる今ループのシェンの身の上。
漫然と強さを身につけてたところからムイちゃんとの出会い、ムイちゃんに武術を教えたきっかけ、さらにシェンが今何のために強くなろうと思ってるか──まで2ページ半でまとめてるの相変わらずすごい情報圧縮技術。
それを聞いた風子は
「私からはもう教える事はないや!」
と試合を棄権。弟子から師匠にこのセリフを言う逆転がなんかおもろいね。
ファン、風子の棄権にブチ切れてもおかしくなさそうなもんなのに、「…フン …考えがあるんだろうな」って……もうなんかめちゃくちゃ物分かりよくなっちゃってんじゃん!!26年待たされてコレで済ませてくれるの、もはや聖人の域なんじゃないか……??
トナメあっという間に進んでテンポ早いのはいいけど、正直シェンがビリーや風子と戦うところも見てみたかったな。
最後はシェン対ムイの決勝戦。
せっかくだから何のしがらみもなく純粋に全力で武闘家として手合わせ!ってのは分かりやすいし爽やかでいいね!
てかちょっとムイちゃん強すぎるくね??潜弓腿の時のシェンすっごい顔してるよ。
槍天爛華もドラゴンボールみたいな威力だし。だいぶ人間やめてるな。
シェンごしの真八極でこんななるの確かにムイちゃん天才すぎるかも。
ちなみに槍天爛華は漢字が違うけど同じ読みの技がストリートファイター6の春麗の技にあるらしいですね。戸塚先生格ゲー好きねえ。
ラストは「悲劇は私達が必ず防ぐ!!」
確かにこの想い合う二人のガチバトル中っておあつらえ向きに悲劇発生させやすそうなシチュエーションだなあ。現状不運付与してないからムイちゃんも同条件じゃね?ムイちゃんに不真実来る可能性もあるくね?って思ったけど流れ的にさすがにシェンかな。
覚醒の際にはどういう悲劇が起きてどう食い止めるのか。
ビリーが不変でなんとかするみたいなのもあるかもね。不変って考えてみるとやっぱクッソ便利。

○暗号学園のいろは 30話

凍メイン回。
扉絵も凍の自己紹介クロスワードだ。
全体的に"嘘偽り"みたいな単語が多い中、「好きな○○」に「いろは」が含まれてるのちょっとニヤッとしちゃった。
本編ではいきなり匿名希望にQ.91を解いてもらう凍。扉絵で解くのは苦手って言ってるおかげで解いてもらうために会ってるんだなって分かりやすいね。ワンポイントレッスンも匿名仕様なのでいつもと違って新鮮。
さすがにモールスなのはここまで読んできてたらパッと見で分かる。けどこれちゃんと対応表見て確認したらBOENじゃなくてBOEAだった。ミスっとる!!
匿名希望の素顔、助かる〜!と思ってたら「読者サービス♡」とのこと。手のひらの上。
墓苑ではD組学級兵長の柘榴口接吻さんがお待ちかね。早速裏切るように切り出してきたあとは、互いの戦略(ゆめ)の話。
凍の戦略は「持続可能な戦争の技術的コントロール」。確かに言ってる事はもっともな部分もあるけど、考えてることはヒトではなく神の領分なんだよな。接吻さんこんな怖い顔してるけど普通に正論だよ。
一方、接吻さんの戦略は「ピラミッドの建立」。世界大戦で死ぬ全世界の人間のための墓か。暗号資産を求めるに足るスケールのデカい目標だし、集合場所に墓苑を選んだのにも合点がいった。
究極的には叶ってほしくない夢だから「あくむ」とルビ振るのも洒落てるね。
………でも「暗号ピラミッド」ってネーミングはぶっちゃけダサいね!??
その戦略のために凍をヘッドハンティングしに来たわけだけど……
凍、これを拒否!!
誰彼構わず声をかける尻軽女に見えてた凍、どうやら中でもいろはの事はちゃんと特別な存在になっているようす。
これもしかして享楽みたいに「読者が身構えすぎてただけで実は普通にいいやつ」パターン……なのか……!?
「戦わなくてもヒーローになれる」
1話のフレーズを今のいろはの肯定に使ってくるのはさすがの上手さだな〜。
D組からの交渉を突っぱね、A組への義理を果たす選択をしてきたのに、享楽からの皮肉に対してもおくびにもそれを出さないラスト……ちゃんとカッコいいじゃん凍!
最終目標こそぶっ飛んだビジョンだけど、それ以外の部分ではここまでの尻軽イメージを払拭する義理堅さを見せてきた……!
え、でもなんか凍の掘り下げが来るのってもっと後だと思ってたからこのタイミングで急に来るの謎で怖いな?!
読者から失われていた凍の信頼度が戻ってくる良い回ではあったんだけど、隠された真の意図がある気がして落ち着かないな……!??

○テンマクキネマ 12話

再び映画撮影に。
冒頭から倉紅井ちゃんのコスチュームで目を引くの、こういうなりふり構わない稼ぎ方わたしは好きだよ。……なんで最初からやらなかったんだとは思うけど!
今回の本題は尾藤の演技。
そう、元々映画を撮ると言ってもキャストが倉紅井一人なはずないので他のキャラも頑張る必要があったんだけど、倉紅井以外は完全に素人という問題があったんですよね。
今回はこれを「人に合った役を充てがってあるので、持ち味を引き出すだけで良い」と舗装してきたのは上手いなと思った。
「いかにして演者の持ち味を引き出すか」って話になると分かりやすく映画監督の仕事っぽいよね。
やっと本領発揮っぽい話運びになってきた気がするぞ!

○人造人間100 28話

二人の絢子ッ!!から。
絢子を攻撃するのに夢中になっていた鵠は、背後から近づいてくるもう一人の女に気づかなかった──と。
もう一人の女……おっぱいでっかいし激マブやな………
後半はあしびサイド。接近必須な徽章での判別はともかく、ある程度距離があっても判別可能なあしびの血という探知機があるなら鵠が絢子殺さずに済むよう説得できたのでは!?
というか素直に片方だけが正解なんだ。意表を突いてくるなら両方不正解がありえるラインかなと思ってたのでまさかの意表を突かないという選択で逆に意表を突かれたよ。
今度は鵠(に化けた人造人間)と遭遇する一行。あしびが違和感を感じたのは
「鵠なら無事を喜んで抱きしめるなんてせずいきなり殺してくるはず」
って事だと思うんだけど、それはあくまで1対1の出会い頭の話であって、あしび達と一緒に現れたんだったらさすがに本物だと確認取れてるって認識するんじゃないか?と思ったけどどうだろう。
ただラストにクールでドライぶってた絢子が、実は冷徹になりきれない人間臭い人物で──その裏返しとしての結末……というのは良かったね。
この作品、こういう"人外には分からない人間の心の機微"みたいな描写はかなり意識して描いてきてるので好感。ただこっからどうすんのかな。

○ドリトライ 9話

冒頭は黒岩の試合。
空手の応用……もうボクシングじゃない概念出てきた!早くない!?
で、次の対戦相手となる狂実験の虹村なる男も登場。
"大神"に因縁のある男のようだけど、ぶっちゃけビジュアルも中身も大して興味を惹かれないな……
この掲載順になった今、こんなキャラ出してる場合か…!?と正直思ってしまう。
後半は技の修行。
石をダンベルにしてるコマ、右手が左手だし兄弟の作画も不安だしそもそもなんで石をダンベルにしてんの?!って感じだし色々やばいな。
ラストに再び虹村現れたけど、最後の最後にのとこでも手の向き逆だし、指がスーツの襟透過してるし、顔の作画も不安だし。全体的になんか……大丈夫か!??

○次号
週刊少年ジャンプ32号

表紙&巻頭カラー
僕とロボコ
連載3周年!?はや!??
本編どシリアスだけどどうなる…!?

センターカラー
あかね噺
満を辞してのあかねの高座。2連センターなのでこの2話でやりきりそう。

アンデッドアンラック
アニメ新情報が来たらうれしいけど、まあアニメエキスポで出た情報のおさらいかな〜。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
年一くらいで載るこち亀。来年は十数ページくらいのイメージだけど今回は46ページってかなりガッツリだね。


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