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【#WJ41】週刊少年ジャンプ2024年41号感想【寿司いくら】

アンケ1:魔男のイチ2:アンデラ 3:超条先輩


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj41】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ41号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【宇佐崎先生帰還!魔男のイチ!!!】

【#wj41】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ41号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【さいくるびより終了……!!】


●魔男のイチ 1話

表紙
原作は『魔入りました!入間くん』の西修先生、作画は『アクタージュ』の宇佐崎先生。宇佐崎先生、おかえり………!!!
てか組み合わせめちゃくちゃエグくてジャンプが賭けてきてるのを感じる。
表紙絵も気合入ってて、むちゃくちゃ綺麗で煌びやかで、なんかすごいの始まるぞ!と思わせられるね。
巻頭カラー
1.5ページくらいで導入。
「狩り」がキーワードなのね。
見開きはむせかえるほどの本格ファンタジーな雰囲気。でも主人公が学ラン来てるのはそういう学校に行くみたいな話をやるつもりなのかな。
絵めっちゃ綺麗〜〜表紙もだけど約束のネバーランドっぽい感じもちょっとある。
「宇佐崎しろ帰還!『魔入りました!入間くん』の西修と超強力タッグで挑む!」
西修先生は代表作書いてあるのに宇佐崎先生は「帰還!」としか書けないの、それはそうなんだけどなんか…なんかね……
本編
まずは主人公のイチの描写から。
狩りに生きがいを見出してる野生児……だけど根がいいやつなので山の麓の村人たちとの関係性も良好。旅立ちの餞別に狩りたてのウサギあげちゃうのなんてかなり端的にキャラ性を表してるね。
この後の魔女・魔法周りの設定が分量多いからかこちらは比較的シンプル。
得体の知れない化け物を見てまず「狩りたい」と思う狂気と、「死対死」として無闇に殺しはしない理性を同時に描いてる。
中盤からは魔女たち。
魔法自体が生命体で、魔法自身に課される試練を乗り越えることで魔法を習得する……ってのは面白い設定だなあ。
表紙にも巻頭にもいた褐色の魔女はデスカラスさん。すごい名前だ。おっぱいデカくていいっすね!!
魔女のボスらしきマネーゴールドさんも顔面バシバシに決まってて良い。麗し〜。
で、そのデスカラスさんが魔法の中でも特に人類に災厄を振り撒く「反人類魔法」の「王の魔法(キング・ウロロ)とバトル。
デスカラスさん、現代最強の魔女なんちゅうイカつい肩書きの通りきっちりウロロを追い込んでる……んだけど「(ウロロは)女には殺せない」とかいうクソ仕様。やってられんなあこれは。
……とここにヌルッと現れるはイチ!
「うわそういえばイチこいつ狩りたがってたじゃん……!」で話が繋がるの気持ちいいな。
全員が誰コイツどこから生えてきた!?って思ってるであろう状況おもろい。
あんだけ余裕ぶっこいてたウロロもイチにより討伐!ざまあないね。落とし穴で驚いてるウロロかわいい。
死対死つって相手が殺意を向けてくるよう追い込むのはアリなんかっていう話はあるけど。
ウロロを倒すと本来魔力の宿らない男性のイチが魔女、もとい魔男に!
魔女のみなさんからしても緊急事態中の緊急事態みたいだし、これから一体どうなっちゃうの~~!?というところで1話ヒキ。
これは気になって2話見たくなっちゃうわ。
主人公のキャラ見せ、ワクワクする魅力的な世界観提示、そして気になるヒキと第1話に必要な要素がしっかり詰まった1話でした。
なんかD.Graymanの1話本誌で初めて読んだ時と同じ種類の「あ、売れるなあコレ」を感じた。またジャンプの楽しみが一つ増えたね。
イチのめちゃくちゃさに振り回されてギャグ顔になっちゃうデスカラスさんかわいい。こういう隙のなさそうな女の子がポンコツになる瞬間マジで好きなんだよな。

●ONE PIECE 1125話

冒頭ルッチとカク帰還。
彼らはまた出番がありそうね。
お次はサターン聖と中将たち。
中将たちへのお咎めは意外にも無しで、サターン聖思いの外優しいじゃん……と思ってたらドーベルマン中将いらんこと言ったな〜〜……!!そんなんヤブヘビに決まってんじゃんね。
エッグヘッドではパンクレコーズが島雲により独立。ベガパンクのバックアップあってもパンクレコーズが海軍の手中にあったら意味なくね?って思ってたけどしっかり手を離れたな。
さらにマリージョア。
久しぶりにガーリング聖出てきた……なんか様子が変だな……と思っていたら新たな五老星、科学防衛武神に就任……!?てことはサターン聖は……!?
なんかむちゃくちゃ苦しんでる……!!
どうやらイム様がバチギレて今まさに死なせられるところらしい。これは今何かされて死んだというよりは、イム様に与えられた不死の力が剥奪されたみたいな感じなんだろうか。
最終的に一切を聞き入れられず骨にされてしまったサターン聖。
せめて科学防衛武神の業務引き継ぎだけはやっていってくれ……!
てかイム様全然聞く耳持ってなかったね。実際サターン聖ここまでマジでたくさんやらかしてきてるけど、にしてもちょっとイム様の精神的な幼稚さみたいなものが垣間見えた気がする。
お次は見開きでパンクレコーズ。
ヨークとリリス以外の4人は互いに会話もできるんだね。
エジソンだけはボディもギリ残ってたから他のベガパンクのパーツをくっつけて完全体(?)に。てかウェザリアと交流あったんだ……!
さらっとたくさん並んでるヨークの換装パーツエロすぎる。捨てるんならください……
最後には革命軍。
「テキーラウルフ」「ウォッカウルフ」「ラムウルフ」「バーボンウルフ」……そして「サンファン・ウルフ」……って配信のコメントで言われて笑った。一応「サンファン」もお酒の名前として存在はするっぽいのでありえない話じゃ……ない……?
「民衆が"安全な場所"を奪い合う世界がやってくる!!!」
ってそういえば作中で言われるのは初めてか。なんかTLでも配信でもここはもう前提として話進んでたからすごい既知の話って感じだったわ。

●SAKAMOTO DAYS 181話

シンと平助の殺連監獄編。
序盤は監獄の様子。
治安悪いしやっぱジョジョ6部みあるな。
ヤカラに絡まれての戦闘では超能力を使うシン……でも看守止めるのにしか使えてないしまだ伸び代あるな。2つ同時に使えたりとかしたらすごいんじゃね?
負けたヤカラたちが報告しに行った相手は……あ!!このグラサンと「ハードボイルド」!!!
早速シンたちと遭遇!ボイルさん久しぶり〜〜!
この作品、遊園地編から方向性が明確になっていった印象なので割と記憶に残ってるんよなこの人。観覧車の見開き痺れたわ。
めっちゃ浅い階層にいるやんというのはさておき。
シンが一発もらってカチンときたので戦闘開始。シン、血の気多いなコイツ。
止められて顔面に綺麗に一撃貰ったのに屁でもないボイルさん強え。落ち着きがすごいよこの人。
最後には今回の目的の占い師、アタリが登場。
デザインめっちゃかわいい!のにタバコ吸ってるギャップ!
かなり気になるキャラなんだけど全体的に溢れ出るハンターハンター臭はなんなんだろうな。

●あかね噺 122話

センターカラー!
物憂げで大人っぽいあかねのイラスト。薄着だし異様にセクシーっすね……
わたしは特に腋が良いと思います……
本編
引き続き志ぐま師匠の高座。
志ぐま師匠はもう完全に演目の世界に入り込んでて、見た目はどう見てもいつもの志ぐま師匠なんだけど仕草と表情がマジで迫真だから志ぐま師匠と死神の「本当のやりとり」に見えるんだよな。
蝋燭の火を燃えさしに移す、「凄まじい集中力」のところなんかはなんかもう一周して逆に扇子を燃えさしに見立ててコレをやってるリアル志ぐま師匠を客席で見てる自分までイメージできたわ。
とか思ってたら「ゾーン」の話。割とスポーツ漫画とかでもポピュラーになってきた概念だけど、志ぐま師匠の場合は「観客全員をゾーンに入れる」
なんだそれそんなの初めてだ。
「引き算の芸」は余計なエフェクトとか入れるのも違うしどうハッタリ効かせてくるのかと思ったけどこれは凄いわ。そして
「消えるよ」「消えるよ」「…ホォラ 消えた…」からの

阿良川志ぐま十八番

  死   神

見開き声出たわ。
大胆な演出がバシバシにキマりまくってる。
本当にゾーン入ってる観客と同じようにグッッと世界に引き摺り込まれて目が離せないし何も言えなくなる感じ。
観客が幕が下がり切るまで我に帰れなかったのも分かるわ。
それだけの説得力が志ぐま師匠の高座での一挙手一投足にはあった。
ほんで「落語…めちゃくちゃヤベェ!!」の髪かきあげる志ぐま師匠カッコよすぎる。こんな色気溢れ出るジジイいるか??
最後あかねが思わず改めて敬意を深めてお辞儀するのも分かるわ。
そこに短く「先行くぞ ついて来いよ」とだけ声をかけるのも粋で良いわ〜。粋の擬人化か?この人。
アオリもいいね。「多くは語らず」、これも引き算だ。
志ぐま師匠の高座、作中最強格のキャラの実力披露ってことでハードル上がりに上がってたけど真正面から超えていったな……凄すぎた。
でも学問さんへの「じゃあ来年も来ねぇとな」「もっとすげぇの見せてやるよ」(ここの少年のような無邪気な笑顔すげえ良い)がちょっと死亡フラグっぽいのやだな。違う……よな……??

●カグラバチ 48話

人払いして電車の中でチヒロ・ハクリと漆羽さん。
漆羽さん、目ぇガンギマリで「六平サンそのもの」とか言うからやべぇなって思ってたら「18年ぶりに再開した気分だ」って父の旧友の顔になるギャップいいな。チヒロも父を知る人と話せてちょっと嬉しそうだ。
彼我の戦力差、戦況を整理してからは国獄に残った神奈備のみなさんの戦い。
名もなき4人組、しっかり雇われ妖術師たち降してて「おおっ!」ってなった。戦う前に番台で札貰うやつもなんかわからんけどかっこいい。
「命に代えて逃す」って言ってたし絶対死ぬやんと思ってたらまさかの生存ルートじゃん!!
……と思ってたら毘灼の正社員、昼彦なる男に無惨に殺される4人。……読者のテンションをわざわざ上げてから落としてきた……!!この数ページですでにちょっと好きになってきてたからちゃんとショックだ。
空き缶ポイ捨てしてるし細かいところでも「コイツぶっ殺してもいいヤツです!!!」ってアピールに余念がない。
でもなんかヒキで正面から顔が出てきたらあまりにもツラが良すぎるなコイツ!!
こんだけツラが良いと死なない気もしてきたな……
てかこの挑発に乗らずに落ち着き払ってる漆羽さん格たっけえな。

○アオのハコ 163話

咲季姉の修羅場に付き合わされるメガネ。
「ごめんね さっきの嘘だから」
こ、この女………ッ!!
謝りゃいいと思ってないか……!?

メガネがどんな気持ちで………
「大丈夫なの?」はお前だよメガネ。
中盤からは晴人の話。
やる気なさそうに見えて(自分のためではあるけど)ちゃんと文化祭準備にも真面目に取り組んでるのは偉い……って思いそうだったけどよく考えたら文化祭の準備に真面目に取り組むのは普通だな。ヤンキー更生物語みたいな。
隙あらば雛ちゃんと距離縮めようとするし。そういうとこだぞ。
でもトラブルで発生した追加作業を誰に言われるでもなく居残りでやり始めたのは偉い。これは本当に偉い。
すかさず大喜に連絡入れるのも当たり前だけど偉いね。こういう描写があると安心できる。てか電池残量少ないな!
そこに再び現れるは雛ちゃん!
「私は誰かのピンチに現れる 蝶野雛さまぞ」
嫌いな奴でも困ってそうだったら現れて助けてくれるのマジで良い子……なんだけど……晴人とフラグ立つのだけはマジでやめてくれんかなあ……

○夜桜さんちの大作戦 241話

冒頭から七悪ともずが裸でくじゅぐじゅしててスケ〜べすぎる。
もずは割と七悪とヨリを戻したいんやね(付き合ってたみたいな言い方)──ってのんきしてたら旦の心臓持ってて素直にびびった。
三くん、速攻でやられた上にやっと抜け出せたと思ったら旦の心臓も抜かれて……不遇すぎる。
これを見せてなおも協力しようと言うもずに有無を言わさず殴りかかる七悪。185Pラストの表情的にもず的にもこうなることは分かってたっぽいな。
もずの真の狙いは太陽だと指摘する七悪……にしらばっくれるもず。
ナナモズ細胞で七悪の細胞を攻撃に利用するだけでなく、「開花」まで……!
「どこまでも「適応」する」
の大ゴマ、もずの元々の目だけじゃなくて膨れ上がったななもず細胞にくっついてた無数の目全てが開花の瞳になってるの凄みがあって良いな〜。単純に一枚絵としても好き。
それに対しラストは七悪のターン!
「退化」はおそらく開花春来の内容よな。
鬼のようなビジュアルも、一人称が「僕」から「俺」になってるのも、「堕ちよう 一緒に」も全部性癖!!って感じするな。
権平先生たまにこうやって性癖大爆発するよな。最近頻度多いし。でも……好き………

○僕とロボコ 200話

ボンドに弁当を届けるためロボコジュニアたちが奮闘する回。
ロボコジュニア、一応ある程度言葉も話すけどなんか本体より数段知能が低い感じあるよな。
でも行動原理に「ボンドのため」があるのは本体と一緒だ。
工程は弁当を作るところから。
ごはん、だし巻き卵、ソーセージのひとつひとつで結構な大ダメージ負っててやっぱアホだななんか!
あと個人的に電子レンジのやつ怖すぎてここだけは笑う感じじゃなかったな……閉じ込められて気づかれなくてそのまま熱されるの怖すぎない??
「のりでご主人様にメッセージかこうよ」からの「祝200話!!」はそれボンドへのメッセージか微妙なラインでは!?ってなった。あってるとも違うとも言い切りづらいよな。
カラスの襲来も乗り越えなんとかロボコジュニアたちはボンドのもとへ。
ただしエネルギー切れを補うために弁当はスッカラカンに……意味ないやないかい!!
「でもみんながわけてくれてなんとかなった ありがとうロボコジュニア」
この言い方だとロボコジュニアも「なんとかなった」に貢献してるみたいだけど実際は何の役にも立ってないんよな。
弁当持ってこようとしてくれたその気持ちはありがとうだけどね。

○キルアオ 68話

センターカラー!
新キャラ、百目鬼甚太(どうめきじんた)と八剣聖(やつるぎひじり)のイラスト。名前覚えられね〜!
正直まだこの2人をそんなに魅力的に思えてないので扉絵に!?もう!?って気持ち。
てか今回の話数とサブタイめっちゃ見づらいな。しばらく探したわ。
本編
冒頭は百目鬼、八剣と幻獣組希少種の学級委員長の葉桜カイト。
百目鬼は割と素直に十三のことを評価している様子。
一方八剣はかなりムカついてるようで……感情のぶつかり合いはこっちのが起きそう?
場面は移り乗馬を体験する十三。
ノレン、自分の馬持ってるんだ……それは紛れもなくお嬢様だわ。
十三の乗馬の感想としては思ってた以上に戦いづらそうといった感じ。
地面の半分も実力が出せない、と。
それに対して八剣の方は金メダルも余裕のレベルとのことで。ずいぶんハッタリ効かすな〜!
しかも内面もただの堅物メガネじゃなくて「自分より下の者を屈服させたい」が思想としてかな〜り強いみたいで思ってた以上に危ない人でした。
百目鬼の反応がいちいちのんきで変にシリアスになりすぎないのは良いバランスかもね。
センターカラーの割にはけっこうガッツリ繋ぎ回って感じでした。

○ひまてん! 9話

風邪ひいてダウンするひまりのもとに駆けつけた殿一。
ひまり、呼びつけた手前鍵開けて待ってたり買い出しの精算をすぐ済ませようとしたり根がめちゃくちゃ真面目なのを意識して描こうとしてる感じある。
で、殿一が雑炊を作ってる間にひまりはシャワー。
ブラも気合い入れて作画してるし、しっかり裸のひまりを上から下まで描いてるの、やるじゃん!!ってなった。この逃げなさ、偉い。
てかひまりおっぱいにホクロあるんだ。えっちですね……
さらに着替え持ってきて!のドキドキイベントも。
「置いとくぞー!」のデフォルメ裸体ひまりいいな……強めのデフォルメ絵からしか感じられないエロスってあるよね。
あと「美野の洗濯全部は…やれないかも…」の左コマに映り込むおっぱいの下端もえっちだと思いました。
でも「そこは男子なんだ…」のケツはドアップすぎてエロとかじゃなくて面白くなっちゃった。なんでこんな寄った!??
てか同級生男子が自分の下着でドキドキしてるという事実に対し「かわいいじゃん…」はもう相当好きじゃないと出てこない感想では???
ひまりもここからゆっくりと恋心を自覚していくことになるのだろうか。

●逃げ上手の若君 171話

後醍醐天皇からジュンサイに合うおかずを調達せよ、できなくば死……という無茶ぶり。
苦悩する時行に助け舟を出してくれるのは顕家の父、親房。
親房、顕家についての話を聞いて涙ぐんでるの良い。帝の前ではこらえてたいても息子の死が悲しくないわけないもんな。
時行に助言してくれたのも時行の顕家評を聞いたからのように見える。
で、まあ結局は帝が何を食べたいかなんてのはどうでもよくて、おかずチョイスから垣間見える人間性を試されてるって話(深い教養があるか否かも含めての人間性)。
そうして時行が帝に供出したおかずは鱸の膾。
「蓴羹鱸膾(じゅんこうろかい)」……
言葉や故事を知っているということも素晴らしいことだけど、時行が今の帝と同じ境遇であることもこの答えを出せた大きな要因だと考えるとこの回答には時行の人生が宿っている気がして、それが心を打つのかなと。
「故郷に帰りたい気持ち」に加えて「天下を取る」という未来に向けたゲン担ぎが入ってるのも粋でいいね。
頼重の教育が今になってちゃんと役に立ってるというのも胸が熱くなるポイントだ。ちょいちょい勉強させてくれてたもんな~。
「合格だ」
この答えに満足した帝が、時行の前に直接登場!
これまでの圧が凄くて恐ろしいイメージとは打って変わって好々爺な感じ。
頼重周りで話が弾んだり顕家の死や陳情で本気で心を痛めたり……表情が見えるからこその好感度UPが凄い勢いでなされていく。もうわたしこの人好きだわ。
さらに時行たちが自由に行動できるよう綸旨を出してくれる帝!
「朕と同じ」とか「心躍る綸旨」とか、ただ賜るよりも気持ちが上向きになるような粋な人柄の表現いいなー。
なんか自然にカリスマ性を感じられるんだよね。もし自分が帝に仕えてたとしても、この人に認められたい・この人に喜んでもらいたいと思っちゃうんだろうな~という納得感がある。
それだけに病で時間が無いとか、帝の立場というしがらみが無ければ……という要素に無念さが滲み出るなあ……
ナレーションでさらっと「この翌年に崩御」と言及されてるのも無常で切ない。帝、今回のみの登場にするには惜しいくらいめちゃくちゃ良いキャラだったのにな……
としんみりしていたら最後には新田義貞!
「なんか味方のケガ人いっぱいらしい」
もうアホそうだな!!

●願いのアストロ 20話

センターカラー
メインキャラ勢ぞろい!真っ赤の背景でスーツでキメキメかつ能力発動中の面々が素直にかっこいい。
因果の矢(カルマライン)やっぱ好きだな~。
あとキンパおっぱいいつもよりさらにでかくね!??
本編
冒頭蟻道との対話。
蟻道との戦いそんなに沁みてたの!?とは思ったけど、もう少しで分かり合えそうだったから余計に、というのもありそう。
ヒバルの決心について聞かずとも全て理解して後押ししてくれるテラス、やっぱり唯一無二の相棒といった感じ。
ヒバルはみんなを集めて大事な話。
1話からヒバルとテラス2人だけの秘密だった嘘遺言の件をカミングアウト……!!
クランやキンパはともかく寅三兄貴はバチギレ。
まあ単純に内容が偽りだったとかでっちあげという罪を犯したからとかそういうのだけじゃなくて、親父の最期の言葉・意志をみんな知りたかっただろうにそこを偽っていたから怒ってるというニュアンスも「ましてや親父の遺言」からは感じられるな。
それでも「納得のいく説明」の猶予を与えてくれるのは寅兄の人間できてるところだ。
で、ヒバルが語るのは蟻道との戦いで感じたこと。
自分を支えてくれる人を泣かさない、みんな笑ってる世界をつくりたい、だから
「オレは世剣組二代目組長になりたい」
……しっかりとした大目標が立ったねえ!
願いのアストロという作品の大目標としても世剣ヒバルというキャラの大目標としても納得感のある目標。
ぶっちゃけ説明の内容は割とふわふわだし、組長になりたいから「遺言あれウソやねん」カミングアウトはちょっとズルくね?とは思わないでもないけど、寅兄はヒバルの堂々たる佇まいとその甘さに親父の姿と親父の理想とした姿の両方を見た───とされると納得するしかねえなという気持ちになる。
六本木編、キャラの魅力は引き出されるわ能力バトルとしても面白くなってくるわ主人公の主人公たる部分がどんどん出てくるわで大成功の長編だったんじゃなかろうか。
次の長編もガチっとハマってくれればマジで毎週楽しみに読む枠に入っても全然おかしくないぞ。

●鵺の陰陽師 65話

冒頭膳野。
伝承に残ってる絵、「架叉神様(かしゃがみさま)」つってるし明らかに火車が誤って良いもんとして現代に伝わってる感ある。みんなでお祈りしてる絵じゃなくてみんなで押し込むぞ!してる絵っぽいよね。
「祈る対象間違ってねえか?」
なんで膳野は本質見抜いてんだよ……!
場面は移り、見開きでボッコボコの月面みたいになってる周囲。
ただ火車が言うように人的被害はゼロ。鵺さん、あんなに退場しそうな空気だったのにキッチリ凌ぎ切ってる。
儡脊と火車は退却判断。
「いや帰ろう」の直前の火車、満足そうな笑みを浮かべてるな。どういう笑みだろう。
儡脊の方は「目的としても首尾は上々」らしい。祭祀刀の破壊は結局叶ってないはずだけど……?
帰ろうとする儡脊を鵺さんが煽る煽る。
「おや 逃げるのかい?儡脊」
「何か言い忘れていないかい?」
ここで挟まる回想、鵺さんが前言ってた「手加減したせいで友達を失ったことがある」ってやっぱ儡脊のことだよな〜ってなるよね〜…!
昔もこうやって勝負事大好きだったんだね鵺さん。
「今回も私の負けだ やられたよ」
ここで負けを認められるのが逆に格が高いな。ここでの敗北することは大局的な勝利のための礎になるので気にしてない的な。
「次は私が勝つ」
で凄みと恐ろしさも見せてきて。それに対し鵺さん、
「藤乃儡脊 お前は必ず私が殺す 辞世の句は常に推敲しておくが良い」
藤乃…………!!!??
儡脊、藤乃家の祖先なの!?藤乃家、激ヤバ因習一族くらいの認識だったけど一気に重要性上がったな(もともと重要そうな空気は出してただろ)。
代葉ちゃんの物語上の意味合いもかなり変わってくるというか。代葉ちゃん編終わった後の鵺さんとのお風呂シーンもちゃっと今見ると印象違って見えそう。
てか「辞世の句は常に推敲しておくが良い」ってカッコいいな。煽り方にも鵺さんたちの時代当時の時代観が反映されてるようで(言うても数十年前だけど)。
そうして儡脊たちが帰っていった後はリザルト。
一旦細かいことは置いておいて鵺さんからみんなへの感謝!
「私達は本当に頑張ったんだから」
「学郎達が1人も欠けないという根拠が無かった」
鵺さん的にもマジでどう転ぶか分からない戦いだったんだなあ。まあ輪入道戦とかの死闘を考えるとそりゃそうかって感じだけど。
言い回しからも鵺さん本気の安堵を感じる。
「私達は誰1人欠ける事なく敵を退けた」
「誰が何と言おうと私は宣言する」
「これは私達の完全勝利だ」
「皆本当にお疲れさま!」

こう言い切ってくれると嬉しいね……!
長い長い戦いが無事終わったカタルシスがある。
ただ鵺さんの「お疲れさま!」の表情がちょっと切なげなんだけどやっぱどっか悪いの鵺さん……?不穏なのやめてよ……??
と思えば終盤ではそんな空気全く無かったかのようにいつもの学校!
「打ち上げをします!」
のイヨォーって効果音とか浮かれポンチの烏天狗・燕ちゃんがいきなりアホで良いな。
というか新しい仲間……?ずいぶん急だな、新キャラか………?
> 新しい仲間の白沢ちゃんでーす < アザス!
めっちゃ知ってるキャラだったわ。
アザス!じゃないんよ!!
そういえばひっ捕えてたなあ。
「正直こいつは完璧制御下にあるから縛る必要はないんだけど 溜飲を下げるために縛ってるんだ」
言うても縛って溜飲下がる程度にはヘイトあるんや。
「よろー」は本人の意思なのか鵺さんに言わされてるのか。キャラ的には後者?
てかせっかく縛るなら亀甲縛りとか……ねえ……?
ラストにはテンション高く
「新入隊員白沢ちゃんの前職について聞いてみようのコーナー!」
つって世界一明るい尋問の入り。
ツッコミまくってた四衲が尋問ね〜って納得してんの地味におもろい。
バチバチのシリアスやってたのに回を跨がずにこのはっちゃけ具合………やっぱこれよね。『鵺の陰陽師』読んでるって感じするわ〜!

●ウィッチウォッチ 170話

ニコとカンシが入れ替わる回!
先週の次回予告が「次号、魔女(カンシ)天狗(ニコ)がまたも大変な目に!?」って書いてあって、誤字ってんじゃ~ん!って思ってたけどまさかのちゃんと伏線だった。
「ワシ一生ちびニコのままなのよ!」「もうちょっと寄せにいってんじゃん」好き。意外と余裕あるな。
ニコは結城さんの誕生日会、カンシはバイトの予定が入ってるということで各々入れ替わったままなんとかバレずに用事をこなすというミッション。
誕生日会の方はまあなんとでもなるだろうけどバイトが不安すぎる……と思ってたら誕生日会の方もツッコミどころ満載でカンシがこれでもかと噴き出してたのは面白かった。そっちも隠しきれないんかい。てかそういえばいたなあ、明らかにスケダンの結城さんと関係あるであろう結城さん。姪だったんだ。
一方ニコのほうはまあこうなるわなというポンコツ具合。頭小一だから仕方ないね。
でも「アポロ・クリードとエイドリアンですね」は小一らしからぬ引き出しで笑った。聞き間違いすること自体は子供っぽいのに元ネタが大人すぎる。みんなで観たりしたんかなロッキー。
結局最後にはお互い絶妙に嫌なタイミングで魔法の効果切れ。
カンちゃんが可哀そうな目に遭うのはいつものこととして、ニコも一発ギャグやらされてちょっと可哀そうなオチなのは珍しい気がするな。まあ元をたどればニコのせいではあるので因果応報っちゃ因果応報か。

●超巡!超条先輩 29話

珍宿西交番に子犬が!な回。
超条先輩もポンちゃんもノリノリで飼おうとするのはもはや予定調和感すらある。2人がどっちもボケの時に冷静すぎるツッコミを入れられるローボ良い仕事するわ。
「仕事もちゃんとやるからぁ〜」「おねが〜い」「キモ」
ここめっちゃ好き。「キモ」は端的かつ無慈悲すぎる。
で、その後は子犬──治五郎の育成方針でぶつかりまくる2人。
「俺達…一度距離を置いた方がいいみたいだな…?」「離婚間近」「親権」……
自らを「パパ」「ママ」と称してる時点で(おや……?)とは思ってたけど、子犬を子供に見立てた擬似育児回だコレ!!
先週の擬似結婚からさらにフェイズを進めてきやがった……!
「ほんっと人類だなコイツら〜ッ」
ローボくんの辛辣さ毎回笑う。
結局元の飼い主も見つかり、治五郎のことも考えてお返しするという判断に。涙の別れ……
……と思いきや飼い主のご厚意でこれからもたまに会えるように。
よくあるオチっちゃよくあるオチ(マグちゃんでも見たなコレ)だけどちょっとほっこりでめでたしめでたしって感じだ。
「今日も人類は犬より愚かです」
やっぱ辛辣ローボいいな……

○悪祓士のキヨシくん 11話

ライバルポジの棺くんメイン回。
正直まだあんまりどんなキャラか分かってなかったのでこのタイミングで掘り下げはアリ。
光の騎士団(コンコルディア)で期待の新人としてクールでスマートな態度をとりつつ、裏ではめちゃくちゃ努力してるというベタベタだけど好感度は間違いなく上がるやつ。
さらに家では金持ちのお坊ちゃんだけど、執事?やメイドみんなにめちゃめちゃ愛されて、その愛も決して無碍にしないということでまた好感度上がる。父親もいい人そうで、棺くんの向上心は誰に強制されたものでもなく彼自身の望みなんだなって感じがするね。
そうして亜級試験に臨む棺くん。
一緒に試験受ける先輩、鎖刈魔子さんふつうにめちゃめちゃデザインいいな。圧倒的存在感のタンクトップ巨乳にホットパンツですか……ほほう……
試験の内容はダンブルドア……悪祓士協会会長の攻撃を一時間耐え抜くこと。シンプルだからこそ各々のスタイルが見えるね。
棺くんはまだまだ余裕綽々といったところだけどモブの中にはすでについていけない者もちらほら。
……と最後の最後にはなんとキヨシくん参戦!!今回は話の流れ的にも出てこないもんだと思ってたので普通に意表を突かれたわ。でも考えてみたらキヨシくんだって最高位聖騎士目指してるんだから昇級はそりゃしたいわな。
ということで突然始まった昇級試験編。
どうなる!?

○アンデッドアンラック 221話

冒頭、アンディが「アンディ」になるまで。
やっぱ名無しに名前を与えるってのはさ……たまんねーよな………
本編は宇宙でアンディvsルイン。
「変わろうぜ ルイン」
いきなりジーナ戦リフレインだねえ。
発言者は同じだけど意味合いは違うな。今回は死のうとは言ってない。
そこにストップをかけるブラッドとシャドウ。
この2体がどんな存在なのか全然分かってなかったけど、どうやら普通に個人的にルインの味方してくれてるっぽいな。
拘束されながらも噛みちぎった舌を飛ばしてそこから再生。これが出来る今のアンディは完全に拘束するの至難の業よな。
そのまま「死連弾(デッドバルカン)」でルインの全身をボコボコにして勝利。
「クズが」のコマの背景海苔なんだけど、今回アンディの股間の海苔も普通にあるからノルマとかじゃなく普通に出てきてる海苔で地味に貴重かもしれん。
1Pだけルインの過去回想。
皮膚の病気に劣悪な環境……これだけでもヒトを憎んで生きてきたことへの説得力はあるな。
意識が戻ったルインの前にはブラッドとシャドウを拘束したアンディ。
「意識復活に必要な再生順序を魂で覚えろ」
こういう「能力を使いこなすために意識すること」みたいな要素、地味に能力バトルものの中でも好きなところなんだよな。ヒロアカはこういうの多かったよね。これまでのアンデラでも旧ジーナ新ジーナ会合の時にやってた。
アンディの談によるとアンディ・風子それぞれの成長はもう頭打ち。
そ、そんな……と思うのも束の間、
「ここからが 不死不運(アンデッドアンラック)」
うわなんか分からんけどすごいことが起きそうな感じ!!なかやまきんに君が脳裏を駆け抜けたのはナイショだ。
風子の魂をアンディの魂に上乗せした新技、「不死不運弾(アンデッドアンラックバレット)凶界輪廻(バッドループ)」が炸裂!
これまでの不運は付与された分の不運を凌ぎきればルイン的には何の問題もないものだったところ、今回の技はアンディの魂もくっついててそっちに不運がチャージされ続けるので要は無限に高火力の不運が襲い続ける技になってるわけだ。
今のルインの再生速度のままだと永遠に何もさせてもらえないだろうなあ。
激アツな合体技ながら内容がエグすぎて笑う。10割ハメ技じゃん。
「その不運は お前が死ぬまで終わらない」
これリップの「その傷は 俺が死ぬまで治らない」のリフレインだ!!
またさりげなく序盤セルフオマージュやってきたな〜。
で、クロちゃんに判断を仰いだのちにブラッドとシャドウを解放するアンディ。
「そばに居てやってくれよ アイツが今まで生きてこれたのもお前らのおかげだろ」
ずっと太陽にいて、その間のクロちゃんがいてくれた心強さを知ってるからこその行動よなー。
このブラッド・シャドウとの絆がルインの物語にどう影響を及ぼしていくのか。
ラストには上位十理が出陣!!
最後の喧嘩、総力戦………盛り上がってきた!……と同時に物語がクライマックスに向かっているのを感じるな………!
アンデラも完結がチラッと見えてきた感じがある。やだ〜〜考えたくね〜〜〜!!

○さいくるびより 17話(最終話)

最終回単体での振り返り

ことね母の夢の中、幼ことねを通して母にアプローチ。
「今日より先の日々」を思い出した母に直接届くことねの言葉。
「この日より先は幸せじゃなかったの!?」
そう思うよね。わたしも読みながら思ってたことをちゃんと言ってくれた。
でもこれにお母さんがどう答えるかも怖いは怖い。
事実として夢の世界に閉じこもってるわけで、「幸せじゃなかった」って言われたらと思うと……
で、実際の返答は……
「思い出した 大変なことも多かったけど…私もたくさん幸せだった」
思いは伝わったようで何より。最後の最後だしこれくらいベタベタのハッピーエンドでもいいよね。
2人目覚めて病室での抱擁、普通にちょっとグッと来ちゃった。
終盤では夏休みに入るねむるとことね。
ことね、お母さんは帰ってきたけど「せっかく頼れるなら」ってことでもうしばらくサイクハウスにお世話になるようで。
お母さんに説いてた「頼ることの大切さ」みたいな話とも繋がってる。まあ今までこんなテーマでやってたか?とはちょっと思ったけど。1話と最終盤くらいのような。
最後は彼らの日常の風景で締め。
アオリの「サイク達の日々はかわりなく」に違和感。"サイク"は能力の総称であって能力者たちを指す言葉ではなかったような……?

作品全体の振り返り

序盤から大きく跳ねることもなくスルスルと沈んでいった印象でした。
「超能力者たちが特に巨悪と戦ったり何かを目指したりしない普通の日常を過ごす」というテーマ自体は悪くはなかったと思うけども……
作品ジャンルとしては多分コメディなんだけど、新キャラは全然増えないし、縦軸らしい縦軸も無いので似たような印象の話も多くて少しずつ閉塞していっていた気がする。
一人に一つの超能力ってことでキャラ立てやすい設定なのになかなかキャラが増えなかったね。キャラガチャ回して逆転狙う手もあったと思うんだけど。
また、超能力でやることが予想を超えてこないというのも一つ弱いところだったかも。
サイズ変更も瞬間移動もいくらでも応用が効きそうな自由度の高い能力なのに、初見で「おお~」ってなった以上の驚きがあまり無かった。というかそもそも応用を必要とするような状況が来なかったと言った方が正確かもしれない。実際必要性に駆られた宝石泥棒の回とかはうまく応用してたし。
そしてそれら「こうすればよかったのに」は全て「普通の日常」をやろうという意識が強すぎたことに起因していたように思えた。
「普通の日常だったら次から次に新しい人物は増えたりしないよな……」とか「超能力者が普通の日常過ごしててそんな突飛な能力の使い方するか……?」とか、「普通の日常」を強く意識しすぎることで面白くなる可能性にブレーキをかけていたんじゃないかなあと。
そうやってあくまでも普通の日常!ってのを守ることで出る味わいもあるとは思うけど、多分それはジャンプでウケる味わいじゃなかったんだよなあという。イメージでしかないけどまんがタイム(きららじゃないやつ)とかの路線なのでは?
近年でゆるい日常ものって言うと『破壊神マグちゃん』なんかが思い浮かぶけど(アニメ化まで行ってないのに成功例みたいに扱うのはどうなのって言われたらとても困る)、マグちゃんだとゆるい日常の中にたまにハイテンション、たまに激アツ展開、みたいな感じでゆるい日常と互いに引き立てあう「そうでない要素」みたいなのが含まれてたんだよね。
ゆるい日常だけだとすぐ味が感じられなくなっていくというか。ただでさえ味が濃い作品が並んでる雑誌なのでそこの戦い方を工夫する必要はあったよなと。
嫌いじゃないんだけど、「この漫画がいきなり終わるのは絶対嫌だ!!アンケ入れる!!」とまで思わされるようなパワーがあるとは思えなかったかなあ。
何はともあれ、小林先生お疲れ様でした。
巻末コメント見るにまだまだ心折れてなさそうでちょっと安心した。

○妖怪バスター村上 12話

四天王最後の一角、ケンタウロス戦!
ケンタウロスって妖怪か……?というツッコミは最早無い。なぜならイルカの方が妖怪じゃないから。
ケンタウロスを追うために車に変身する天狐……変身ほんと便利だな。
車自体がコミュ障だから合流がなかなかできないとか村上くんが案の定道路交通法に詳しいのとかキャラが活きてていいね。
「風の音で声が全然聞こえない!耳元で言うくらいじゃないと」「え 何?風の音で声が全然聞こえない 耳元で言うくらいじゃないと駄目だな」
聞こえないのに結果的には伝わってるの好き。
イルカショーで攻撃弾いたり、メリーさんの能力で背後にワープしたり(普通に能力バトル文脈でめっちゃカッコいい)、仲間になった連中もしっかり活躍!ええやん楽しいやん!
そして何より
「下半身は馬って聞いてたのに下半身も人間じゃないですか…」
これマジで好き。人間に欲情してる点を一番端的に刺してるワードチョイスだ。
キャラが増えてきた上にみんな上手く使ってて、賑やかな上にまとまりが良いかなり面白い回だったな。いいじゃんいいじゃん……!!


◇次号予告
週刊少年ジャンプ42号

表紙&巻頭カラー
新連載 しのびごと
『アメノフル』コンビ帰還!
みたらし先生、Twitterでもバリバリ絵あげててしっかり上達してるの感じる。楽しみ。
てかアメノフル終了からぴったり3年……!?そんなに経ってた………!??

センターカラー
魔男のイチ
2話センター。どう展開していくのか気になってしゃーない!

ウィッチウォッチ
「まさかモリヒトがあんな目に遭うなんて…!!」予告か?これ……!

逃げ上手の若君
新章開幕……というかしばらく新田義貞フォーカスになるのかな?

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