見出し画像

【#WJ28】週刊少年ジャンプ2023年28号感想【寿司いくら】

アンケ1:アオハコ 2:暗号学園 3:アンデラ


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

↓配信アーカイブ
#wj28】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ28号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【五条ーー!!!千夏先輩ーーー!!!】

↓配信アーカイブ
#wj28】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ28号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【ついにアスタ参戦!!!】


●ONE PIECE 1086話

表紙
ルフィガープコビーのイラスト。
全員拳を突き出して、熱血バトル!!な感じ。
赤黒のデザインも相まってシンプルにカッコよくて良い拍子ですね。
なんで今この3人?ってのはちょっと思ったけど。
巻頭カラー
雨上がりにはしゃぐ一味。
水たまりに映る虹と一味それぞれのイメージカラーのレインコートで色鮮やかで見てて楽しい。あじさいも良い彩り。
ジンベエいなくね!?って思ったけどよく見たらゾロもいなかったので忘れてるわけじゃなさそうで良かった。
本編
世界会議の顛末について。
ワポルがめちゃくちゃビビに気を遣ってるの意外。成長した……のかな。
腹減って涙目のボニーかわいい。
サボ思ってた以上に満身創痍ね。
そして再び場面は五老星とイム様に。
ルルシアを滅ぼすことを決定したまさにその瞬間の場面。理由が「近いから」ってそんな高校選ぶみたいな決め方してたの!?
後にも語られてる通りルルシアを滅ぼしたのは古代兵器だと思うので、「マザーフレイム」ってのはベガパンクが開発した動力なのではと予想。いかにもベガパンクが言ってた「消えない炎」の話っぽいしね。
五老星全員の役職とフルネームも初お披露目。
ジェイガルシア・サターン聖←わかる
マーカス・マーズ聖←わかる
トップマン・ウォーキュリー聖←ん?
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖←?????
シェパード・十・ピーター聖←ふざけたな尾田っち???

なんちゅう名前や。
イム様はさらに「ビビが欲しい」と仰せ。やっぱりビビにはただならぬ執着を見せてる。なんなんだろう。
ドフラミンゴ、モリア、クロコダイルのセラフィムもお披露目。クロコダイルセラフィム、なんか物憂げで妙に色気ない……?
……というところで現在の革命軍のシーンに。
イム様とルルシア島を消滅させた「何か」についての議論。
ネロナ家のイム聖……イムが仏ってのは前から言われてたけど、ネロナも組み合わせると神って字になるね。
さらにイム様不死者疑惑。オペオペの実の能力には命を賭した最終奥義として対象を不老にすることができるという効果があったはずで、イワンコフが言ってるのもおそらくその事。
前々からこれの前例がイム様なんじゃないかとは言われてたけどやはりそうか。
てかドラゴン、得体の知れない男な印象だったけどルルシア国民の話で「それはキツイな…」って言ったり「ベガパンクはそんなあからさまな人殺しの道具は作らない!!」ビシ!!したり意外と人情み溢れてて可愛いな……
さらにラストにはミョスガルド聖の処刑。
裁いたのは"神の騎士団"最高司令官「フィガーランド・ガーリング聖」。
………フィガーランド!!?
FILM REDでウタおよびシャンクスがその血族と一瞬だけ五老星に言われてたあのフィガーランドよね!!?
やっぱりシャンクス天竜人だったか……!!
で、この人が!出てきて!どうなんの!?
……ってところで1ヶ月休載。
目の手術に伴う休載……万全の体制で作品を作るためとはいえ先が気になりすぎてるのでつらいぜ……!

●アオのハコ 104話

大喜の告白…!!から。
告白を受けての千夏先輩が返事するまでの、間……!!
千夏先輩も死ぬほどドキドキしてて、何か言おうとするんだけど口元が震えてうまく言葉が出せなくて顔隠しちゃう感じ!!
大喜も一瞬一瞬が気が気じゃないから思わず「なんか言ってくださいよ」ってせっついちゃうよな!まあ待て
で、言うぞ……言うぞ……な空気でセリフも効果音も無い1コマ1コマ、溜めて溜めてからの……
「私も 好き」
「好きだよ いのまたたいき君」
あまーーーーーーい!!!!!(スピードワゴン)
破壊力エグすぎるだろ!!なんぼなんでもかわいすぎてボディブローのように突き刺さるパワーがある。
一緒に倒れ込んでくれてからの
「付き合うってことでいいんだよね?」
もクッソかわいい。
ここ何がかわいいって、これ言うのに照れてるから大喜と目を合わせずに言ってるんだよね。かわいすぎる……
そら大喜も顔しわしわにして噛み締めますわな。
ここヒロアカのデクがお茶子にキュンとした時の顔に似てる。

メインイベントは済ませたので鹿野家がお出迎え。大喜も駅まで車に乗せてもらうことに……
……とここで手繋ぎ…!!
もう今週は終わったと思って油断してた……!!まだこんな青春大爆発が残ってたなんて……
初々しくてまぶしすぎて直視できない……
ということで、アオハコに求めてる胸キュン青春要素を最強最高の形でお出ししてきた回でした。
ちゃんと告白シーンが文句なしの作中最高火力になるの、恋愛漫画としてめちゃくちゃ偉いよ。

●呪術廻戦 225話

五条vs宿儺を観戦するみなさん。
友達とポケカの世界大会の中継見る会やってる時こんな感じだったな〜。
彼らはそんな楽しい感じじゃないだろうけど。
日車さん、呪術歴ダントツ浅いはずなのに感覚としては理解できるのマジの天才じゃん。
途中アホちゃんの三輪と星綺羅羅が挟まるの和むね。
縦分割連打からの横分割&三輪日下部のくだりは読み味単調にならないようにする工夫を感じる。
そこからまたさらに縦分割連打。
「おかか」だけで「狗巻君の言う通り五条先生に呪力切れはありません」まで読み取る乙骨。お前には何が聞こえてるんだ。
で、五条と宿儺のW領域展開。さすがにカッコ良すぎる。
今回は議論で終わりと思ってたから目が覚める緩急だった。
「どっちの領域が勝つんだ?」ってのは読者の間でもずっと言われてたし今回の作中でも議論されてたわけだけど、今までに出てきてた情報だけで答えが出るようになってたとは気づかなかったな……
・領域の結界は外側からの攻撃に脆い
・五条の領域は結界を閉じた領域
・宿儺の領域は結界を閉じていない数百メートル規模の領域
ってことは五条だけ領域の外側から領域ごとみじん切りにされることになるわけだ。
宿儺の領域が閉じていないの、今までも繰り返し描写されてきてなんとなくすごいことなんだろうなーくらいに思ってたんだけど、要は「領域展開」という技のシステム上絶対に他の領域に勝てる領域展開になってるってことか。格が高すぎて呪いの王さすがすぎる。
ラストには五条首チョンパされててやばすぎなんだけど、さすがにこれで決着ということはないと思うんだよな。
パパ黒との戦いで裂かれてヤバかった首がまた裂かれる展開にわざわざなっているあたり、何かしらの対策を打ってるんじゃないかと思うけどねー。

●キルアオ 8話

センターカラー!
8話センターは爆速だねえ!アンケ相当取れてるってことなんだろうか。
1話のカラー時からそうだったけど、制服デザイン白黒に緑のラインはややダサいな…
本編
新キャラのイケメン、古波鮫シンのキャラ見せ回。
イケメンなバカ強いというそのままだったら鼻についちゃうくらいのハイスペックキャラを、アガり症という欠点ひとつで親しみやすいキャラにしてきてるのはさすがのバランス感覚。
さらにそこに赤ちゃんキャラとかいうクセ強要素を足して興味を引いてからのマジ告白での読者好感度アップという構成でとにかく「上手さ」を感じる。理論立ってるな〜。
ノレンも1発殴って喝入れてる芯の強さでお飾りヒロイン感無くしてるし、十三のスタンスも姫を守る騎士というよりは娘はやらんの父親的なものなので中身おじさん主人公ならではのやりとりが生まれてて面白い。
読んでてとにかく安心できるな〜。作りがしっかりしてる。そういう意味では鵺とは真逆かもしれない。もちろんどっちにも各々良さがあるんだけど。

●夜桜さんちの大作戦 181話

四怨と嫌五登場!
2人とも胸元グワァー開いてるんだけど描き分けがしっかりされててどっちもえっちだね……
嫌五随分逞しくなったなあ。
四怨嫌五の口喧嘩、いつもよりセリフの密度が圧倒的に高くて権平先生ノリノリだな〜って思った。この2人描くの楽しいんだろうな。
喧嘩中は煽りあって罵りあって口も回りに回ってたのに双子に遭遇した瞬間キョドって隠れてかわいすぎ…ってなって助け合い始めるの、喧嘩を前振りとした即落ち2コマ感あってめちゃ面白かった。
双子にメロメロ甘々溺愛状態だったのにスタンプについてはキリッとしてきたのもまたさらにギャップで良かったね。
四怨嫌五が双子に与えた課題は「鬼ごっこ」。情報と潜伏のプロのこの2人を捕まえられたらそりゃ合格貰えるわな。
「どんな手段でも誰を頼ってもいい」ってのがどんな解決法を採るのかの期待を高めてくるね。

○SAKAMOTO DAYS 122話

冒頭スラー一味から。
熊埜御さん好き放題やりなさる。
鹿島さん顔無理矢理出させられてかわいそ。引力的な不思議な力使ってますねなんか。
後半はタイへ向かう坂本たち。
ウータンとかいたなあ。そもそもルーすら影が薄いからな……
武器どうすんの問題、別にセバのグローブ以外は現地で調達しましたでも済むはずなのにこういう形にしてくるのは世界観って感じね。レンタルビデオ屋が実は…の時みたいな感じ。
飛行機〜到着では平助をフィーチャー。今回のメンバーの中で唯一JCC編で登場してなかったので必須やね。
荷物到着所では平助が豹とエンカウント。
豹は豹でちょいちょい出てた割に掘り下げ足りなくて気になってたんだよな。
イカつい見た目の割に良いやつそうなのは今までも感じられてたし、実際今回ラストもめちゃくちゃ良いやつ。
まさかここの2人で繋がりができるとは思ってなかったなのでどんなコンビになるのかこれからワクワクだし、タイ編に向けて紹介足りてないキャラを紹介するという意味でもめちゃくちゃちゃんとしてて好きだ。

○鵺の陰陽師 5話

1P目からうらやま膝枕。
「くそっ 全然話題変えてくれない!」普通に面白かった。
で、2P目からはクラスメイトたち。膳野再登場に思わず沸いてしまったよ。
その膳野が取り沙汰しているのは北高三天女の話。設定だけ聞いたらよくある感じだったけど、「最近オマエの姉ちゃんが入って四天女になったぽいな」が初めての感覚で笑っちゃった。
周防先輩が呼びにきたときの全員での「?」も面白かったし、独特のギャグがちょっとずつ違和感に慣れてきて楽しめるようになってきた感ある。「?」の後の「……」の周防先輩めっちゃかわいいね。
お昼からの放課後で2人でパトロールして……
翌日爆裂に噂になっててここでもまた笑った。
「噂にならない距離感は熟知してるんだ!」が恥ずかしくなってる周防先輩かわいいね。
そしてここからのテンポ異常すぎる。
学郎見にきてる異様に圧の強い男たち、張り紙して校舎を周る学郎、「おいこら待たんか夜島…!」、トイレ、生徒会長、腕相撲……
なんだこの流れるようなテンポ感……!?
ほんでいざ腕相撲になったら生徒会長がドリトライしてて妙な笑いが出たし、腕相撲はドリトライしてない方の腕でやろうとしてるのも面白いし、いったいなんなんだ。
しかもまさかのバトルは大胆にカットしてコメディパートとラブコメの尺をその分確保する判断。ギャグと女の子が強いので英断でしかないなこりゃあ!
今回も学郎は先輩と話す時「あ」ってめっちゃ言ってて良かったです。

○あかね噺 65話

センターカラー!
本編の内容に合わせてあかねとひかる。
改めて見てみるとこの2人かなり対になるデザインになってるんだなあ。
ロング⇔ショート、黒髪⇔白髪、赤目⇔緑目……
両方ツラがよくて初見さんの興味引けそう。
本編
序盤は嘉一の高座の品評。
91点とはかなり高得点……こうやって見るとシステムめちゃくちゃM-1だな。
「家族を幸せに」からおっ父の回想。
ここにわざわざ挟んできたのにはどんな意味があるんだろう。今回あかねが演る『替り目』で父の気持ちの理解が重要という話はしてたのでそこにかかってくるのかな。
そして後半はひかるとあかね。
写真集見られてギョッとするひかるかわいい。
わざわざ袖までついてこさせて何を言うかと思えば……
「でも私は昨日のことのように覚えてる」
「落語は好きよ でもね」
「一番はアナタ」
「阿良川あかねに勝つ為に私は落語家になったの」
わあああああ女女激重感情だあああああああ
睨みつけながら頬に手を当てて
「やっと私を見てくれたね」
「あかねちゃん」
はもう……あんまこういうこと言うのってどうなんとも思うけど、流石に百合すぎじゃない??
需要しかない。ありがとう………
なんなら
「落語は好きよ でもね」
「一番はアナタ」
も「アナタが一番好き」的な解釈できちゃうじゃんね。
なんかこう……作品のギアが一段上がったようにすら感じちゃうな。

○ウィッチウォッチ 112話

ニコ告白前の下ごしらえ回。
アオハコでも告白してたし、あかね噺も告白みたいなもんだったしなんだこの告白ラッシュ……!?
前にも出てきた縁結びの木の設定を再利用してニコの告白をセッティング。
メインはニコモイなんだけどその隣で別のストーリーラインも進行してるようで。
黒和ちゃんがまさかのケイゴにアプローチ……!?
告白とも木の下でとも言ってないからミスリードかな?実は黒和ちゃんにも驚きの正体が……とかありそう。今回の発案者だし。
もちろん普通に告白する可能性も全然あるけど。
で、告白されそうということを遠回しにネムに伝えるケイゴ。
「一応?」「なんで?」「別にそんなの報告されてもどうしようもないんですけど」「関係ないし」
とネムはツンツンしてて、こっちはこっちでもどかしい関係性やってんねえ!!
フランちゃんとジキルも参戦決定で、メインキャラが大勢集合するマジカルオクトーバーデイズの集大成みたいなエピソードになりそうな予感。次回が素直に気になる。
最後らへんのニコの背中を押すカンシ、一切のおふざけなしで真面目に真摯にニコを勇気づけててすごい良いな……

○僕とロボコ 140話

ニョンタを野生に返す?回。
なんでもない回のようでいて序盤から小ネタが多いな。
おわかりか?とか、HUZI SAFARI PARKとか、カタカナ「サファリパーク」のロゴとか。
ずっと的外れなとこに行きまくるのかと思いきや中盤にはマジの故郷に。
ニョンタとママのエピソード自体は別に普通なんだけど、ここだけの話ニョンタママちょっとえっちじゃない……?体が白いから肉体感がある。
「ぼうやなの?」のところが一番えっち。
回想明けてロボコ出てくるとまたこまめに小ネタぶっ込んできてたね。
カゼひくなよとかお堂の鬼とか別れ際の泣き顔(これ元ネタなんだっけ?)とか。
いつも思うけどニョンタ微妙に転がしにくそうだよな〜。

●ドリトライ 6話

生野と妹の過去描写から。
戦時中の極限状態が特異体質の原因ってのは時代設定が活きててエピソードとして強いね。
で、青空との戦い。
ワンパンKOばかりだったから駆け引きを知らず、そこがつけ込む隙……説得力ある。
いかにも煽り耐性なさそうだし冷静さを削ぐのは有効そう。綺麗に策がハマってて順調順調!
……というところに突如見開きでやってくる伸びるパンチ。暗闇から腕だけが伸びて殴ってくる絵面、ハッタリ効いてるな〜!
青空の顔面もクシャってなってて、クレヨンしんちゃんの「前が見えねェ」みたいになっとる。

ラストのアオリ、☆伸びる!!太いパンチ!!
なんかやけくそ感あって笑う。

●ブラッククローバー 361話

ユノvsルシウスの続きから。
やったか……!?の結果は「やったけどやってない」。
「今の私の魔法は 霊魂・肉体・血液・骨…」
「私自身の複製体も創れる…!」
無法すぎない???
ブラクロってこういうインチキ魔法コンボたまにやってくるけど、こういうのやるのは大抵味方側なイメージだったよ。
これを複数属性持ちだから単体でやってくるのがラスボス。ヒェ……
まあ増やすだけならゴーシュも同じことができるんだけど。
ただ、ゴーシュの鏡魔法は反魔法ワンタッチで消せるだろうけどルシウスのはちゃんと肉体を創生してるわけだからワンチャン反魔法で消せない説あるんじゃ?どうなんだろう。
2人だけじゃなくてめちゃくちゃいっぱいルシウスいる絶望感はアンデラのラグナロク思い出したな〜。
終盤は回想。
こんな絶望的状況を打破するのはあいつしかいないっしょ!というわけでアスタを探すべく暴牛は魔女王のもとへ。
日ノ国まで迎えに来るのかと思ってたけどクローバー王国にワープさせる感じなのね。
こないだの海龍もそうだけど、世界の危機だからみんなスルスル協力してくれて流れはえ〜な。
ラストにはいよいよアスタが暴牛のマントを纏い出陣!!
最近ずーっとアスタ出てきてなかったからやっときたあああ!!って流石にテンション上がったわ。

●一ノ瀬家の大罪 28話

センターカラー!
映画ポスターみたいなデザイン。
耕三の鼻めっちゃデカくない?
本編
おじいちゃんの部屋で意識落ちた翌日から。
センターカラーなので初見向けにあらすじ説明してます。
「急に意識が途切れる」
ちょいちょいあったけど改めて強調。今回は特に多いね。徹夜で張り込むぞ!と意気込んでても気づいたら寝落ちてるってちょっと尋常じゃないぞ。
おばあちゃんも牽制してくるし、詩織の挙動も怪しいし、ラストには美奈子が食事に薬を盛っていたのが発覚。
あっちもこっちもなんか変な動きしててみんな不気味……!!
こうなると逆に翔は何もないの?ってなるな。
てか急に意識落ちることにちゃんと現実的な理由があったのちょっとびっくり。そこは漫画的なファンタジー要素だと思ってたよ。

●逃げ上手の若君 113話

九州から帰ってきた尊氏を迎え討つ楠木と新田。
後醍醐天皇からの錦の御旗に対抗して光厳上皇からの錦の御旗で対抗……なるほどそういうわけで「南北朝」の争いになっていくのね。
「当の尊氏は 知ったこっちゃなかった」
こ、こいつ……!!(毎週言ってる)
新田が分断策にあっさり引っかかるのはもうなんかアホちゃんでかわいく見えてきた。
それも折り込み済みで尊氏を討たんとする正成。
「16回もの突撃」の狂気の表情良いね。
からの正成と尊氏の一騎打ち。
撒菱と長物による牽制で他者の介入を許さないのなるほどって感じ。
碁盤目状に撒菱を撒いて京に見立てるのオッシャレ〜!
ただせっかく一騎打ちに持ち込んでも肝心の本人の武力が大したことなかったら意味ないわけで、正成の実力は実際どんなもんなん……?
「個の武 隠すとこまでが策でござる」
馬鹿強かった。
めちゃくちゃ賢い策略家な上に単体武力も高いってカッコよすぎん??
単純だけど、「強い」って「かっこいい」んだよな〜ってのを感じた。
含み針に蹴り技も織り交ぜて、剣が強いというより戦いが強いといったところ。
隠すとこまでが策って言ってるから、記録上どうであってもこの物語上は成り立つの上手いな〜。
正成が真っ当に強くてカッコいいほど尊氏の意味不明っぷりも際立つわけで。
こんだけボコボコにして武器も奪ったのに物理法則無視して立ち上がるし武器も無から生えてくるし!
なんなんだこいつ……!!

●暗号学園のいろは 27話

A組vsE組先鋒戦後。
享楽に「よくやったわ。」って言われて「……」「…っす」としか言えない夕方多夕〜〜!!どういう表情してんの〜〜!?
お次は次鋒戦。
テーブルの裏に隠れてる次鋒、華衣謬に気づいたしゅーたん……ということで次鋒戦の組合せは華衣vsしゅーたん。
華衣さん、逆さで喋ってくるの画面逆から見なきゃいけなくて大変だぁ…ってなってたけど1ページでやめてくれて助かった。なんならいろはもそう思ってた。西尾維新の手のひらの上。
次鋒戦の題目は「抱き合わせ答え合わせ」。普通にパーティゲームだしコラボ配信とかで全然やれるなこれ。
例題ジョジョなの西尾維新の趣味出まくってる〜。
「最高なのは何部?」にまだ全然始まったばかりの9部挙げる夕方多夕ほんま……。きょらりん6部好きなのはめっちゃわかる。
しれっとその後ルール確認で「川"尻"浩作」でケツノルマ達成してるの笑う。
で、Q.85アンドQ.86。
1つ目は「好きなタワーは?」でパズル好きの夕方向けにハノイの塔(有名なパズル)が想定回答。
2つ目は「お弁当に入れたい具は?」あたり?桜田麩→臀部で享楽向け。
人参の千切りは=にんじんしりしり?こっちも尻だしにじりよってる。
3つ目は「自転車にまつわる曲といえば?」かな。綿菓子、4話の扉絵でサイクリングしてたし普通に自転車が趣味?
全部いろはだけ合わず。いろは、ここで髪留め割れちゃって結局最後までそのままだったの笑う。
答え合わないお陰で命拾いしてるので結果オーライなんだけどね。
にしても華衣さんここまで全部合わせてきてるわけだから捜査力はマジで凄まじいね。
「「秘密の質問」を一点読みするがごとき……」のコマの華衣さん、目が照準なだけじゃなくて下まつ毛が目盛りになってるし眉毛がスナイパーライフルになってるのナイスデザインすぎる。

と、ここでさらっとしゅーたんに関する衝撃の事実発覚。
「東洲斎享楽の妹」……!!
マジか!という気持ちとだからか!という気持ちが同時にきた。
一緒に歩いてたのとかしゅーたん呼びとか一気に繋がったわ。
まんまるのお目目は変わらないんだけど包帯解いて髪型変わるだけで相当印象変わるねえ。めっちゃ可愛い。
とくに「さい しゅう たん!」のところはマジで可愛い。
で、ラストチャンスでしゅーたんが出してきた問いは「A組で4番目に可愛いのは誰?」。丸文字かわいっ。
4番目……匿名希望の素顔が出た時の例のアレですねえ。確かにバキバキの内輪ネタだしこれなら……と思ってたら華衣さん、
「どうしてあのときベッドの裏に
あるいはあのときポーカー台の裏に私が潜んでなかったと思うんだい?」
えっ怖!!今後机が出てきたら常に華衣が潜んでる可能性を考慮しなきゃいけないのかよ!!?
そこまでして潜入捜査してんの!?実際回答バレてるし……!!
……と思ってたら、A組の回答は「ボク」「アタシ」「私」「私」。
なるほどいろはが「ボク」と書くであろうことが分かったからそれに合わせに行ったってことか……!
しゅーたんが一人称をさりげなく「わたし」にしてたのもそこに誘導するためだったってワケね。
これ、潜入して情報を掴んでいるからこそ逆に引っかかる仕掛けよな〜。
分かりやすくかつ意外性のある鮮やかな切り抜け方で、素直に真っ当に面白かった。
しゅーたんの勝利ポーズ可愛い。包帯を新体操のリボンみたいにしてフキダシまで作ってるのすごい工夫。
あとさりげなく華衣さんが後ろで笑顔で拍手してるの、マジで華衣さんE組の良心枠なんだろうなって感じするよね。
東洲斎がいろはに声かけたの見逃してくれたのも今思うと優しい。
ラストは縊梨によるタッグマッチの提案。自分でも言及してるけどマジで図々しいな!??A組はあと1勝すれば良いタイミングでコレやってくるのあまりにノーリスク。
「かつて綿菓子と共に〜…」なるほど綿菓子は幼馴染じゃなく外部からだったのか。でもそれ以上は何もわからん。
中堅戦は順当に東洲斎&綿菓子かな。

○アンデッドアンラック 162話

メイがシェンについて語る回想シーンから。
シェンが殺気立ってるってメイは言ってるけど、それってあくまでこのループのメイからすると見たことない殺気だったってだけで、読者からしたら前のループに比べれば大したことない殺気の説あるよなー。
現状シェンがファンをどうしても倒さなきゃいけない理由がわからん。
「歪でも家族だったんです」の絵、みんなかわいくて良い。
で、回想明け。
「組の代表で出てんだぜ…!!」
おっ ドリトライか?
そこに割り込んでくるのがファン。
まあ26年も待ってたんだしもう待ちきれんわな。
「長かったぞ」じゃなくて「永かったぞ」だもんな。永遠とも思える長さだったの…?
と思ってたら、溜まってた鬱憤を具体的に風子に吐き出し始めるファン。
「何故オレが飯を作らねばならん!」
「何故オレがおしめを世話せねばならん!!」
「お疲れ様です!!」

笑った。面白すぎる。
「だがそれはいい!!」
いいのかよ!なんなんだよ!!
ぶつかりかけたファンと風子の間に止めに入ったのはシェン。
あんなに殺気がどうとか言われてたからどのくらい闇落ちしてるかと思いきやぜ〜〜んぜん爽やかでやんの!
「ボクはこの大会の賞金と賞品に用があんの」
これもしかしてシェン、ファンの元から自立するために優勝賞金欲しいとかなんじゃないか??だとすると全然殺伐としてない……どころかハートウォーミングまである。
ファンはマジで昂りを止められないようで、随心鉄桿まで持ち出してかつて夏編でアンディごとシェンの土手っ腹ブチ抜いた激強貫通技「随心鉄桿 龍炎武」をぶっぱ。
前ループのファンと今のファンにどれくらい強さの差があるか分からないけど、前ループで止められなかった龍炎武をきっちり止めたのマジで風子つえ〜。シェンと2人がかりではあるけども。
今の風子が強ければ強いほど、今の組織メンバーには今の風子が前ループのジュイスみたいに見えてんのかなって思って嬉しくなっちゃうよね。
ラストは武闘派否定者たちを見て楽しくなっちゃったファンが大会を再開しても良いかもな気分に。
当然風子と決勝やるんだぜとワクワクしてるファンに対し風子は
「あなたが倒すべきは私じゃない」
「私の師でありあなたの一番弟子 シェンさんです」
と訂正。
「この大会で私がシェンさんを あなたを超える最強にする!!」
ほお〜〜〜〜〜う!??
わたしもてっきり風子が最終ファンを打ちのめして終わるもんかと思ってたけど、"シェンを勝たせる"が最終目標となってくるとまた話が変わってくる。
今までのように単純に敵にどうやって勝つか……だけの話じゃなさそうだしまた味が変わって楽しい章になりそう!

○読切 メグを見てあげる

ジャンプGIGA2021AUTUMNに『殺人鬼玲凪』で掲載経験ありの暁はむる先生の読切。
植物を成長させる能力に目覚めた妹、メグとその兄のちょっと不思議なコメディ。
まずメグが変なこと言ってんな〜の印象で読ませておいてからの「実は本当に能力があるんだけど兄が止めてる」は意外性あって良かった。
兄はなんだかんだ妹のことめちゃくちゃ好きで、常に妹を傷つけないようにやんわりと諦めさせようとしてるのが好感持てた。
メグはメグで素直でちょっとアホなのがかわいくて好感持てる。
植物の能力に目覚めたからっていかにも草属性な格好し始めてるのアホだな〜。被ってるのもハットかと思いきや鉢植えだし。
2人ともが好感度とテンション高かったので楽しく読めたのは前作から大きく成長してるなと感じました。ラストの絵面が派手だったのも楽しかった。
強いて言うなら「植物を成長させる能力」であることに必然性があまりなかったところだけ気になったかな。

○テンマクキネマ 9話

倉紅井ちゃんに連れられてプロの現場の見学に来る回。急だな。
とたとたやってくる使用人姿の倉紅井ちゃんめっっちゃかわいいな……
大正着物メイド良すぎる。
その後は新キャラの雪尾監督と鎌木者監督が登場。雪尾監督、キリッとしたらカッコいいのに初登場シーンが顔芸だったせいで印象悪いなー。
「どこも問題なさそうなのが逆にうさんくせぇ…!」のところ天幕と会話成立してるのおかしくね?
自主制作映画編好きだったから急に路線変わってなんでや!ってなってるよ。

○マッシュル-MASHLE- 159話

マッシュvsイノゼロ。
時止めも破りダークネスサーズも破り追い詰められたイノゼロの最後の手段は「巻き戻し」。
うわこれがあったわどうすんだこれ面倒くせえ……!とウンザリしかけたところに次のページで即ぶっ飛ばしてて「おっ!!」ってなった。
いろんな時間軸でのフィニッシュを次々と描いててテンポも良く爽快。
「何度やっても… こいつに邪魔されるのか…」の絶望感、ループものの作品で主人公がぶち当たるタイプの絶望なんだよな。
でも時間を戻してくるヤツの末路としてはめちゃくちゃ納得感ある。
完膚なきまでとはこのことですね。
「次号クライマックスセンターカラー」
これは……経験上99%最終回だ……!!

○人造人間100 25話

No.1に逃げられてその後。
あしびの謝罪、「No.1の居場所は〜……二度とないチャンスだったのに!!」
そこ?って思っちゃったな。
目の前で善良な一般人を虫けらのように殺されたことに怒ってたんじゃないの?
No.100のボスの取引。No.100の手は燃え尽きるたび補充してもらえるのね。とはいえそうポンポン使える能力ではないか。
そして絢子の失踪。裏切った疑惑、ちょっとびっくりだけど掘り下げがまだあんまりされてなかったから「絢子さんがそんなこと…っ」とまでは正直読んでて思えなかったかなー。
ラストにはそんな絢子の兄、鵠さんが登場。そ、そこはミンミンと一緒に行くんじゃないのか……!?
しかも最後なんかギャグっぽいノリになってるけど、状況は依然どシリアスだから違和感あるな〜。

●次号
表紙&巻頭カラー

新連載 アスミカケル
え!??川田先生最新作!??しかも総合格闘技!!?楽しみすぎるやん!!ヤッターーー!!

センターカラー
マッシュル-MASHLE-
ラスボスと決着、このタイミングでのセンターカラー……めちゃくちゃ最終回っぽい。
のに予告誤字ってんぞ!!

夜桜さんちの大作戦
四怨と嫌五帰還記念センターカラー……って適当じゃない!??

僕とロボコ
劇場版制作決定って何!??マジのやつ!!?パブサしても誰も詳細知らなかったのでウケちゃった。

この記事が参加している募集

#マンガ感想文

19,984件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?