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【#WJ26】週刊少年ジャンプ2023年26号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:人造人間 3:逃げ若


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

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【#wj26】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ26号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【五条VS宿儺アツすぎ】

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【#wj26】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ26号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【人造人間100CC!】


●SAKAMOTO DAYS 120話

表紙
バイクに乗る若坂本の表紙イラスト。
ほぼ真上からの構図がめちゃくちゃカッコいい。やっぱ鈴木先生構図力の鬼だな。
バイクの光沢や反射、ジャケットのシワなど質感の表現もめちゃくちゃ良い。
巻頭カラー
在りし日の赤尾との会話。色味がセピアでノスタルジックな雰囲気なの、カラーを活かしてるな〜。
この会話の相手が坂本か南雲か明言されてないのもなんかわからんけどエモいね。坂本っぽい気もするけど。(南雲は表情に態度を出すヤツではないと思うので)
からの見開きではバーンと赤尾のソロ扉絵。
ポスターとかグラビアみたいなめちゃくちゃ良い1枚絵。
ここまでされちゃったら赤尾生存の一縷の望みも絶たれるじゃん……!
本編
坂本vs有月。
会話もそこそこに速攻で始まって今週はほぼ全編バトルでしたね。
ただもうこのバトルがとにかくかっこいいんだこれが……!!
最初のぶつかりあいから惹き込まれて、途中途中のアクロバティックな攻防からの坂本の攻勢、ぶっ飛ばし、ナイフ、踏み倒し……
デカいキメゴマの連打気持ち良い〜……!!
どれもスピード感も迫力もあるし、マジでバトル描くのが上手い。
ずっとド派手にドンパチやってたのに最後は静かに締める緩急の付け方もしんみりするし。
過去編ならではの哀愁、後悔のようなものを感じさせるビターな決着でした。
これが現代にどう繋がってくるのか、あと結局有月が赤尾を殺した理由は何だったのか──はまだ個人的に気になるかな。

●夜桜さんちの大作戦 179話

掲載順たっけぇ!!!
5年後飛んだあたりの反映かな?効果絶大すぎてびびる。
本編は前回に続いてひふみvs二刃。
相変わらず"合気"がなんでもありワードと化してるな……
二刃に文字通り全て受け流されるひふみ…を見ている新キャラ2人。すご〜く分かりやすく双子の同級生ポジで、性格も同性同士双子とは真逆って感じでなんかよさげ。
そしてひふみの心の中を察して戦いを中断、謝罪する二刃。できた大人だ……
さらに侵入者を的にして実践形式でひふみへの指導。実力はもちろんのこと、教え方も優しくて分かりやすいってもうお姉ちゃん力がえげつないことになっとる。
そりゃひふみも惚れるわな。
「一緒にいるから強くなれる」とか「強くてかっこいいあんた達をおばちゃん楽しみに待ってるね」とか、終盤のセリフ回しも抜群で普通にグッときちゃった。
なんとかしてうちにも二刃お姉ちゃんみたいなお姉ちゃん来てくれんか??

●呪術廻戦 224話

五条vs宿儺。
冒頭の煽り合いからすでにキレキレ。
「俎板の上の魚」…やっぱ宿儺の術式は料理っぽい。
対して「じゃあなんでその面のままなんだよ」は確かに〜!!ってなった。
甚爾に似てるから本気で殴れるってのも笑う。夏油の件で反省したからとかじゃないんだ。
その後からは今回もうずっとバトルなんだけど、ま〜とにかくそのバトルがおもろい。
最初は近接格闘に始まり、だんだんとスケールアップしていく感じね。
特に切り落としたビルを通り抜けながら戦うところはカッコ良すぎて声出た。
こいつらくらいレベルが高いとここまで大きなスケールでここまで自由な発想で戦えるんだな〜。
手が直接触れたところは無下限解除したのかさせられたのか。
なんか終始二人とも楽しそうに見えるよね。結構な割合で笑顔だし。
こっちも楽しいよ。

●アオのハコ 102話

人気投票結果発表センターカラー!
144518票中74144票が千夏先輩て……
過半数得票はあまりにも圧倒的すぎるな。
てかそもそも応募総数エグない??
ヒロイン各々のイメージカラーのウェディングドレス扉絵いいね。
黄色い薔薇の花言葉の一つに「嫉妬」ってあって笑っちゃった。
本編
大喜、スキー旅行へ。
女子いないスキー旅行しっかり描写する意味あるんか?って思ってたけど千夏先輩の帰省先と同じ県に行くのね。
針生が西田に2回も「こぼすなよ」って言ってるの好き。
千夏先輩の帰省先からは遠いからな〜って言ってたらまさかのまあまあ近くにいるらしくダッシュで会いに行く流れに!
雪景色シチュエーションとか、お互い会いたさが最高潮なのとか、気持ちが溢れて走り出すところとか、恋愛ものの美味しい要素が詰め込まれてて再会への期待が高まるね。
ちなみに小波湖って志賀高原スキー場とどれくらいの距離なんだろうと思って調べたけど出てこなかったので多分架空の地名なのかな?

●ドリトライ 4話

早速試合をやろうぜということでその前段階、対戦相手との因縁を作っておく回ですね。明確にテンポ意識してて良い。
可哀想な妹ちゃんの印象からの許せない敵としての兄貴……と思いきやまさかの
「 …なんか 太くね…? 」
面白すぎる。
今作は真面目だからボンコレの時の路線は期待できないかも…とか言ってたら突然胡乱な敵がお出しされて噴き出しちゃったよ。
俄然試合が楽しみになってきた。
右腕異常発達のボクサーってライトハンド草田(ぼくのわたしの勇者学)思い出した。

…なんか 太くね…?


○ウィッチウォッチ 110話

中学生組。
ジキルがちゃんと変身…もとい変態するために頑張る回。
ニコの魔法を機械で発動できる→じゃあもう何でも出来るじゃん
笑った。そうだね。
妙ちきりんな格好のジキルと狂った改善案で毎回笑わされる。
中でもズボン後回しへのツッコミとクソすぎる変身ポーズめちゃめちゃおもろい。
ミハルがただただウケてるだけなの性格悪くて良いな。
ラストの本番パートの畳み掛けもよかったし、やっぱこの作品のこういうコント仕立ての回にハズレなしやね。

○キルアオ 5話

最初数ページ見てサイレントで行くの!?ってなったけどそんな事なかった。第5話にしてサイレントは攻めすぎ。
前回ヒキの「蜜岡ノレンと結婚してください」どういうこっちゃってなってたけど、なるほど婚約者になれば会社を継げる──ひいては蜂の情報を知ることができると。
いや、それ聞いた上でもなおどういうこっちゃではあるな。蜜岡父の意図が謎すぎる。
……そういう事情があったとて、中学生にオッサンがアプローチするのなんぼなんでもアウトすぎるやろって思ってたら、十三自身もちゃんとそう言ってて安心したし、なんならラストは蜜岡の方から寄せてきたのでなるほどそうくるかとなった。
確かに蜜岡から来る分には十三の正体知らんし全然アウトじゃないな。
話の軸としても独自路線が築けてきた気がするぞ。

○読切 君と餃子とエイリアン

2022年11月期に『ギャラクシーハイウェイ』でJ新世界漫画賞準入選となった岡田大先生の新作。
https://shonenjumpplus.com/episode/316190247118324459
「友情」が分からない殺し屋のキヨコと、宇宙人のネトとの交流を描く物語。
正直2人が出会った時点で「ああ、段々仲良くなっていって最終的にこの女の子が友情を理解する話なんだな」ってのは見えてはいたので、予想を大きく裏切るものは特に無かったな。
バトルも前作からそこまで得意ではなさそうな印象。
ただ、キャラクターもストーリーラインも平凡だからこそ逆に独特の雰囲気が染み入るような良さを醸し出している気がする。
戦いが終わって、2人とも生き残ってて良かった…って素直に思っちゃったもんな。
キャラクター造形自体はよくある感じだけど、キャラや世界観の持つ空気の表現が上手いって感じなのかな。身につけようと思って身につけるのはなかなか難しい強みだなーと思いました。
「この人の漫画の良さ、俺だけが分かってるんだよね」と思わせるタイプの作品かも(褒め言葉)。
今後が楽しみな作家さんです。

○読切 必要十分の私たち

ヒロアカの代原で入った読切。
作者の逸茂エルク先生は22年17号『レイルウェイ/ゲイトウェイ』、22年49号『さっちゃんは石になった』など本誌にもちょくちょく載ってる方。1対1のキャラ同士の関係性をしっかり掘り下げる作風で、1本の読切の中でテーマをしっかり描ききっていることによる満足度の高さが魅力の作家さんという印象。今作も同様でした。
マスクの下の縫い傷がコンプレックスの真奈と、周りの目を気にして本当にしたい格好をできてない理久。
「自分を好きになるため」にお互いが必要で、お互いさえいれば十分──という風に、タイトルが2人の関係性を端的に表しているのも綺麗でした。
キャラの挙動に納得感が高かったし、縫い目がコンプレックスの真奈の「針と糸が少しだけ嫌いじゃなくなれた」はめちゃくちゃオシャレでグッと来たな〜。
最初の2Pは理久が男子だと思ってたので序盤混乱してたんだけど、そうなるのも込みで演出というか、作者の掌の上だったのかなという感じ。
余談だけど、「自分を好きになるため」に着飾るってのはかなり女子っぽい感覚だよなーと思いました。

○人造人間100 23話

念願のセンターカラー!
ただ同じく生存危うい暗号学園も先週カラー貰ってたので安心は全く出来ない。
イラストは今いるネームドのキャラ全員集合。
思ってたよりカラフルだな君たち!?
色鮮やかで派手な扉絵なのは良いね。
ただ髪の塗りとかがのっぺりしてる印象で、時間足りなかった?ってちょっと思っちゃった。
本編
No.100の回想から。
てか「サヤ」って呼ばれてるし、No.100の回想というよりNo.100になる前の…博士が蘇らせたかった人物の回想って感じするよね。
No.100ってそうなのー??
で、夢・走馬灯の内容に戸惑いながらもNo.91との戦闘。
No.91の特化能力は「腕力」。
ということで右腕がビキビキビキと……
…なんか 太くね…?
今週ドリトライでも見たぞこれ!!
なんでこんなピンポイントに"右腕が太すぎる"で被るの!!?
めちゃくちゃシリアスなシーンなのに面白くなってしまった。事故だよこれは。
ただラストの特化能力のくだりはアツかったね。"高い身体能力"が特化能力に見えるミスリードはうまく効いてたし、「あの火事の火元が私だったから」ってのも記憶に蓋してたこととしっかり結びついてて良かった。
あしびともども自傷が必須な能力なの難儀やねえ。しかもNo.100は再生しないしなー。

●鵺の陰陽師 3話

1P目の「消えろ」の子めっちゃ良い。
それはそれとして本編は美少女の新キャラ登場!な回。
新キャラ、おっぱい大きいしポニテだし天真爛漫でグイグイきて素敵。
ちゃんと魅力的なヒロインであるからこそトントン拍子で仲が深まっていくのが楽しい。
パンチラもこの作画ならお色気需要はしっかりあるし、その後の「忘れろビ〜ム…」は照れ方としてめちゃくちゃ可愛い。学郎の撃ち抜かれ方もオーバーすぎて笑った。
セリフ回しは相変わらず怪しめなところもあるけど(泥だから流れないスよとか)、一方でその独特さが面白く働いてる部分もあるんだよな(俺だけは…絶対にない…!!とか、なっ…関係が途切れないだと…!?とか)。
最後には新ヒロインの名前と、陰陽師であるという事実が明かされてヒキ。
意外性あるし普通に次回が気になるような惹き込まれる締め方だったので、なんだ…良い3話じゃねえか…!!ってなっちゃったね。オカルト部の発足で作品の方向性も見えたし。膳野入部して♡
てかラストはこれもしや七咲ちゃんが幻妖倒してる?足元しか映ってないから分かりにくいな。

●あかね噺 63話

扉絵なんかシュールじゃない?トーキョー忍スクワッドのスポーツ扉絵思い出した。

妙にシュール

本編は前座選考会、阿良川ぜんまいの高座の直後。ぜんまい、喜怒哀楽の表出激しいのが裏表なさそうで好感持てるなー。
カリカリしてたのにあかねに「めっちゃよかった」って言われてすぐ大喜びなの、ちょろい。
そして今回の本題は嘉一の高座。
客の雰囲気を探り、基本に忠実に大人しくしてた前半とは打って変わって後半はくすぐり大暴れ!
「くだらんね」「結構です!!」
ここめちゃくちゃカッコいい。
自分の信じる理想─お客様の笑顔─のために完全に割り切った戦い方をしている潔さ。
「分かった上でやっている」という点においてぜんまいとは一線を画すよね。ぜんまいは「分かってたら演り方調整してた」的なこと言ってたから余計に。
ラストにはセールスマンだった頃の描写も。次回は回想になるのかな。
企業理念は前回ヒキで嘉一さんブツブツ呟いてたね。単に染み付いちゃってるだけなのか、理念にはいまだに賛同してるのか、それとももっと闇深い何かだったりするのか……


●アンデッドアンラック 160話

引き続き宇宙編、vsエイリアンクイーン。
ロケットごとクイーンに捕まって総員命の危機……!のところを助けるフィル。
"不感"のお陰でエイリアンに感知されずに攻撃できるってのは予想してた通りありましたね。
ただ、エイリアンの弱点は「せん断」。これも感情がどうとか色々推理してたけど思いの外シンプルだった。
フィルのクソデカハサミ、古代遺物を使ってるわけじゃなくて腕からビームサーベル的なのが出て形成されてるのでやっぱ託す者(エントラスター)の性能のひとつって感じなのかな。
で、女王を倒した後は更なる緊急事態発生。
エイリアンの卵のせいでパラシュートを展開できない大ピンチ。
これをまたしてもたった一人船外に出てロケットの軌道を変えることでなんとかしようとするフィル。頑張りすぎだって……!!
ニコが「大気圏を抜けるまで」って言ってるけど大気圏って地上まで全部そうなんじゃ……?ってのは気になった。
GOサインが出るやいなや即座に船外に出る風子とジーナ。
今にもぶっ壊れそうなフィルを救うための手段がジーナの"不変"なの、これ以外ないという納得感がすごい。
宇宙編、ここまではあくまで"不変"が便利に活躍してただけでジーナの活躍って印象はあまり無かったんだけど、ここに来て「ジーナのかっこよさ」が出た感じがした。
この状況でこの挙動でフィルを助けるのは、ジーナという人物が不変という能力を持っていたからこそだよなっていう。
最後までフィルとジーナを応援し続けてたフィルママとショーンも良かったね。宇宙編でジーナと一連托生だったショーンの「いけ!!」アツい。
あとショーンはフィルママをずっと励ましてるのも偉かった。
最後にはロケットはフィルのお陰で勢いを殺しきり、無事着水。誰一人掛けることなく地球へ帰還!
「ようこそ地球へ!」というフレーズ、感涙する風子とショーン、一仕事終えたニコとクリード、フィルを囲むジーナとフィルママ、そして上空にかかる虹。全てが爽やかで素晴らしい。
波瀾万丈だったフィル編、しっかり綺麗にまとまってよかった。
ショーンとジーナはここからガチ怒られが待ってるぞ!!

●テンマクキネマ 7話

いよいよ撮影スタート!
映画部メンバー、秋津、尾藤、椎野…みんな何かしら裏方向きの技能持ってて有能集団やんけ…!
学校のシーンの撮影は海辺には行かずハジメたちの学校で撮影。
映画がどうやってウソをついているかを、ジャンプ的に馴染み深い約ネバ実写映画を例に説明してるのは豆知識的面白さもあって理解しやすいなー。
倉井ちゃんは相変わらず可愛いし、隠れたり撮り直したりしながらわちゃわちゃ撮影してるのも楽しそうですごく良い雰囲気。
さらにラストは「作品のためにわがままを言うのが映画監督の仕事」と、土壇場でなんだかすごい撮影方法やり始めて。
色々といい感じに回り始めて映画漫画らしくなってきたんじゃなーい!?

●マッシュル-MASHLE- 157話

イノセントゼロ戦。レヴィ、マカロン、アベル、アビス、カルパッチョが救援に来たところから。
アツくはあるけどマッシュに負けたやつらが今のイノゼロに通じるかぁ〜!?とか言ってたのに普通に結構通じてるな……
移動に使ってるアビス(矢印)とマカロン(音魔法)とか、当たったけどそこまでなレヴィ(磁石と雷)はともかく、アベルの人形魔法とカルパッチョのダメージ転嫁は普通に効いてる。
……ってなるとなんかいけそうじゃない!?って感じが出てくるし、マカロンが身を挺してマッシュを送りこんだところで「おっ!!」ってなるんだけど、そこからの「タイムズ ストップ」の絶望感というかなんというか。
いや結局時間止められるからな〜…っていう、チーターに対する諦めに近い感覚。
ただそこに「時間停止魔法を使われるまでの0.1秒で仕留める」っていう回答が用意されてたのは普通に感心しちゃった。
この大ピンチにめちゃくちゃ解説してるイノゼロはどことなくシュールだけどね。
最後大爆散したし「やったか!?」って感じだ(やってなさそう)。

○逃げ上手の若君 111話

中先代の乱編が終わり、その後の歴史の動乱をダイジェスト感覚で描写する回。あくまで主人公は時行だから時行以外の部分に尺は割けないけど歴史ものである以上語らないわけにはいかない……っていうのを解決するテンポ爆速描写。
アホの子カワイイだった新田義貞のカッコいい豪傑っぷりを画で魅せる……傍ら、背景の血飛沫がきっちり「?」になってるの笑う。
さらに尊氏の切腹未遂。なんとこれ史実らしい。ツイート検索したら日本史クラスタの人たちが口を揃えて「う〜んだいたいあってる!」って言ってた。やっぱおかしいよコイツ!
髷を落としたエピソードも史実通りらしいし、前作者コメントで言ってた通り尊氏はマジでかなり史実に忠実にやってるんだなあ。
(忠実にやっても十分すぎるくらい怪人だからというのはある)
「何をしても大衆が勝手に良い方に解釈し 信仰する」はワンピのバギーを連想した人も多いんじゃないかな。ラスボスが持っていいスキルじゃねーのよ。
京に攻め入る尊氏を退けたのは貴族武将の北畠顕家!この人も前々から名前は聞いていたのでわたしもしっかり「おお、ついに!」という気持ちになれたね。
ムキムキマッチョという噂だったのに美男子が出てきたから(アレ…?)って思ったけど、よく見たらこの人かなり腕太くない??
めちゃくちゃな数の兵を弓で屠ってて、登場のインパクトすごいなー。
貴族で十九で尊氏を退けるってマジですごすぎなんだけど、描き方が巧みなので尊氏の格が落ちるような感じは一切ないんだよな。
なんでそうなのか、考えてもよくわからん。どういう技術??
新田義貞、北畠顕家、楠木正成が一堂に会してるのワクワクするな……
あと楠木正成が京に撒いた虚報ツッコミどころ多くて笑う。
「帝 まだ尊氏のこと好きらしいよ」
「おいしいうどんあります」

最後は尊氏が九州で再び力をつけてくるというところまで描いて、次の局面を描く体制作りはバッチリ。
ていうか時行なしでもここまで大盛り上がりするのすごいわ。尊氏がめちゃくちゃ面白いキャラなのはそうなんだけど、有名武将の登場でもテンション上がるし、無敵の漫画になってるな。

○僕とロボコ 138話

アニメがアイドル回だったのに合わせて原作もアイドル回。
推しの子ブームに乗っかってるのもある…?
実績と立場が強いのもあり終始ロボコがやりたい放題やってたんだけど、周りの人もそれが見たいので需要と供給が噛み合っててみんなハッピーな回でしたね。
女子プロレスラーのくだりすき。
あとモツオが狂ってるとこの顔芸面白すぎる。こいつだけ流れ無視してロボコじゃなくてメイコ応援してるし。
てか今回のカリスマぶり見ると割とほんとにアイドル天職なんじゃないロボコ……?

○一ノ瀬家の大罪 26話

翼に対しあたりのきつい詩織。
「うちがどんなにめちゃくちゃだったか」って涙ながらに言うくらいだし、この4年間にも何かしら秘密がありそう。
詩織が突っぱね続けてもひたすら翼が真っ直ぐ気持ちを伝え続けて雪解け…ってのは夢の中の詩織のくだりと重なっててちょっと良かった。
だし、夢でしか知らないはずの穴水の情報がなんで現実と合致してんの?ってのは「え!?どゆこと!?」ってなる。まだこうなれたんだこの作品。
とにかく謎でヒキ続けるねえ。
ただ、スッキリとその答えが開示されることがあまりないから微妙にモヤモヤしながら読み続けてるんだよなー。
てか最後の最後ちっちゃいコマだけまた中学生の姿に戻ってない??
だとしたら行ったり来たりしすぎでもう滅茶苦茶だよ……!!

○ブラッククローバー 360話

冒頭は前回の続きのノエルvsアシエで、場面は早々に本題のユノvsルシウスへ。
最初はニヤついてたルシウスの表情が次第に困惑に変わっていくのが良かったね。
予知で相手の程度が分かっているはずなのに認識が合わない違和感が表情によく出てた。
で、予知が大きくズレているのは、魔法を打ち消す=予知も効かない アスタの影響によるもの、という理屈。納得感があって良い。
しかもユノなんてアスタの影響を最も色濃く受けたキャラと言って間違いないわけだし、そりゃ予知もズレるってなもんよ。
ノエルもめちゃくちゃアスタの影響で強くなっただろうなという納得感あるし。
アネゴレオンが本来モリスに即死させられてたはマジ???って感じだけど。全然信じられないな。
ルシウスのラストの表情といい予知が外れてる流れといい、本当にこのままユノが倒しちゃうんじゃね?という感じがある。さすがにアスタの出番が無いわけないと思うのでイノセントゼロよろしく第二形態に移行したりするのだろうか。

○暗号学園のいろは 25話

学級兵長講和会議ということで早速兵長揃い踏み。
桜の樹の下でバラバラに座ってんの、CDのジャケットみたいでじわじわくるな。
そこに媒酌人ことC組担任の育雛醇乎先生登場。新キャラかと思いきや実は1話にチラッとだけ出てたという。C組ってことはアンヴァリッドちゃんのクラスね。
会議を仕切るのはD組の柘榴口接吻さん。唇ぷるっぷるだし名前的にも明確にチャームポイントそう。
しれっと出てきた「凍は現在約18個の眼鏡兵器の量産に成功」って情報。
そんなにあったの!?そういえばこないだそんな画があった気も……
あと「」18個ってのも気になる。
"勝者総取り"ってのは最終回詐欺回でまさにいろはが「戦争と一緒だよ」って言ってたんだけど、だからこそいろはは「ここで全員でバームクーヘンを食べる。」を条件に付け加えて"戦争"じゃなくしたかったんだろうなーって思った。
この戦いの勝者が実質暗号皇帝に内定ということで、かなり分かりやすい構造になりました。
暗号とか台詞回しが難しい分ストーリーラインくらいはね。
各クラスの兵長がルールを提案。
学級対抗ってのと分かりやすく盛り上がれて良い。
トーナメントってことは直接戦わないクラスが出るね。てか6クラスでトーナメント……?決勝は三つ巴かな。
で、各クラスが実は専門分野に分かれていたこともここで判明。情報撹乱、潜入捜査、精神感応、特命、遺言解読……ときてA組が"無差別解読"ってめちゃくちゃカッコいいじゃん……!オールラウンダークラスだったんだ……!!
そしてトナメの組み合わせ決めのためのQ.83。迷路自体はやれば解ける上に迷路としても簡単めなので"自分で解く楽しさ"もある。MRGが隠れてるのはエクストラゴールって感じ?
眼鏡の使用を咎められてのいろは匿名ver.いいねえ!仲間の戦い方に影響受けて使いこなす展開好き。
何気にポーズも匿名希望が初めて牙を剥いたマダミス終わりの回と同じなのが良い。
一方で他のクラスの人は匿名希望のマネなんて分からないから急に関西弁悪役ムーブになってドン引きしてるのおもろい。
最後は対戦カード決定!
主線が太いポップな1枚絵いいね。アンヴァリッドちゃんかわいっ。
A組の初戦はすでに因縁ができてる縊梨のE組との対決。
「私達4人」ってのは誰のことなんだろうね。東洲斎組3人とあと1人?
家雪さんとかしゅーたんあたりかな。


●次号
週刊少年ジャンプ27号


表紙&巻頭カラー
ウィッチウォッチ
まだ10月は終わらない!
予告的にカンちゃん受難回っぽくて楽しみ。

センターカラー
マッシュル-MASHLE-
本編決着つきそうな雰囲気。予告の内容ちょい古くない??

僕とロボコ
めずらしく変なコラボ記念とかじゃないカラー。むしろ普段が変なコラボ頻度高すぎるんよな。

読切 都の鬼と田舎の狸
あらすじ的には退魔ものっぽいけどビジュアルは所謂退魔ものっぽくないね。期待。

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