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アルゼンチン対ポーランドを見て


今日は朝四時からサッカーワールド杯のアルゼンチン対ポーランドを見た。
予選リーグ最終戦でアルゼンチンは勝てば決勝トーナメント進出、ポーランドは引き分け以上で決勝トーナメント進出という条件だった。

アルゼンチンは初戦でサウジアラビアにまさかの敗戦を喫し、2戦目のメキシコに勝ったものの決勝トーナメントへは勝たなければならない背水の陣。神の子メッシが恐らく最後のワールド杯になるとのことで文字通り必死のパッチの戦い。

対するポーランドも36年ぶりの決勝トーナメントへ向けて負けは許されない、決して余裕がない状況だった。

前半


このように両者共に決して消化試合ではなく、前半から激しい試合になった。
展開としては前半はアルゼンチンがボールを保持する時間が圧倒的に長かった。
ただポーランドも固い守備で先制を許さない。前半の終盤にメッシがPKを獲得するも、GKが止めるなど絶好調。0-0のまま前半が終わった。

前半を終えての感想

前半を見ているとアルゼンチンが一方的に攻めている一方で点を決めきれない嫌な流れになっていると感じた。コスタリカ戦の日本然り、日本戦のドイツ然りチャンスを何度も演出するも最後を決めきれないままズルズルと言ってしまう。そして終了間際に先制、逆転を許して敗戦を喫してしまう。今回のワールド杯以外にも野球でも似たような展開を何度も見てきた。

後半の早い段階でアルゼンチンが先制しないとポーランドが勝つのではないか、というハラハラ感を持って見ることができる楽しみを抱いたままハーフタイムを終えた。

後半


後半は開始早々にアルゼンチンが先制した。前半何度もチャンスを作っていた、キーパーとDFの間へのクロスボールではなく、相手陣地深くまで切り込んだあとマイナス(後ろ?)向きのクロスボールをあげてフリーの選手を作ることができた。

後半も多くの時間はアルゼンチンがボールを支配していた。立て続けに2点目を手に入れてからは、相手にボールを奪われてカウンターを受けないように、無理をせずゆっくりボールを回していた。その上で切り込むときは一瞬で相手ゴールに牙を向いていた。

ポーランドは最後まで点を取ることができずに試合が終わった。
この試合と同時刻の同グループの別の試合の結果を受けてアルゼンチンが1位通過、ポーランドが2位通過になった。

試合を通しての感想

後半開始早々、前半とは全く異なる攻めをするアルゼンチンの攻撃の多彩さがすごかった。そしてその攻撃で生まれたチャンスを1発目で仕留める決定力、集中力はさすが強豪という貫禄があった。
ポーランドもGKが採算スーパーセーブを連発したり、DFがラインを全員で統率していたように随所に良いプレーが見られた。こちらもさすがヨーロッパの予選を勝ち上がってきた国という凄みがあった。

個々の技術も目を見張るものがあった。パスのスピードの早さ、足の速さ、身体もボールも思い通りに操っているように見えた。

何よりそんな両者が国の誇りをかけて、決勝トーナメントへ向けそれぞれの思惑を持って全身全霊で戦う姿が熱く、心を打たれるすごく面白い試合だった。

2チームとも決勝トーナメントで見るのが非常に楽しみになった。

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