挨拶は人の心を動かす魔法

学生が体育の授業で
マラソンをする季節になった

今日私が歩いていると
マラソンしている男子学生（中学生か高校生）に
遭遇した

私の横を走り抜ける男子学生は
息を切らしていた

私は邪魔にならないようなるべく
道路の端を歩いて
男子学生の走り去る
後ろ姿を見て
自分の学生時代を思い出した

短距離は得意だった私だが
長距離は全くダメだった

今では走れないだろう…
きっと酸欠になるのがオチ

そんなこと考えながら
後ろ姿を見ていると
後ろから息を切らして
走ってくる学生が
『こんにちは』と
私に挨拶をしてきたのだ

私は慌てて
『こんにちは！！』と
挨拶をし返した

不意を突かれた挨拶に
驚いたのだった

息切れしているのに
走りながらの挨拶

知らないおばさんに
挨拶する余裕なんてないはず…

感動してしまったのだ

その後息を切らして
走り去る子の後ろ姿を
見るだけだったが
また挨拶をしてくる子達が
いたのだった

私は『こんにちは！！頑張ってね！！』と
今度は応援の声掛けも忘れずに

そして私の声援に答えるように
走り去りながら
私に言葉をかけてくれたのだが
息切れしながらだったので
上手く聞き取れなかったのが
残念…

でも伝わったよ

あなたたちの優しさと礼儀

ありがとう

気分よくして帰れたのは
言うまでもありません

挨拶は心を通わせることのできる
魔法の言葉である

それが知らない人や
ましてや自分よりも
はるかに若く
マラソンという
授業中の苦しい状況下の中
交わす挨拶や声援は
心を穏やかにするのだ

#最近の学び