人と人とのコミュニケーションのあり方

皆さん、OriHimeって知ってます?
吉藤オリィさんが開発した「人間の孤独の解消」を目指し、病気や障害などで外出が難しい人が遠隔操作するロボットの事です。
今回は吉藤オリィさんの言葉も引用しつつ、私の心境を綴れたらなぁと思います。

新型コロナウイルスによって移動が抑制され、テレワーク・オンライン授業が広がり、人と人とのコミュニケーションのあり方が急速に変化している今日この頃。ちょっとした雑談や偶発的な出会いの機会は失われがちです。そうしたことの価値にこそ今目を向けるべきではないでしょうか。

私は「無駄」にこそ価値があるのではないかと思っています。
私の友人は家から大学まで往復2時間の距離を通っているのだが、よくよく考えてみると、大学に通う期間のうち結構な割合を移動に費やしているのでは?と思った。面倒くさいし何より疲れる。にも関わらず何故それを続けられるのか。
その友人の話を聞いてみると、駅から大学までの道中で見つけた学友と喋ったりといったような、適度な「不必要」な時間がありました。
オンライン授業だとそのような時間は生まれません。「無駄」は省けるようになったけれど、失われる物もあるのです。

変な話、学生は授業より休み時間が大切だと思っています(少し語弊はあるけど)。
思い返してみて下さい。授業の思い出ってそんなにないけど、休み時間にこんな事やったなーっていうのは結構覚えてませんか?
パッと思い出せるのって、「必要」より「不要」なことだったりするんです。
たまたまそこにいることで得られる偶発的な機会を、テレワークとかオンライン授業って捨ててますよね。
私は数年前、OriHimeについてのニュース(分身ロボットカフェ)を見ていて、テレワーク等では実現できない「たまたまそこにいる」という状況を作るための方法としてとても良いなぁと思ったんです。

世の中はどうなるか分からないものです。
経済が悪化し、五輪が延期となり、目指していた目標を失った人も多いです。今、誰もが悲観的になりやすい状況でもあります。
そういう意味で、色々なことが変化してくるじゃないですか。だからこそ、転び慣れている人が強い時代になると思うんです。「今まで」がどんどん覆されて、前代未聞のことが連続して起こっていく中で、変化に柔軟な社会になりそうな気がしています。だから、それまであまり進んでいなかったテレワークも「必要だから」と進んでいる。
もちろん、うまくいかないことはこれからいっぱい見えてくると思います。多くの人が「無駄」が生まれにくいことに気づくのではないでしょうか。家族とは何か、という価値観も変わってくるだろうし、シェアハウス等のあり方も見直されるかもしれない。多くの人の価値観がアップデートされるのは間違いないと思います。
新型コロナが収まった時に、再び元の生活に戻ることを良しとするのか、何かしら得たもの、新しい価値観を持った上で次の時代を迎えるのかで状況は変わってきます。絶対に。そこの転換期を、自分なりに考えておくことって、すごく大事だと思います。


…深夜に書いているせいかとても眠くてよく分からなくなってきたのでこの辺にしておきます。
5時に起きたら投稿しよ。

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