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あなたの文章を読みやすくするコツ

読みやすい、大事ですよね。

何度も引っかかって、がんばって理解しなきゃいけない文章って、ちょっとしんどいです。「じゃ、お前の文章はどうなんだ」って声は全力でスルーして。今日はわたしが「これだけは」と思う、文章を読みやすくするコツをご紹介しましょう。


欲張らない

読みにくい文章はだいたい欲張ってます。単純にいうと、一文が長い。

ときどき、脈々と連なるような文章をよしとする人がいます。文学なら情緒があっていいかもしれませんが、noteのような記事やコラムではちょっと読みにくい。みんな、そんなに集中して読んでくれませんからね。めっちゃファンなら別だけど。


もう極端にいえば、一文は短ければ短いほどいいです。ほんとはそんなことないけど、それくらいに思ったほうがいい。

なぜか?それは、一文が長くなればなるほど、技量が必要になるからです。主語述語の関係、修飾語がどこにかかるか、助詞の使い方。ぜんぶ、長いからややこしくなるんです。短ければ、あまり問題になりません。簡潔だから、ややこしくなりようがないんです。


漢字が多いは危険信号

キケンですね、学術論文じゃないんだから。書いた文章をちょっと離して見て、なんか黒いなと思ったら黄信号です。目がチカチカしたら赤信号。

日本語には、漢字・ひらがな・カタカナの三種類ありますから。バランスよく使いましょう。漢字3割、ひらがな7割、たまにカタカナが混じってくるくらいがいいかな。漢字が多ければ、ひらがなにすればいい。「ひらがな」は見ての通り、やさしいんです。人にやさしい文章でいきましょう。


カタカナの話が出たんで、ついでに言うと。覚えたてのカタカナ語を使うのもやめましょう。

日本語でいけるなら、日本語でいいじゃないですか。よほど専門家なら別だけど。みんなが使い出して、ちゃんと意味も理解してからでいいです。でないと、結局意味を併記しないと伝わらないし。人がカタカナをたくさん使うときは、だいたい頭をよく見せようとしてるときです。


同じ文末はつづけない

やりがちですけどね。「です。~ということです」ってやつ。絶対ダメってわけじゃないけど、読んでてやっぱり引っかかるかな。

よく言われるように、幼稚な印象になるんですよね。「ます。~思います」みたいな。そんなときは体言止めにするか、もう丁寧語をやめて「~だ」って言いきるか。丁寧語と言い切りが、混ざってもいいですよ。うちの文章みてください、そんな違和感ないでしょ。


こんな記事書いといてあれですが、ルールにガチガチにならないことです。いつも言ってますが、文章って特別なものじゃないんです。普段話してるのと同じ日本語ですから。

だから「よし、書くぞ」って肩に力入れない。話すのと同じでいいんです。そしたら自然と、文末も同じ表現にならないんじゃないかな。いろいろ考えすぎて、書けなくなったら「話すように書けばいい」と三回唱えてみてください。ほら、もう書ける気しかしない。


程度表現を減らす

程度を表す表現「わりと」「なかなか」「そこそこ」「どんどん」etc.

わたしもやりがちなんですが、こういうのはなるべく減らしましょう。書いてて気持ちいいし、リズムも出て使いたくなるんですが、多用すると言いたいことがぼやけます。一文も長くなるし、余計な贅肉がつく感じかな。「文章はできるだけ簡潔に」が鉄則です。


使うのは、ニュアンスの違いが大事だってとき。「ちょっと」とかそうですね。「めっちゃ」思ったんじゃない「ちょっと」思ったの。誤解を招かないために必要ってこともあるでしょう。

逆に、あってもなくてもいいならトルの一択です。文章が「なんか、もさっとしてるな」と思ったら、試しに省いてみてください。案外スッキリして、なくてもいけることに気づくはずです。


読者の気持ちを先回り

これは、ちょっとだけテクニックがいるかもしれません。そんなに難しくないけど。

書いてて「あっ、ここは読者がこう思うだろうな」「きっとこんな疑問がわくだろうな」ってときありますよね。そこが先回りチャンスです。「いま、○○って思いましたよね」って直接書くもよし。あるいは、読者のセリフにしちゃうのはどうでしょう。


思い出してください、この記事の冒頭。

がんばって意味を理解しなきゃいけない文章って、ちょっとしんどいです。「じゃ、お前の文章はどうなんだ」って声は全力でスルーして。

これです。さらっと、読者が思いそうなことを挟み込んでますよね(自分で言うことじゃないけど)。いまの括弧書きなんかもそうです。つまり「大丈夫。あなたの言いたいこと、ちゃんとわかってます。それを踏まえて書いてますよ」って安心感を与えるんです。


まとめ

というわけで「あなたの文章を読みやすくするコツ」でした。

・欲張らない
・漢字が多いは危険信号
・同じ文末はつづけない
・程度表現を減らす
・読者の気持ちを先回り


全般通して言えるのは、読む人の気持ちになるってことでしょうか。つまるところ、文章が上手いというのは「相手の気持ちを思える」ってことなのかもしれません。さて、今日の記事は読みやすかったでしょうか。だとしたらうれしい、ことばと広告です。


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