夏の終わり

祭りの夜、君は綺麗で、下駄音響かせ歩いていたんだ
祭りの夜、僕は見ていた、下駄音響かす君の姿を

屋形船は町を怪しく照らして
何もできない僕を馬鹿にしてた

君は光る町の中、何処か遠くへゆくよ
僕は光る町の中、君の面影を追う

君がいない町の夜はもういらない
君がいない夏の夜はもういらない

君は光る町の中、何処か遠くへゆくよ
僕は光る街を出て、君の面影を追う

蝉時雨は鳴り止んで
夏はもう終わる頃

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