※詩じゃない方の最終回※言葉が絵になる話しの途中「宮崎滞在制作記」㉙あの時起こった想像もしてなかった制作の理想的な循環について。

最初に

2021 年 1 月。

久世ちゃんは宮崎県にいました。

現代アーティストの小澤香奈子さんにきっかけを作っていただいて滞在制作をしていました。詳しくはこちらに。

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言葉が絵になる話し


「言葉が絵になる話し」という、僕が宮崎で描いた詩を読んでいる時間だけで絵を完成させるという企画をやっていました。

それはそれは最高にエキサイティングな生活でした。

それはここにまとめてあります。

だって、言葉って絵になるのかな?って思って始めた企画だけど、やってみたら、言葉って絵になるんですよ!

でもそれはなかなか出来ることじゃない。


宮崎での一カ月もだいぶ記憶の中で薄れてきました。僕はおわったことはすぐに忘れていく人で。。


良くそれで人に怒られます。

でも、残っていることもたくさんあります。それを大事にしたいです。



この三ヶ月は割と忙しくしていて、宮崎から帰ってすぐ、奈良の素敵な神社で奉納ライブをしました。



最近は言音(ことね)の新企画も始まりました。

令和三年日本の形    

という企画で、

今の「日本の形」を音と言葉と映像のみで創る!って企画で。

音と言葉は我々言音(ことね)がつくって。

映像は日本全国から公募しています。詳しくはこちらに。

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映像と言ってもスマホで空の映像撮って送ってーー!ってだけの簡単なものです。


宮崎の制作のことを思い出すのは非常に楽しいです。

だから、できれば、この文章も1年後くらいに描きたかったのですが、

まぁそうしたらまた1年後にかけばいいんですよね?多分。

誰に聞いているのかはわかりませんがそう思いました。

わたしは、ここ、地球。日本から話しかけています。

当時の状況はマガジンにまとめてあります。

マガジン1



マガジン2


マガジン3


マガジン4


さて、本題に入ります。


本日は詩ではなくて、


あの時起こった想像もしてなかった制作の理想的な循環について。

です。

僕は1月10日から1か月間、宮崎で制作をしていました。


僕は詩を、小澤さんは絵を基本的にはつくっておりました。

ここではモノをツクルということの本質についてお話が出来ればと思います。


モノをツクルということは、創ったものが、物体として、この世界に残るということを意味します。

毎晩ではないですが、それに近い回数、小澤さんに向かって僕は詩を読みました。

滞在期間の後半は飽きもせず同じ詩を。ずっと読みました。

演劇作品を制作している時とは何か違う意味で、同じ作品を創る中で、

お互いがお互いに影響を与え合ってる実感が物凄くありました。

それとともに、もう彼女とは共犯者なんだという実感がありました。

自分と小澤さんは、一緒に作品を創っている。

だから、もはや他人ではない。

この作品の創作過程を共有できるのはこの世でただ一人、彼女だけです。

いつも詩を描くときは一人なのに、今回は仲間がいてくれてる。

それは本当に新鮮な体験でした。

詩って共作できるんだ!って思いました。

今までそんなこと思ったことなかった。


でも、少し大げさですが孤独です。

ここは宮崎。今までの友達は誰もいない。


電話やラインで誰かとコミュニケーションをとることはできても、なんかこう、ずっと孤独だなという思いを二人とも抱えていた気がします。

それは、近くに相談できる人間が誰もいないからだと思います。

それどころか、配信はしているが近所に知り合いが誰もいないので、

ものをつくっていることの意味や意義や手ごたえが感じにくい環境ではあったのです。

モノをツクルエキサイティングな瞬間を小澤さんと味わってはいる。

これは誰のための何のためのやつなんだろうか。

それに彼女は共犯者で共同制作者だ。だから、相談をしても相談にはならない。

だから、少しづつ二人一緒に孤独だし不安になっていきました。

これが正解かもわからない。誰かに客観的な意見を聞いてみたい。

僕たちはこれをすごく楽しんでいるけどもこれは、これでいいのだろうか。

そんな時に現れたのが、友人であり、ダンサーの

森政博


でした。


森君は僕か小澤さん、どちらかが毎日やっていた配信ライブをほとんど見てくれていました。


そして、僕の詩の朗読の配信を音としてダウンロードして、踊ってくれたりしました。


僕の友達で、小澤さんとも面識のある森君は、小澤さんの絵の描き方について、描いている時の思考について色んな質問をくれたりしました。


それは僕たちにとってとても重要なことでした。


二人しかいないと思われていた制作の瞬間やこの世界に

第三者である森君が、介入してくれたのです。

「見ている人がいる!!!」ということを彼は自分の体を使って教えてくれたのです。


そして、我々の制作は誰かの創作意欲を刺激するものだということを身をもって証明してくれもしました。


(もちろん、他の視聴者の方も遊びに来てくれました。それはとてもとても励みになりました。力になりました。むちゃくちゃ感謝しています。)


森君は、私たちの制作過程を見て、自分も遠く離れた場所で、制作(ダンスをする)をする。


そして、森君の踊りを見て、僕たちは、あっ、作品がこういう風に伝わったんだということが分かって、違う角度から自分たちを客観視でき、また自分たちの制作が深まる。という、とても素敵な制作における、奇跡的な循環を森君が創ってくれました。

自分たちだけで、二人だけで、ただ創っていると、そこが世界の全てな気持ちになります。


そして、今触っているこれがなんなのかわからなくなります。


それだと創るという行為を行為として楽しむところで止まってしまうかもしれません。

もっと良いものをつくりたいときに、必要なのは、やはり、観客だと思うんです。


誰も見ていないと、見てくれないと、物を作ったことにはならないんじゃないかな。そう思いました。

しかもただの観客のはずの森君はいつの間にか、当事者になっており。

僕たち二人も、何かを創っては森君がどのようにダンスとしてかみ砕いたかをみるのがとても楽しみになりました。


これからも、願わくは自分のつくったものが誰かの創作意欲を刺激して、誰かが何かを創って、その誰かが創ったなにかで、誰かが何かを創って、回りまわって、もとをただせば自分が創ったなにかから影響を受けた、今では最初につくった僕の作品の面影が何もない何かに影響を受けてぼくもまた作品を創って。


二人で創っているだけだと、ただの創作でしたが、森君が勝手に創作過程を踊ってくれたことで、きちんと、世界にどう伝わっているのかが認識出来ました。

こういう気持ちの良い循環を人生で一つでも多く創りたいです。

読んでいただきありがとうございます。

森くんがその時踊ってくれた踊りをシェアします。


終わる前にお願いを。


次の投稿で一先ず、宮崎シリーズは最終回です。

この投稿は「しばらくの間」限定で全編無料で公開します。

次回投稿する最後の詩はさすがにマガジン購読者限定です。

最後にとてもいい詩が描けたので楽しみにしていてください。

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この記事を読んで頂いてありがとうございました。

言葉を絵にするなんて面白い!詩を朗読する間だけ出来る絵!って面白い!

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本当に感謝を込めて。本日もお付き合いいただいてありがとうございました。

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