言葉が絵になる話しの途中「宮崎滞在制作記」⑮ 朗読で絵を描くこと9-①

最初に 


宮崎県で、現代アーティストの小澤香奈子さんに呼ばれて滞在制作をしています。詳しくはこちらに。

言葉が絵になる話し


詩を朗読をしている時間だけその作品を創っていくという「言葉が絵になる話し」という企画を行っています。

最終的には一つの作品として完成・発表します。

1月15日~19日までの間は僕が宮崎でその日描いた詩を朗読している間、詩で湧いてきたイメージを小澤さんにドローイングしてもらっていました。

1月20日、22日制作は次の段階に入って、詩で湧いたイメージで描いたドローイングから要素を抽出し、本番の作品を描く前の「下書き」第一弾の作業に入りました。

色をほとばしらせた中から、必要な線や形を拾っていく。

彼女曰はく「ここに小さい神様を宿らせるための下準備」だそうです。

一体どんな絵になるのか?
この段階だと、どういう絵になるのか全く分かりませんでしたwww

小澤さん曰く「小さい神様が来るための準備」とは、

こういう場を用意したから、どうか、この絵に特別なものが宿りますようにという願いを込めて、まずは場(下書き)を用意する工程とのこと。

そして、1月24日からまた新たな工程に入りました。

ついにキャンバス(パネル)に絵を描く作業に入りました!!

久世は久世で、絵を見てインスピレーションの大元になった詩を何度も何度も読んでいきます。

こんなに何度も短期間で同じ詩を読むのは初めてです。

自分の詩がどのように自分の中で変わっていくのか。

さらに、制作途中の絵を見ながら、それに刺激を受けた新しい詩を読んだり。

色々と自分の言葉が絵になるために出来ることをしています。

言葉を聞いている間だけ、詩を聞いている間だけ筆を走らせるとどんな絵になるのでしょう。

言葉が絵になる瞬間には何が起こるのでしょう。

言葉が絵になる話しの途中をお楽しみくださいね。

ちなみに前回読んだ詩はここ。

https://note.com/kotobanohitoqz/n/n924dcaf19dee

出来た絵はここ


https://note.com/kotobanohitoqz/n/n0d4b99f98f2f


この企画の前回までの様子は、

こちらのマガジンで毎週まとめて販売しています。

かなりの量の詩や写真、制作過程がお手頃価格で読めるのでよろしければお願いします。

小澤さんの絵の特徴の一つに、袋をかぶった人間のような妖精のようなかわいいキャラクターが居るのですが、描いた下書きと向き合って、そのキャラクターがどこに居たら一番ドキドキするのかわくわくするのか、特別な気持ちになるのかを感じて用意した下書きに配置するそうです。

僕の音源KIND OF REDの為に描いていただいた作品含め、いくつか公開したいと思います。

今日はアルバムジャケットの候補になったなった絵を紹介します。

画像1

画像2

画像3

このような絵になるのでしょうか。

完成した下書きからキャラクターたちはどこに配置されるのか明らかになりました。

そして、なんとなくどんな絵を描くのかも、明らかになってまいりました。

画像5

ちなみに一番最初に、詩から、得たイメージはこちら。

画像4

さぁ!本日は、この絵ではなく、もう一枚の絵に取り掛かりたいと思いますよ。

神様は絵に宿ってくれるのでしょうか。

皆様、配信をお楽しみに!

配信以外にも実際に読んでいる様子をカメラで撮影してます。

そのうち編集してYOUTUBEにUPするのでお待ちください。

この施設はネット環境がほぼないので、2月後半くらいにUPします。

とりあえずのその日の模様はTwitterliveやFBLIVE、INSTALIVEで中継しております。

今日はインスタです。

エレガント 机 YouTubeサムネイル

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それでは本日朗読する詩です。2つ!

最初の一つは、以前に読んだもので、今日描く絵のもとになった詩です。

そちらは無料で公開します。

二つ目は亀の詩です。

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鷲が羽を広げた

影を感じて見上げると。

鷲は滑らかに空を滑っていた。

波の音。ヤシの木。

風から海から空から星から。

返してね。返してね。魂。あなたのものじゃないもの全部返してね。

 私の声、私の眼、私の手、私の心、返してね返してね返してね

鷲はそれをものともせずに空を滑っている。

自分がやったこと、やってないのに自分のせいにされたこと、

そういうものを一手に翼に受け止めて、
たくさんの執着を自分のところで終わらせている。

誰のせいでもない執着も。受け止めるのは鷲の役目。

鷲は呪いの扱いにとても長けているようだった。

呪いの声には耳を傾けない。自分は、当事者でもなく審判でもなく、
ただ、そういう役割を担う世界の一部なんだ。

鷲の肩にはたくさんのものが乘っていた。

重さで本来ならもう飛べないはずの身体で風を受け、
翼で呪いと風を混ぜ合わせ、誰とも話さず、誰の話も聞かずに、断ち切り、
断ち切れないものは新しく背負い、顔を少しも変えず

鷲は羽根を広げると感情が全く読み取れない顔をしたまま
高い空に上がっていった。

うあああ。

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流れを走る


ここに描いてるように。

流れを走る せかいのなかで じかんのなかで

それと気づかぬふりをして

まだ信じてるふりをして。

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浜辺にて

時間の問題だったのかもしれない。

意志を持っていた。それが分かる。

昨日のことだった

貝殻で出来た海岸に亀がいた。

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