褒めるとか叱るとかじゃなくて、対等な関係でいこうよ
とにかく褒めまくる、ということをうたい文句にしている塾があります。
とっても危険なので近づかないようにしましょう(笑)。
褒めるも叱るも、子どもに上下関係を強いている大人がやることです。
大人が有能であれば、子どもにとってはこんな楽なことはありません。
言われたとおりに、先生に褒められるようにいつも行動していればいいわけですから。
しかし、それが本当に目指すべき姿でしょうか?
褒められることを目的にした行動は、褒められるに値しません。
そもそも、勉強ができるかできないかということで、なぜ人に褒められたり叱られたりしなければならないのでしょう?
褒めたり叱ったりをして、子どもをコントロールする大人は、無意識のうちに、子どもを支配し、依存的な人間関係を強いています。
そのような場合、人の顔色ばかり見て行動する集団が育っていきます。
それでは誰も心地よく生きることはできません。
大切なのは、褒めることや叱ることではなく、現在地を教え、目的地まで寄り添ってあげることです。
それは、子どもの人権を守り、自立した人間としての、民主的な態度を養うサポートです。
大人がそのように寄り添うことさえできれば、子どもは必ず主体的に学び始めます。
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