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文章力

自分が書いたものが「文章力」という物差しでどれぐらいのセンチメートルなのかはわかりませんが、わたしが気にしているのは「わかりやすさ」です。そして「話し言葉と文章の一致」で日常で使っている言葉で文章も書いています。

逆に言えば、文章に書ける言葉でふだんも話すようにしています。
タメ口はしないし、単語を「短縮」して言ったりもしませんし、横文字も少なめです。だから直接会っている人からは文章がしゃべっていると感じているかもしれません。

大阪弁もなければ東京弁(?)もありません。理想はNHKの文字放送です。小学生高学年でも理解できる単語や言い回しを「基準」にしています。

文章力というと、高明な夏目漱石や芥川龍之介の文学を言うのかもしれませんが、その夏目漱石のエッセイのようなものを読まれるとほっとする(?)かもしれません。意外に「なんでもない」ところがあります。

つまり「文体」ではなくて「観察」と「その表現」に尽きるのかなと思います。

少なくとも「自分が読みたくなるもの」でなければ人には読んでもらえません。常に読み手の立場に立ってやさしく丁寧な文章を心がける事かと思います。

入り口はほんとにさりげなく小さくて敷居も低く、それなのに中に入るほどに高みに登って庭に着くとそこは結構高い場所だった。そんな文章が好きです。

秋田道夫 2021月3月7日


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