アラフィフ バリカンセルフカットのデビュー戦で勝利する
先日、私にとって、髪は髪の毛で、それ以上でもそれ以下でもないことを自分なりに納得しているので、早速髪を切ってみました。
アラフィフ、バリカンでのセルフカットにデビューする。
カタカナばかりでどこかしんどい。
バリカンデビューは数年前。田舎暮らしをしていた頃に、夫の髪を切ったことがあります。
独立後田舎暮らしを始めた当初は、打ち合わせで出かけることも多かったのですが、世間のデジタル化が進んだことで在宅度数が上昇すると、都市部に出かける機会も激減。ほぼ引きこもりです。片道30分も40分もかけて、美容室に行くのは面倒で、田舎町の最寄り床屋で散髪に。それでも車で片道15分。いちいち移動に時間がかかるのが田舎暮らしです。
田舎の床屋で戦いを終えた夫は、1mmのスキもなく、バシっときめて帰ってきました。「床屋行ってきました」感に溢れ、後頭部絶壁が強調される結果となったため、ご不満のご様子。むむむコレじゃぁね、、というわけで、自宅deバリカン散髪デビューとなったのでした。
その後2~3回、おうち散髪。
使っているのはPhilipsのバリカン。アタッチメットの付け替えで42mmまで1mm刻みで調整可能です。
夫の髪は、MAXの42mmで全体を整え、襟足や耳周りなどは少し短めで仕上げます。出来上がりはまずまず。デザインセンスのかけらも持ち合わせていない私でも、なんとかなるものです。田舎町の床屋とは真逆で、スキだらけの仕上がりは、むしろ馴染みがいいものでした。赤点追試は免れました。
そんな、過去の中途半端な成功体験をもとに、今回はセルフカットに挑戦。
私の髪はただの髪の毛。それ以上でも、それ以下でもない。何とかなるさ。
この日を予期していたのか、なぜか処分されることなく香川県まで連れてきたバリカンちゃんを充電。
一瞬、いえいえ15分ほど躊躇しましたが、腹を決めて早速開始。私の髪はただの髪の毛。それ以上でも、それ以下でもない。何とかなるさ。
今回もMAX42mm。
面倒だし、散髪用はさみもないので、セミロングから一気にバリカンで勝負をかけます。
右利きなので、右側サイドからシュリシュリ切り落とすだけ。始めたら、やり遂げるしかないので、迷いはありません。飽きる前に終わらせたい…
上・横・後ろ、前から後ろ、下から上、時々斜めにシュリシュリ、シュリシュリ。
結構、量あるよね。
足元には、大量のゴミ。
さっきまでは私の一部だったのに、今ではただの残骸、ゴミ。
人は、大切にしてきたものでも、切り捨てた瞬間からなんの感情も湧かなくなるものなのか…
感傷に浸っている場合ではありません。飽きる前に、終わらせるのが大事。もう少しシュリシュリ。
時々ブラシをかけて、払い落とし、切り残しを探し、シュリシュリ。
で、やっと鏡を見た。
全体に多少のばらつきがあるため、「切りました!」感はなく、まぁまぁ自然な仕上がりに。顔周りもスッキリ。襟足は少し短くする予定でしたが、緩めのウルフカットっぽいので、これでいいや。ん〜これがいい、かな。
「かわいくなった」と珍しく自画自賛して、夫にも褒められて、無事デビュー戦勝者となりました。
私の髪はただの髪の毛。
失敗しても、すぐ伸びるし、死ぬわけでもない。
なんなら、坊主まであと20回くらいは調整できる。なんとかなるさ。
アラフィフ、ここきて自分でできることが1つ増えました。
そして、背負っていたものをおろしたような、曖昧な爽快感というか開放感に包まれています。
なんだろうね、これ。
なお、セルフカットすると、次の特典がもれなくついてきます。
・美容室関係の一切の手間がなくなる
予約(電話/オンライン)、移動、美容室での時間
・初期費用(バリカンや散髪用ケープ)以外ほぼ費用負担なし
・いつもで好きな時にできる
・いつでもやめられる
始める時も、やめるときも、休む時も、いつもその決定を下すのは自分なのです。
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