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田舎暮らしの経験知は草刈りレベルの自己防衛にも役にたつ

マンション敷地周りの清掃(ほぼ草刈り)活動に、初参戦してみました。

さすがの築古マンション。集合した参加者は、20年後の消滅可能性自治体の縮図のよう。こちらも参加しているのに、なんだか申し訳ないような気がするから不思議です。

さて、自治会長さんの挨拶でスタート。イベント保険には加入していますが、ケガをしないように、熱中症にはならないように水分補給をしながら、、という、100点満点の内容でした。

草刈りの道具も、小さいのから大きい(柄が長い)のまで揃っています。手入れがイマイチなのか、サビサビで切れ味は悪そうですが、長い間住民の皆さんで周辺清掃を続けてきた感がバリバリあります。皆さんは慣れているようで、あまり迷うことなく道具を手にし、早々に作業開始。

そして、なんと、刈払い機まで登場。
あると便利です、捗ります。さすがです。着々と作業が進みます。

いやいや、ちょっと待て。

危ないです。っていうか、危なすぎです。

刈払い機の使い方も、周りの人への安全配慮も間違っています。
ケガします。最悪、失明してもおかしくないレベルです。

ヒヤヒヤものです。
だからといって、新参者のペーペーが先輩方にご意見する、ご提案するなどあり得ません。少し離れて、こちらは被害がないように、背を向けて、あるいは帽子を深々被り顔をさげて、サボり判断が下されないように気をつけながら、作業をします。

キャップと伊達メガネで軽く武装してきた私、正解。田舎暮らしの経験知は、こんなときに役にたつらしい。

でも、そんなビビりは私だけ。他の人はさほど気にもならないようで、作業は淡々と進み、90分ほどで終了。

善を積んだことで守られているのか、今回もケガ人なしなのは幸運です。

解散後、自治会長様へ「はじめまして」のご挨拶もかね、意を決してやんわりお伝えしたところ、、

  • 作業に夢中になってしまうこともある

  • 安全確認などは気をつけるよう言っておく

  • 保険に入っているから、ケガをしたり、車が傷ついても、全部保険から払われるから大丈夫

ん???
ご長老様から、「お金で全部解決」発言をいただきました。

ですよね〜。そのための保険です。
ペーペーが大変失礼な発言をいたしました。

まぁ、確かに解決するのはお金ですが、ケガは嫌だなぁ。自分のケガも嫌だし、誰かにケガを負わすのも辛い。しかも、同じマンションの住人です。今後の生活にも影響します。

でも、安全な使い方とか説明して理解してもらうのは無理だし、それをするエネルギーは持ち合わせていない。次の機会は、より強力な自己防衛をするしかありません。

忘れないように、帰宅後早々に夫には口頭で伝え、自分にはここに書き捨てておく。言語化したことで、多少なりとも記憶に残ることでしょう。

そういえば、
田舎暮らしをしていた頃は、夏場は月1早朝草刈り大会が催されていました。
6時か7時開始(早い!)なのに、30分以上前から軽トラがどんどん集まる。開始10分前にはほぼ全員集合し、開始までは超ダラダラおしゃべりタイム。農家の皆さんの、大切なコミュニケーションの場でもありました。

20台近くもの新旧様々な軽トラ大集合。ニコニコしたくなるほど可愛い、田舎あるあるの光景の1つです。

なお、ダラダラおしゃべりは、作業開始まで。刈払い機にエンジンがかかれば、散らばって一気に刈り込んでいきます。農家のおじいちゃん達、惚れ惚れするほど強すぎます。


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