ネット民が不快で苦手と言いつつ完全に離れられない我が身を嘆く
今に始まったことではないのですが、どうにもネット民が苦手です。
私自身もあちこちに描き散らかしているネット民の1人ではあるのですが、ここでいうネット民は、X(旧Twitter)やYouTube、Yahoo!ニュースなどに積極的にコメントをする人々。すでに購読をややめてしまいましたが、Newspicksのコメントでも、この数年で相当増えてきています。
ネット民全て当てはまるわけではなく、極一部の声の大きな人たちが私にとって厄介であることは理解してはいるとはいえ、ちょっとお行儀が悪い。あまりにもお行儀が悪い。
視野が狭い
理解力が欠如
無駄に攻撃的
エビデンスバカ
被害者意識が強い
不利になると逃げる
偏った正義感が強い
物事の一面だけを強調
不安や怒りを煽るのが好き
日本語能力に欠陥があると思われる
自分の意見と異なる人への敬意がない
事実確認をせずに感情的な意見を述べる傾向
エコーチェンバー効果による偏った意見が多い
他人のプライバシーの侵害・暴露・誹謗中傷は平気
そして、そうであることに対しての自覚がない。
私も賢いわけではないので、顔も知らぬ名も知らぬ他人のことを、「お行儀の悪いネット民」というやや大きめの主語で括ることには若干の抵抗がありますが、なんでそうなってしまうのか理由を考えてみます。
匿名性による心理的抑制の低下
匿名、プロフィールも自由自在なわけですから、リアルな社会から解放された「なりたい自分」になっているため、抑制が効かなくなりやすい。しかも、主張が過激であるほど目立つのですから、自制も自省も不要です。
現実逃避の手段としての利用
リアルな世界のストレスやフラストレーションの捌け口として利用してる。ある意味で、社会的弱者なのかもしれません。
エコーチェンバー効果
同じような考えを持つ人々の意見に埋もれてしまい、視野狭窄の小さな世界で自分にとって都合のいい正義に酔っている。しかも、そんな自分の意見に反応してくれるのも、また同じような人たちばかりという悪魔のスパイラルですから、止めようもありません。
アルゴリズムによる偏向
SNSのアルゴリズムにより、ユーザーの好みに合わせた情報を優先的に表示されるのですから、悪魔のスパイラルは、よりうねりを増すばかりです。
情報過多による判断力の低下
大量の情報に晒され続けることで、表面だけを追い、釣りタイトルに釣られ、切り抜かれた箇所だけで理解したつもりになります。個々の情報の真偽を見極める能力は低下し続けます。しかも、反応は早い方がいいため、理解を深め熟考することなく脊髄反射並みにリアルタイム反応を繰り返します。
リテラシーやモラルの欠如
言語能力、情報を適切に解釈する能力が欠如している。加えて、文字のみのコミュニケーション。怒りマークなどはよく見るとはいえ、基本的には非言語コミュニケーション(表情、声のトーン、ジェスチャーなど)がないため誤解が生まれやすくなります。
承認欲求の鬼
「リポスト」や「いいね」、コメント数など反応が即数値化されるため、反応を得ることへ執着します。より感情的で過激な意見を主張をなければ、反応されなくなり、誰にも愛されない否定される自分になってしまう。一方で、感情的で単純で自分達に都合のいいものはウケる。反応し続けてもらうためにも、厄介な「かまってちゃん」化していきます。なお、反応するのは、圧倒的多数の静かな人ではなく、声の大きいネット民たち。小さな世界で成り立っています。
群集心理の後押し
同じ考えを持つ人が集まると一体感が生まれやすくなります。1人の意見がみんなの意見となるとき、人はより過激になり、無責任になります。「みんなも言ってるもん」の世界です。「みんなも言ってる」わけですし、それぞれ匿名なのですから、猪突猛進、もう周りを見る必要もありません。もし周りを見るとしたら、同じ意見を持つ「みんな」を探し出すこと。自分にとって都合のいい情報ばかりを集める確証バイアスもかかりますので、無敵です。
こじれルサンチマン天国
ルサンチマンとは、弱者が強者に対して抱く深い恨みや劣等感、未消化の怨恨や嫉妬を表す心理学的用語です。 行動に移せない弱者が、復讐心を膨らませるのですが、それが少しこじれているのがネット民。妬みがこじれて、自分より恵まれている・持っている・優れている人を攻撃します。ただ、狙うのは、人よりちょっと持っている人や、ずっと上にいた人がなんらかのトラブルで下界に下がってきたときや、微妙なスキが見えたとき。同族から莫大な共感と賛同を得ますので、快適です。天国です。
ただし、誰もが認めるような人、ツッコミどころがないときは、嫉妬深くネチネチ攻撃しても、外野から一撃されて終了となるので、声を上げることはありません。
と、まとめてみると、Xで流れてくるものや、ニュースのコメントなどは見ない方がいい。時間の無駄というか、人生の浪費でしかありません。そこから得るものはなく、失うものばかり。
不快なだけでなく、こちらの感情も乱され、なんでそうなるの?と無駄に思考エネルギーを消耗することとなり、ここでなにか呟いたところで不毛であるとわかっていても、何か言いたくなってしまう。
そこまでわかっていても、私はまだいくつかのSNSのアカウントを持っているのです。
しかも、何度かアカウント削除しているのに、しばらく時間をおいては作り直している、ただのバカ。嘆くべきはネット民ではなく、私自身だったようです。
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