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「書けない病」を書いて克服した話

実は昨年、一昨年と重度の「書けない病」に陥っていた。なぜ書けないのか?
一番の原因は「更年期」だ。とにかくやる気が出ないし、書き始めようとすると別のことをやってしまう。コロナ禍で、メンタルが落ちていたのも引き金になったのかもしれない。

典型的な更年期症状のひとつとはいえ、体はいたって元気。同じ症状を経験した人にしかつらさはわからないだろう。家族にさえも「怠けている」としか思われないのだから、他人(特にクライアント)に理解を求めるのは厳しいものがある。

こんな負のループを2023年末にようやく抜け出せた(と思う)。
脱出できた要因は漢方薬や生プラセンタを服用して、更年期症状が改善されたから。これは大前提。

だからといって、薬を飲んだことで、書くことに対するモチベーションが上がったわけではない。

「書けない病」を克服した理由は2つある。それぞれ自分なりに分析してみたので、書けないことで悩んでいる人の参考になれば。

まずは自分の棚卸しをしてみた

体調が改善してきてから、まずは自分の意識を変えた。
ブログやnoteは「隙間時間にやること」「緊急ではないけれども重要なこと」という位置付けをやめたのだ。

いまは未来の自分への投資、仕事だと思って書いている。

詳しくはこちらのnoteで。

でも、これはブログやnoteの話。執筆の仕事とは別問題では?と思うかもしれないけれど、大いに関係あるのだ。

私は子どもの頃から書くことが好きだと思っていた。いや、たしかに好きである。
ただ、よく考えてみると、自分が書きたいことを自由に書けるから楽しいと思っていたことに気づいた。

執筆の仕事は決して自由ではない。クライアントありき。
ライターになりたての頃には感じることのなかった「制約」に息苦しさを感じるようになっていたのだ。

もちろん自分から企画を出して執筆する案件もある。だが、たいていはクライアントの意向に沿ったものでなければならない。

その葛藤については、こちらのnoteに書いている。

『私がなりたいのはライターではないのかもしれない』で宣言したように、2023年末に自分の棚卸しをした。

なぜ書けないのか?
どうすれば書くのが楽しいともう一度感じられるようになるか?

自己分析をしてみた。
そうして思い立ったことがある。
書くのが好きなら、とにかく「自由」に書いてみよう!
これを試してみることに決めた。

自由に書ける場を持った

ライターになったばかりの頃は、まだ仕事にも余裕があり(依頼が少なかったともいう)ブログやnoteを更新する時間があった。書くことが楽しくて仕方なかった。

だが3年目、4年目ともなると、依頼をこなすのに必死でブログやnoteを書く暇がない。
いや、時間はあったかもしれない。
けれども、仕事が終わっていないのに悠長にブログやnoteを書いていいのか?と自分にブロックをかけてしまったのだ。

書くのがしんどいと思うようになったのは、ライター4〜5年目のこと。いま思えば、ブログやnoteをあまり書かなくなった時期とリンクしている。

自己表現できる場を持つことは、私にとって大切なのだ。

このことに気づかず、苦しい思いをしていたのである。

こうして2024年から、ブログやnoteを書くことを1週間のルーティーンに組み込むことにした。
私は、ライターでもあるが、整理収納アドバイザーでありフランス語翻訳家である。食べることが好きでTwitter(現X)ではおいしい食べ物を投稿する人としても認知されているし、開運方位の勉強や不動産投資もしている。

書けるネタはいくらでもあるのだ。だからとにかく好きなことを自由に書いていこう。

こう決めて、ブログ2つとnote1つを書き分けている。同じことを書いていないので飽きることもない。

好きなネタを書けるようになったおかげで、書きたいことが書けないというストレスが減った。また「書くのが楽しい!」と思えるようになったのだ。

と同時に、仕事で書くこともしんどくなくなってきた。
案件を減らしていないのに、こうしてnoteを書く余裕もある。つまり時間の問題ではなかったのだ。

あくまでもライターが主軸

自由に書くほうが楽しいからといって、ライターをやめたいわけではない。
あくまでもブログやnoteは自己表現の手段。ブロガーやnoterに転向しようとは考えていない。やはりライターが主軸だと思っている。

ライターになったのは「書くのが好きだから」。でも、好きなように書けないしんどさは、ライターになるまでわからなかった。

書くのがしんどいと思って、書く手を止めてしまっていたら余計に書けなくなっていただろう。
もともと好きだからかもしれないが、私は思うままに書ける場所を見つけたから「書けない病」を脱出できたのだと思う。

なぜ書けないのか?を自己分析した
結果、書きたいことを自由に書いてみた

当てはまらない人もいるとは思うけれども、ちょっと書くのがしんどいなと感じている人は、よかったら試してみてほしい。

今回はここまで!ではまた次のnoteでお会いしましょう。A bientôt!

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