正しいECコンサルの選び方
結論から言います。情報を絞れるECコンサルを選んでください。
私は自分をECコンサルとは思っていませんでした。ですがやっていることはECコンサルです。コンサルタントという響きがあまり好きではないので、そう名乗る事を躊躇していたのが事実です。なぜか?現在のインスタグラムがコンサルタントと名乗る人だらけで、あたかもECに出店すればすぐに成功するかのような情報が氾濫している。その中の一人だと思われたくないというのは要らぬプライドでしょうか?では、正しいECコンサルの選び方をお教えします。それはズバリ情報を絞ってくれる人です。つまり、この情報とこの情報だけ見ておいて下さいと言えるかどうか?指数もこの数字だけ追いかけてくださいと言えるかどうか?です。
それって経験値なのか?2次情報なのか?
例えば、SEOの情報なんて100%の情報はありません。googleの中の人ですら「~らしいよ」っていう2次情報をブログに書いているくらいですよね。それを読んで、「だったらこうじゃないか?」という3次情報で成り立っているという事を知っておくべきです。SEOについてはgoogle公式のコメント「専門家がユーザーに有益でオリジナルな情報を発信しましょう。」しか1次情報はない。但し、実際に狙ったキーワードで上位表示を取ることや、リライトしたことで表示上位が上がるなどの経験値があれば、それは1次情報ですよね。この違いが分かれば見ないでいい情報で8割方消えませんか?
新しい情報を吟味できるかどうか?
ECの世界は差別化が出来るかどうか?で結果が大きく変わる世界です。新しい事を誰よりも早く試してみることが、大きく結果に結びつきます。最新の情報を取りに行くことはとても重要なことにになります。ただし、その情報が最新のもなのか?、すでに手垢だらけの古い情報なのか?は普段から情報にアンテナを張り続けている人でなければ、判断がつきません。無数に流れてくる情報の中から、必要なモノをピックアップ、編集することがECコンサルの能力のひとつです。そういった意味でも不要な古い情報もバッサリとカットが可能なはずです。
データだけではわからない。なぜなら商売だから。
過去の成功事例は、あくまでその会社の成功事例であって、御社やあなたのご商売にマッチする成功事例だとは限りません。商材や、利益構造、ターゲットになりえる客層、商品の価格帯によっても戦略はおのずと変化して然るべきです。そして戦略の根拠となるデータもあくまで過去のデータです。データだけを頼りにした戦略は、過去の成功体験のトレースにしかならない可能性が高い。つまりECコンサル=参謀としては、片手落ち。必要なのは、今現状の理解と、未来への大まかな展望、マーケット構造の理解、客層の把握、顕在、潜在を含めたニーズを読み解く事。ECと言えどデータだけではなく、商人としての知見と読みが不可欠。そういった意味では事業会社での実務経験のない完全なWEBよりの方には、不足が生じても仕方ないでしょう。すべてとは言いませんが、活用できない過去データも不要となるでしょう。
案件を断らないのはECコンサル屋
案件によっては、正直すでに難しい事もあります。ECにはランニングコストがついて回ります。初期投資は実店舗に比べても低く、参入しやすいですが。利益率がある程度確保できない商材は向いていません。サイトを立ち上げるだけでは、太平洋上の孤島にポツンといるのと同じ。集客には広告も必要ですし、根気よくコンテンツを上げ続ける継続性も必要。商売である以上簡単なわけはない。低い参入障壁が故に、計画段階ですでに難しい案件もあります。それを承知で案件を受ける方がいれば、それはコンサル屋です。結果に責任を持たないアドバイス業です。
伴走者として結果が出るまでのおつきあい
私は案件によってはお断りをいたします。但し、お付き合いいただく方とは、結果が出でるまで全力で伴走いたします。ECコンサルタントというイメージからは程遠い泥臭い仕事をさせていただきます。ECコンサルタントと名乗りたくないと考えているくらいですからね。伴走者という肩書がちょうどいいと考えています。
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