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長生きの行きつく果て…「雀荘」?

※令和4年4月19日、田中カ子かねさんはお亡くなりになりました(119歳)。ご冥福をお祈りいたします。

先日9月19日に福岡市の田中カ子かねさんが、国内最高齢になられて、現在ご存命の世界最高齢の方でいらっしゃるようです。長生きすることは尊いことだと思います。(※118歳、お誕生日は1月2日)

この話題に触れた際、もし自分自身が「超」長生きしたらどんな生活をしているのだろうかと想像しました。例えば 110歳 のような年齢を超えてきたら、周りの友達や自分自身の子供でさえもこの世の中にいないかも知れません。何を生きがいに生きていけば良いのか(なーんて)。

私は、人というものは、何か対象と交信しているから生きている価値があるのだろうと考えていました。それは他人かもしれないし、趣味のようなものかも知れません。

誰かと楽しく話をしたり、没頭している趣味や仕事であっても、究極的には自分以外の他人に見せたかったり、楽しさを共有したり、何かしら社会に貢献したりすることで存在意義(presence)を示すものだと思っているからです。時折、天鳳で「八段到達しましたー!」のツイートのような感じです。

そんな考えの中で、将来、「超」長生きした時、周りの人とは明らかな世代間のズレが発生して「普通」の状況が維持できないことが将来起きてくるのだろうな…と長寿の田中さんの記事で感じたのです。

自分自身が過ごした世代のブームも、流行語も、流行りのスイーツやヒット曲も、知っている芸能人やスポーツ選手も、全部ズレてしまう。昔は通用していた武勇伝も、コンプライスぎりぎりの面白話も、すっかり時代錯誤になって、明らかに異なる世代と何をもって交流したら良いのか?

普遍的な価値感の共有・・・それは「麻雀やん」って思ったので、これは note を1記事挙げておこうとなったわけです。(記事の半分が前置きになってしまいました)

麻雀だったら、ルールを覚えていれば、ある程度、世代を超えて交流できるツールの1つになりえるだろうと思ったのです。圧倒的な実力差の出る将棋や囲碁と違って、麻雀だったら、ある程度の運の要素もあるので、年齢的な脳の衰えをカバーして、高齢者ということがハンディキャップにはならず、勝負に勝てることがあるかも知れません。違う世代が対等に交流できるシステムは、果たして麻雀以外にあるのでしょうか?

さらにルールさえ統一されれば、麻雀で外国人の高齢者とも交流できるかも知れません。まさにMリーグの理念そのものです。それにちまたの「健康麻雀」ってそのコンセプトは未来志向であって、高齢化社会を見据えたアミューズメントなんだなぁ…と再認識してしまいました。

高齢者と麻雀で交流するためには、やはり金銭を賭けず、お互いに長考も待ってあげて、相手を威嚇するような強打や舌打ちをしないような感性の訓練をしておかないとストレスで早死にしてしまうかも知れません。そういうことにも配慮しながら、私自身も将来の高齢化に伴って、高齢者同士だけでなく、世代間を超えた交流ツールとしての「麻雀」を身に着けることは良いことだと感じるのです。

私はまだ高齢者ではありませんが、ネットマージャン「まるじゃん(Maru-jan)」の掲示板である「まるじゃん広場」は、高齢者とおぼしき方々が盛んに発言しており、ネットマージャンであっても麻雀が交流ツールになっているように思われます。

超高齢化になって超長生きした場合であっても、自分自身の存在意義を実感できるように何か趣味を持つことは大事だと思いますし、その際、麻雀は将来の選択しうる趣味の1つとして有用なのだろうな、と思います。その前に長生きすることが先決ではありますが・・・。

おしまい。

<おまけ1>

前半で「人というものは、何か対象と交信しているから生きている価値がある」と記載しました。しかし、以下のようなツイートの結果を見て、人は孤独に強くなっているように思いました。”ボッチ最強” ってことー。

▲本当に誰も見ることのない単なるつぶやきであっても、3人に2人はツイートするらしい(アンケート回答数 11)。それは本当は心のどこかで誰かが聞いていると期待しているからでしょうか。生きているログでしょうか。

<おまけ2>

現在の記録上の長生き最年長はフランス人女性ジャンヌ・カルメントさんで、1997年に122歳で亡くなったそうです。人間の寿命については、年を重ねるごとに死亡リスクが高まってくるのですが、110歳を超えると死亡リスクがほぼ一定になるらしいです。ただし、110歳を超えて130歳まで生き残るかどうかは100万分の1未満と言われています(引用先)。

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