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“正義”と言う名の暴力

本日は私が久しぶりに遠出した先で出会った怪談話を皆さんにお届けしたいと思います(笑)あ、最初は怖い思いをしたのですが、本当に素晴らしい学びを得たお話なんですよ。
ちょっとスピリチュアルな内容も含んでいる“正義”についてのエピソードです。

その日は朝早出でした。バスと電車を乗り継いで2時間。滅多に乗らない在来線を使っていたのでストレスを感じ、待ち合わせ時間もギリギリで、ついでに車内でトイレにも行きたくなってしまって…。
目的地は観光地で集合場所の駅に近づくたび、車内にどんどん人が増えてきているのが分かりました。私は人混みが大の苦手で、この人の多さから解放されたい…!と言うプレッシャーも強く感じていました。
なので、外的要因からのストレスにもうアップアップ状態…(泣笑)

「(時間ギリギリだけど…とりあえずはトイレに急ごう…!)」
と目的地の駅に着いたらホームは案の定物凄い人混みでした。急いで階段を降りた先のトイレに駆け込もうと、誰も上って来て居ない“上り階段”を使ってしまいました。
「(誰も居ないから急いで駆け下りてしまおう…!汗)」
階段の中腹辺りまで来た時、下に70代ぐらいのご婦人が現れていました。身なりの整った品のある印象でしたが…そのご婦人が突然、
『ちょっと!違うでしょ!そうじゃ無いでしょ?あなた、なんなの?!』
と物凄い剣幕で階段を下りてくる私に大きな声で怒鳴り、下りきった私の右肩をバシッバシッと叩いて来たのです。
私はちょっとびっくりはしましたが、外からのプレッシャーとトイレに行きたい、遅刻しそうだ…!と言う思いで頭がいっぱいだったので、そのご婦人を無視し、トイレに駆け込みました。

トイレを済ませてひとまずホッとして、改めて“そのご婦人”の事を考えていると、物凄い恐怖と不安が押し寄せて来ました…そんなエピソードを待ち合わせた友人に話をしていたら、ただただそのご婦人の“身の危険”を感じて来ました。
「あのご婦人…そのうち背中から刺されるかもしれない。大丈夫かな。」と。
このご時世、そんな見ず知らずの人に大声で文句を言うなんて…命が危ういな、と私は思いました。

そのご婦人は階段を逆走している私に腹を立てたのだと思います。ルールを破ってしまった私が悪いのは明らかです。
でも、相手のバックグラウンドを知りもしないで自分の正義を振りかざすのは強要でしかない、と思ったのです。
勿論、人としての最低限のマナーやモラルは存在します。それでもそこに配慮や優しさが無いのなら、お節介、支配、ハラスメントと言ったただの暴力でしかない、と…。

実は帰りの電車でも似たようなご婦人に遭遇したんです。標的は私では無かったのですが、別のお客さんに向けて文句(注文)付けてるようでした。(側で聞いている私も気分が悪くてストレス…泣笑)
もうこれは神様からのメッセージだと思いました(笑)

人の数だけ正義が存在します。
使い方を間違えると命の危険だって十分考えられる時代です。だからこそ、使い方には冷静さと思いやりが必要です。
素晴らしい正義をエゴにしない為にも、己の立ち居振る舞いを改めて考えさせられた経験でした。

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