読書日記【死にたがりの君に贈る物語】
綾崎隼さん40冊目の著書です。
ある小説に魅了された読者7人が、小説になぞらえた環境で共同生活を始めるー
これは実写化したら面白そうだな〜なんて軽い気持ちで読み始めました。
読了後の感想ですが、
いや〜泣きました!
ミステリー要素もさることながら、ストーリー進行の組み立てが見事でした 。
なにより、自分もこの小説の中に入って、みんなが絶賛するその物語を読みたい、と本気で思いました。
読書によって心を救われること、たしかにあると私は思っていますが、同時に今はあまりにもダイレクトに、作家さん本人に生の声が届きすぎるので、その部分のリアルもとても伝わりました。
ラストのあとがきまで、完璧な物語です。
自分が発する言葉や思いは、ポジティブなものでありたい、と改めて思っています。
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