スピーチで聴衆の心をつかむコツ4選
スピーチやプレゼンなどで聞き手の心をつかむためにはどうすればよいのでしょうか。
アメリカのスピーチトレーナーであるニック・モーガン氏は、次の4つの要素が重要だと述べています。
①聴衆に心を開く。
まずは話し手が心を開く必要があります。友人や親しい人に語りかけるかのようにリラックスしてスピーチをすることで、表情も明るくなり、肩の力も抜けていきます。
心をオープンにして話せるようになると、聴衆を引きつけることができます。
②聴衆と心を通わせる。
スピーチやプレゼンの最中、聞き手を呼びかけたり、質問したり、会話を交わしたりするのです。
そうすることで、話し手と聞き手の間に絆が生まれ、継続して聴衆の注意を引くことができます。
③熱意を持って語る。
話し手がどのような感情や熱意を抱いているかなどを一語一句に込めることで、聞き手の心をつかむことができます。
つまり、感情を共有することで、会場全体が一体となってスピーチ・プレゼンを進めることができるのです。
④聴衆のメッセージに耳を傾ける。
表情やしぐさなどから聴衆の感情を読み取り、それに合わせて口調を整えていくと、さらに効果的です。
また質疑応答では、聞き手と直接会話をすることができるので、聞き手の発言を熱心に聞き、聞き漏らしはしまい、といった姿勢で傾聴するよう心がけましょう。
それにより、聞き手は話し手を誠実な人物として認識します。
上記の点を意識するだけで、驚くほど魅力的に話すことができます。
ぜひ取り入れてみてください。
【参考文献】
モーガン,ニック(2018)「嘘偽りのないスピーチの秘訣」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部訳)『ハーバード・ビジネス・レビュー コミュニケーション論文ベスト10 コミュニケーションの教科書』ダイヤモンド社、119-132
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